あなたも出版できる!心構え編
2013/06/24出版社にスルーされてしまう人の"共通パターン"とは?
こんにちは、樺木宏です。
さて、一生懸命企画を考えたのに、編集者にじっくり読んでもらえる人と、スルーされてしまう人がいます。
絶対に前者の方がよいですよね。
でも、多くの人は後者になってしまうのです。
それはなぜか?
「知名度が無いから」
「差別化されていないから」
「独自性が無いから」
いろいろな答えが聞こえてきそうですが、実は答えはもっとシンプル。
「自分のことしか書いていない人」
の企画は読まれません。
なぜなら、商業出版では「読者がどれだけ多いか、そして深刻に悩んでいるか」が前提だから。
それが無いと、いくら素晴らしい内容の本でも、決して売れる事はありません。。
すると、続きは見るまでもない、とされてしまうのですね。
どこでそれを判断されるかと言うと、まずタイトル、そして企画概要の冒頭です。
つまり企画書の1枚目の上半分で、読者の数が多いこと、悩みが深刻なことに触れる必要があるのです。
極端な例を上げれば、自費出版に多い「わが半生」などのタイトルは、読者について全く触れていないので、
その時点でアウト。
おそらく1,2秒でスルーでしょう。
そこまで行かなくとも、
「○○の法則」の○○の部分が素人には意味の分からない専門用語になっていたり、
「○○する方法」の○○について、類書が全く無かったりすると、同様にスルーです。
この記事を読んでいるあなたには、折角書いた企画書がそんな残念なことにならないようにして下さいね。
そのためにも、
"今の時代に、多くの人が深刻に悩んでいること"
そこに焦点を当て、問題解決を志向しましょう。
自分では無く、相手に焦点を当ててあげる。
そうすれば、スルーされる事はありません。
2013/06/17全く同じような経験とノウハウを持っている2人の出版希望者が・・・
こんにちは、樺木宏です。
全く同じような経験とノウハウを持っている2人の著者を目指す出版希望が、
1人は商業出版に成功し、
もう1人はなかなか決まらない、
という風に、明暗が分かれる、ということがあります。
さらに言えば、
1年経ったときに、何冊も出版し、今後も出し続けるポジションを築いている人と、
1冊も出せていない人、に分かれることすらあります。
こうした事例を多く見聞きしてきた私としては、私の支援する人には、
ぜひ結果を出して欲しい!と思っています。
そのための今回の記事なのですが、
結論から言えば、両者の決定的な違いは、
「行動の量の差」
である事が多いです。
もちろん、ノウハウの質の差が大き過ぎる場合はこの限りではありませんが、
私の知る限り、往々にしてそういうケースはあまり多くない。
知識を知識のままでいさせている人と、
行動に移した人には、圧倒的な差が生まれます。
なぜなら、行動は、環境を変え、自信を変え、効率を変えるから。
だから最初はわずかな違いでも、行動している人の元には、
・支援してくれる人がさらに現れ、人脈とともにチャンスが増えたり
・すでに支援している人が肩入れしてくれ、採用確度がさらに高まったり
・自信がついて嬉しくなり、ますます企画考案、提案の行動の量が増えたり
・繰り返すことで上達し、企画の質が見違えるように向上したり
・同じ内容のことを短時間にこなせるので、企画の数が増えたり
します。
逆に行動していない人の知識は、どんどん薄れていきます。
人間は復習しないと3日で8割忘れる、という説もあるくらいです。
これらが、圧倒的な差が生まれる理由です。
ではどうするか?という事ですが、これはもう行動を習慣化してしまうのが一番ですね。
やる気になったらやる、ではつぎのやる気の波が10年後になってしまうかもしれないからです。
・歯を磨くように、企画を考える。
・短くても良いので、毎日やる。
これを行動に移しましょう。
その内に、ストレスが無くなり、特にやる気をださなくても自然に行動出来るようになります。
2013/06/14出版することの本当のメリット
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版のメリットとして、
「本が書店にならぶから知名度が上がる」とか、
「著者というブランディグできる」という事が良く言われます。
