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出版社に採用される!出版企画力編

2013/10/04表現のしかた1つで、効果が何倍も変わる話

こんにちは、樺木宏です。


出版企画書では、ちょっとした工夫で、

まるで違ったものに見違える、というポイントがいくつかあります。

その1つが、「強みの見せかた」です。

与える印象が大きく変わります。


その中でもポピュラーなのが、

「数字で見せる」

という方法です。

これで、印象は大きく変わります。


分かりやすい例で言えば、

「儲かる」

と、

「月100万円儲かる」

では、まるで印象が違いますね。


あるいは、

「多くの人を支援し、結果がでている」

「私の支援では毎年10人以上が1000万円稼ぎを増やしている」

でも、全くインパクトが変わります。


にもかかわらず、多くの方が、自分の強みのポイントを、

「さらっと流して」書いてしまうのですね。

これは、もったいないです。


数字は一番客観的なもの。

信用されやすく、大きなインパクトを与える可能性があります。

特に商業出版では、あった事もない人の企画を、A4ペラ数枚の中で判断する、

という前提があるので、なおさら効果的。

その際注意したいのは、「読者にとってメリットのある数字」に置き換える視点をもつことです。

ここを押さえて数字で見せれば、あなたの商業出版は、さらに可能性が高まります。

 

2013/09/30あなたも必ず当てはまる、企画の8つのタイプとは?

こんにちは、樺木宏です。


さて、企画を拝見すると、ざっと見ただけでどの方向に改善すべきかが、おおよそ分かります。

ここを押さえると、最短距離で企画を良くする為のアドバイスが可能になるのです。

逆にここを外すと、いくらブラッシュアップしても空回りし、いっこうに企画が良くなりません。


では、どうすればそのポイントが分かるのか?

結論から言えば、

「その企画が、8種類の内のどれかを判断すればよい」

という事になります。


具体的には、

1、読者ニーズ、著者の資格、類書との差別化、全てを満たしている企画

2、読者ニーズと著者の資格はあるが、類書との差別化が無い企画

3、読者ニーズと類書との差別化はあるが、著者の資格が弱い企画

4、著者の資格と類書との差別化はあるが、読者ニーズが無い企画

5、読者ニーズだけはあるが、著者の資格と類書との差別化が無い企画

6、著者の資格だけはあるが、読者ニーズと類書との差別化が無い企画

7、類書との差別化だけはあるが、読者ニーズと著者の資格が無い企画

8、読者ニーズ、著者の資格、類書との差別化、いずれも無い企画

の8つです。

見て頂くとお分かりでしょうが、ポイントとなるキーワードはたったの3つですね。

つまり、実は皆さんも知識としては同様のものをすでに持っているのです。

あとは、この3つを自分の企画にあてはめて、

「自分の企画はどのタイプか?」

と考えるだけで良いのですね。

最初はタイプの判別に戸惑うかもしれませんが、慣れればそれこそ「一瞬で」分かるようになります。

後は数をこなしていけば、「一瞬で」「企画が劇的に良くなる」改善が出来るようになるのですね。


ちなみに、出版企画講座に参加されたほどの意識の高い方であれば、

「2」のタイプである事が圧倒的に多いです。

読者ニーズは"メガカテゴリー"で押さえており、著者としての書く資格も十分ある、

しかし類書との差別化だけは改善の余地がある、という企画です。

そう考えると、皆さんの企画は「2、5、6」のいずれかではないか?

とヤマを張っていくと、時間の短縮になります。


いかがでしょうか?

すぐには自分のタイプが判断できないとしたら、私に企画を送って頂ければ、すぐアドバイスさせて頂きます。

企画のご送付、お待ちしております!

