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出版ノウハウ無料公開ブログ

いなければ始まらない「読者ターゲット」

2025/12/25「しっかり読んでもらえば伝わるはず」の落とし穴

こんにちは、

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


これまで多くの、

「こんな風な本を出したい」

という、ご相談を受けてきました。


そこで毎回感じるのは、

「しっかり読んでもらえれば、良さが伝わるはずだ」

と思っている方が多いことです。


たしかに、よい内容であったり、思い入れがある内容ばかりですので、

その気持ちはよく分かります。

が、しかし。


多忙かつ毎日のように出版企画を多数見ている編集者は、

興味を引かれないとしっかりとは読みません。

タイトルを見て、企画概要を斜め読みして、目次の章タイトルをざっと眺める。

だいたい数十秒くらいでしょう。

タイトルを1瞬見て終わり、ということも珍しくありません。


このような中、「しっかり読んでもらえる」ことを前提に企画書をつくってしまうと、

「パッと見ただけでは良さが伝わらない」

企画になってしまうことは、想像に難くないでしょう。


つまり出版企画書は、読み手の事情に合わせて、

「1瞬でもよさが伝わる」よう工夫することが必須になってくるのですね。


そのため出版企画書では、

内容の説明に終始するというのは、あまり良い方法とはいえません。


説明の比率を増やすよりもむしろ、

・今までの本との違いを明確に打ち出す

・読者がこの本を読んだあと、どうなれるかをありありと想像させる

といった工夫の方をメインにすることがおすすめです。


言い換えれば、

自分が書きたいことの説明ではなく、

読んだ人がどうなれるかを、読み手の立場になって伝えてあげること。


こうした工夫を意識することで、

同じ内容の本でも、全く違ったリアクションとなることでしょう。

商業出版の主役は著者ではなく、お金を払って読んでくれる悩める読者。

そこを意識すれば、あなたの企画がグッと強くなります。

 

2025/12/18商業出版では、書きたいことを書いてはいけない!?

こんにちは、

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


今回の記事タイトル、ちょっとドキッとしませんか?

いくら商業出版で、出版社が費用を負担するとはいえ、

書きたいことを書けないのでは、本を出す意味自体が薄れてしまいます。


でも結論からいえば、

商業出版ではあまり考えずに書きたいことを書こうとすると、失敗することが多いです。

ここでいう失敗というのは、出版社に企画が通らない、あるいは仮に通って世に出ても売れない、

といったこと。

せっかく出版にチャレンジするのですから、こうした事態も避けたいところですね。


ではどうするか?ということですが。

「とあること」をふまえれば、

「あなたの書きたいことで、かつ売れる本」を両立できます。

それは、

「読者の悩みとの接点を探す」

ということです。


というものも、お金を払って本を買ってくれるのは読者だからです。

今の時代、情報はタダ同然で手に入る感覚が一般的。

そんな中でお金を払って本を買ってもらうには、それなりの動機が必要になります。

そしてその動機の中で強いのが「悩みを解消したい」という欲求です。

この欲求は強いので、本を買って読むことで解消されるのであれば、

お金を払うことも厭わない、となりやすい。

あなたの企画がそうなっていれば、読者も買ってくれますし、出版社から企画を採用されやすくなります。


逆にいえば、いくら正しくて有意義な内容でも、

「あなたの悩みを解消しますよ」

というメッセージが含まれていない伝え方であれば、読者も出版社も見向きもしてくれません。


そうならない為にも、「読者の悩みとの接点を探す」ことが、

大切になってくるのですね。

いかがでしょうか。

書きたいことを書こうとするときは、

読み手の立場になって、悩みを解消してあげる視点で書く。

これだけであなたの企画は、その後全く違った展開になります。


ご参考になれば幸いです。

 

2024/12/26本を出すときの"主役"は誰か?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版の支援を15年ほどやってきましたが、