また、「本を入り口としたマーケティングが効果的だから」という事も聞きますね。
これは一利あるのですが、著者が得られるメリットの本質はそんな所にはありません。
ではなにか?ということですが、
「自分が本当にやりたいことで、かつお金をもらえるコンテンツが見つかる」
この1点に尽きるでしょう。
このメリットに比べれば、上記にいくつか挙げた例などは、しょせん
「どうやってやるか=HowTo」で、枝葉の話です。
また、正しいやり方さえ知っており、行動できさえすれば誰でも再現できるものですから、
あとは方法はいろいろ試していけば、効率が上がる、というだけのことです。
しかし、「自分のやりたいことの中で、最も世の中に貢献でき、かつ現金をつかめるネタ」
は違います。
「何を提供するか=What」です。
ハウツーをいくら知っていても、「何を提供するか=What」が分かっていなければ、
そのビジネスは「どこにでもある」ものであり、「あえてそれを選ぶ必要はない」ものになります。
価格競争にも巻き込まれるでしょうし、下げたくも無い頭を下げて、どこかにしがみつく事になるかも知れません。
それはあなたの中にあるので、自分で探そうとしなければ、誰も教えてくれません。
私の支援した人は、サラリーマンであれば、出版を機に独立・起業する人がおおいのも、
枝葉のところでは無く、根っこの部分が掴めたから、なのですね。
この記事を読んで頂いたあなたは、
「自分が本当にやりたいことで、かつお金をもらえるコンテンツ」が見つかっていますか?
もしまだの方がいたらぜひ出版ノウハウを利用して、経済的、精神的自由への最短距離を歩んで下さいね。
2013/06/14出版決定はゴールではなく、通過点です!
こんにちは、樺木宏です。
いきなり結論から言います。
「出版が決まったことは、ゴールではなく、通過点です!」
文章ですが、熱くなってしまいました(笑)
なぜこんなに強調するかといえば、
「出版が決まったことで達成感を得てしまい、失速する人がいる」
からなのですね。
例えば、本の販売を全て出版社に任せて自分は何もしなかったり、
ひどい場合になると、執筆への意欲が薄れてしまう人すらいます。
達成感を得てしまうのでしょうか。
でも良く考えてみれば、本は要するに「紙とインク」に過ぎません。
本当に大切なのは、
「本当に困っている読者の悩みを解決する手助け」
です。
これが本質。
要するに、人助けをしてナンボな訳ですから、「手助けできる機会を得た」だけで
満足してしまっては本末転倒ですね。
本気で世の中に貢献しようと思っている人は、まずこうはならないですし、
この記事を読んで日々精進しているあなたは大丈夫だと思いますが、念のためにもう1度。
「出版が決まったことは、ゴールではなく、通過点です!」
2013/06/07思い入れの強さに気をつけましょう!
こんにちは、樺木宏です。
本を出せるかどうかを分ける要素に「思い入れ」があります。
こういうと、「強い思い入れがあれば本が出せるんだな」と思う人も多いでしょう。
しかし、実際は逆。
過剰な思い入れは、逆に出版決定にマイナスになるのです。
「そんなバカな!」
という声も聞こえてきそうですが、本当の話。
なぜマイナスなのかといえば「読み手が見えなくなるから」です。
商業出版はあたり前の話ですが、文字通り本を売るビジネス。
売れなければ企画は通らないことは言うまでも無いのですが、「自分の本」となると、
この客観的な視点が抜け落ちることが多いのですね。
例えば、ベストセラー書籍に似たような本があると、こうした勘違いは良く起こります。
「似た本が売れているのだから」と安易に自分の企画をひいき目に見てしまう事が多いのです。
後から本を出すということは今までの本と比べて「読者にとって新しいメリット」が必要。
でも実際は、似た本が他にも出ていないか詳しく調べ、柔軟に企画を練り直す人はほとんどいません。
これも、自分の最初に思いついた企画に対する「思い入れ」が邪魔をしているのですね。
いかがでしょうか?
もちろん良い本をつくる上で熱意は必要ですが、それは読者の問題を解決したい、
という目的に対する熱意であるべき。
企画の切り口という手段に対する思い入れは、コントロールしたいですね。
あと1歩でチャンスを逃してしまわないために、ご参考になれば幸いです。