 

2013/09/04新人著者がマネしてはいけない、この考え方


こんにちは、樺木宏です。


書店で良く目にするのはベストセラーですね。

平積みにされていたり、POPが出ていたりと目立ちます。

しかし、ここでちょっと注意が必要です。

「有名著者と新人著者の戦略は違う」ということを知っておかないと、

あなたの企画に悪影響があるのです。

例えば、稲盛和夫さんの「生き方」は100万部を超えるベストセラーになりましたが、

新人著者がこうした本を真似したら、全く売れない企画になります。

この本は知名度と圧倒的な実績がある人が書いたから売れているのであって、

企画内容自体が面白い訳ではないからです。

特定の悩みを解決する本ではないので、「あの人が書いた本だから、すごい内容だろう」

という期待値で買われているのです。

もしあなたにもそうしたファンが大勢いれば、同様の戦略がとれますが、

そうでない場合は全く売れない本になるでしょう。

ではどうするか、という事ですが、

多くの読者が悩んでいる問題解決をすることです。

出版は買ってくれる読者がいなければ成立しませんから、まずは読者の悩みを考えてみる。

そうすれば、売れる本になる可能性が見えてきます。

言い換えれば、「自分」からいかに離れられるか、が大切。

こうした視点をちょっと知っているだけで、著者デビューの確率は大きく上がりますよ。

 

2013/08/23企画は自力で考えるのがベスト!?

こんにちは、樺木宏です。


さて、著者デビューの支援をしていますと、

出版企画のほとんどをこちらで考える、というケースもあります。

しかしそういう場合でも、私は企画の考案方法、売れる切り口の作り方などを、

必ずプロセスからお伝えするようにしています。


なぜかと言うと、

「長く活躍してほしい」

からです。

プロセスではなく結果だけを得る、というのは確かに早いしラクなのですが、

それを失うのも早いのですね。

自分の強みは、自分で考えるプロセスそのものに価値があるのです。


例えば、出版では1冊出していきなりベストセラー、その後は待っていても出版社から

オファーが続々来る、という人はごく一部。

多くの人は、いくつものトライ&エラーを繰り返し、時代の追い風がたまたま味方になって成功、

というパターンです。

私の場合はたまたま商業出版がメインですが、他のメディアでも同じです。


そうなると、大切なのは続けること。

媒体が何にせよ、繰り返しチャレンジし続ける必要があるのですね。

また、例え最初はそこそこ売れたテーマも、時代性が変われば売れなくなります。

そこで、新しい切り口を開拓し続けて行く事が求められるのです。


もし、誰かのおかげで「結果」だけを得て、それを自分で再現することが

出来なければ、その人に依存し続けなければいけなくなってしまいます。

これは望ましくないですね。


自分で考え、新しいコンテンツを自力で生み出す力をつけましょう。

 

2013/08/20どんどん良くなる企画、いつまでも変わらない企画

こんにちは、樺木宏です。


さて、企画のブラッシュアップをしていますと、

「どんどん採用確度がましてくる企画」

「ほとんど最初から変わらない企画」

の2つに分かれます。

もちろん前者の方が良いわけですが、いざ「自分事」になると、

いろいろな感情が入り交じるようで、難しいものです。


とはいえ、結果を出す為には、ここは外せないポイント。

なぜなら、鉄砲の向きを変えないで、あたる確率を上げる事はできないからです。

的に当たる確率が低いのであれば、打つ前に、まず狙いを変えなければいけません。


商業出版で言えば、

まず「読者のどんな悩みを解決するのか」

がカラダの向きです。

その後、「どうやって似たような本との違いを出すのか」

ということが、銃の向きになるでしょう。

その上で,こういう主張をしたい、というのは照準をのぞき込む行為で、いわば枝葉末節です。


こう考えると、著者の主張を固めてしまって動かさないことが、いかに勿体ないことか、

よく分かります。

これは優秀で自分に自信がある人ほど陥りがちなワナです。

いくら優れていても、最初からあたらないのですね。

打つ前に、まず狙いましょう。

自分でも思わぬ強みが見つかるのは、この柔軟性があってこそです。

 

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