つぐづく本を出すことは、人生の中のけっこう大きなイベントだな、と思います。


自分の名前で本が世に出て書店に並びますし、

多くの人に読んでもらえて、レビューやメール、中にはお手紙が来たりもしますし、

仕事の依頼が来ることも多いです。

おおげさではなく「人生が変わるきっかけになった」人も、大勢います。

ただ、その上であえていいますと、

「本の主役は書いた本人ではなく、読む読者」

です。


というのも、お金を払って買ってくれて、

時間を何時間もつかって読んでくれるのは、読者だからです。


またそうした労力をつかってまで、

「自分の悩みを解消したい」

「この本に書いてある境地に到りたい」

と願っているのも読者です。


だから、本の主役は読者。

本を出すことは著者にとって大きなイベントなのですが、

それでも著者は主役ではないのですね。


この点を抑えておくと、

あなたの出版企画や本の内容が、

「読者に感謝される本」

になりますし、

それは当然、「売れる本」にもつながってきますので、

あなたのブランディングに直接好影響があります。


こうした知識は、客観的に聞いている分には「なるほど」と思うのですが、

いざ自分が出版する段になって、企画を考えようとしてみると、

ほぼ必ず「自分が主役」という意識になってしまうもの。

いいかえると、感情の上で「読者が2の次」になってしまいがち。


そうなると、いかに素晴らしい本を書ける人でも、

そのポテンシャルを発揮することが難しくなってしまうので、

とてももったいないことです。


「本の主役は誰か?」。

この問いを自問自答しつつ、

あなたのポテンシャルをフルに活かした本を出して欲しいと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

2024/03/28この"1つの質問"で、本を出すチャンスが高まる

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出そうとするとき、

「私はこれを書きたい」

という想いがありますね。


それはとても大切なことなのですが、

商業出版では、もう1つ大切なことがあります。


それは、

「これを読みたい人は?」

という問いです。


具体的には、

・この本を読みたい人は、どういう人なのか?

・何に悩んでこの本を読みたいのか?

・そうした人はどれくらいいるのか?


といった問いですね。


こうした問いがないと、

「自分が書きたいこと」が中心になり、

読者不在になりがちです。


言い換えると、コミュニケーション不在ですね。


読者が少ない本は売れませんので、

出版企画なら、なかなか出版社のOKを得られません。


仮に企画が通っても、

著者と読者のコミュニケーションが無い本は、

売れない本になってしまいがちです。


そうならない為には、

「これを読みたい人は?」

という問いを、自分自身に投げかけてみましょう。


読み手がどんな人なのかを想像し、

その心情に思いを致せれば、

読者がありありと見える企画となり、

読んだ人と心が通じ、コミュニケーションがとれる本になります。

そうした本は売れる可能性が高いので、

出版社のOKも得やすくなるでしょう。


商業出版の書籍といえども、

本質は人と人とのコミュニケーション。

ぜひ読者をイメージして、

「よい関係=よい本」

を出していきましょう。

ご参考になれば幸いです。

 

2023/03/16主役は誰か?を考えればうまくいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、いきなりですが質問です。

商業出版の主役は誰でしょうか?


そう、お金を払って本を買ってくれる読者ですね。

一瞬「著者が主役」という考えが頭をよぎるかもしれませんが、

趣味のブログならともかく、

「商業」つまりビジネスとして出版する商業出版では、

お客様に貢献しなければ対価は得られません。


こうした当たり前のことをなぜわざわざ聞くかというと、

「自分事になると忘れがち」だからです。


たとえば、内容のレベル感。

ついライバル著者や、レベルの高い同僚やクライアントを意識してしまうのは、よくあることです。

そうなるとつられてしまい、「高度な内容で感心させよう」といった意識が生まれてきます。


しかし大多数の世の中の読者さんは素人なので、

「難し過ぎる」「不親切」という印象をもってしまうのですね。

そうした本は、そもそも出版企画書が出版社に通りませんし、仮に通っても売れない本になりがちです。


あるいは、具体的で例え話が多いかどうか。

プロ同士であれば専門用語を多用したほうがラクで、話も早いです。

しかし相手が素人となると話は別。

腑に落ちる身近かな事例や例え話などを増やさないと、なかなか伝わりません。


でも、そうした例を考えるのは、著者にとってストレスが大きいのです。

知っている結論だけ並べていたほうがずっとラクなので、

ついそうした「素人に不親切」な本になってしまいがちなのですね。


このように、商業出版では意外なところに「ハードル」があります。

言い換えれば、それを意識することができれば、

すでに半分はハードルを超えたようなもの。


ぜひそこを意識化して、著者のハードルをクリアーして本を出して行きましょう。

 

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