あなたも出版できる!心構え編
2014/04/24ノウハウを活かす為の"心の枠"の取り払い方
こんにちには、樺木宏です。
出版のためのノウハウはいろいろ出回っています。
でも実は、そうした方法論ばかりでは、肝心の結果が出にくいのです。
これは、年間数百の出版企画アドバイスを作成し、お伝えしている私の経験からも明らか。
なぜ方法論だけでは結果が出にくいのか?
それは、「自分のノウハウに気づけない」ことがあるから。
見えない心の「枠」が、折角持っているコンテンツを閉じこめてしまい、
たとえ面白い企画が眠っている人でも、それに気づかずに盲点となってしまうのです。
せっかく本をだせるだけのネタを持っている人でも、それに気づかないと、
ノウハウの活用も出来ません。
ではどうするか?という事ですが、
結論から言えば、"心の枠"を取り払うと、企画はがぜん面白くなります。
例えば士業の人などは、業界団体の目も気にしがち。
「睨まれたらイヤだな・・・」という思いが強過ぎると、当たり障りのない本になってしまいます。
でも読者が求めているのは「正しいこと」ではありません。
特に約3万人ともいわれるビジネス書のコア読者は類書を多く読んでいるので、
ありきたりの正論では全く欲しいと思いませんし、編集者もそうした企画を採用しません。
実際、私が出版相談に乗っていて、エピソードを聞いた瞬間に「それいいですね!」と言っても、
「えっ、そこですか・・・?」
みたいなリアクションの時があります。
それはあまり書きたくないな・・・みたいな感じです。
でもあえてそれを書くと、あっさり企画が通ったりします。
著者の体裁や見栄、といった心の「枠」を取り払ってしまった企画は、
読者の心にストレートに響きます。
下記の本は、そうした枠を軽々と飛び越えて、出版に成功した士業の人達の本です。
枠を取り払っているあたりを、ぜひチェックしてみて下さい。
「すごい就業規則! ──ダメな職場がよみがえる「社長の本音」ルールのつくり方」
http://goo.gl/S6tgt
「そのかめはめ波は違法です!──ワクワクドキドキ大冒険しながら法律武装」
http://goo.gl/jWvYk
「ちょっと待った!! 社長! 御社の人件費 もう見て見ぬふりはできません!!」
http://goo.gl/CiyDI
2014/04/18全く同じような経験とノウハウを持っている2人の出版希望者が・・・
こんにちは、樺木宏です。
全く同じような経験とノウハウを持っている2人の著者を目指す出版希望が、
1人は商業出版に成功し、
もう1人はなかなか決まらない、
という風に、明暗が分かれる、ということがあります。
こうした事例を多く見聞きしてきた私としては、私の支援する人には、
ぜひ結果を出して欲しい!と思っています。
そのための今回の記事なのですが、
結論から言えば、両者の決定的な違いは、
「行動の量の差」
である事が多いです。
もちろん、ノウハウの質の差が大き過ぎる場合はこの限りではありませんが、
私の知る限り、往々にしてそういうケースはあまり多くない。
知識を知識のままでいさせている人と、
行動に移した人には、圧倒的な差が生まれます。
なぜなら、行動は、環境を変え、自信を変え、効率を変えるから。
だから最初はわずかな違いでも、行動している人の元には、
・支援してくれる人がさらに現れ、人脈とともにチャンスが増えたり
・すでに支援している人が肩入れしてくれ、採用確度がさらに高まったり
・自信がついて嬉しくなり、ますます企画考案、提案の行動の量が増えたり
・繰り返すことで上達し、企画の質が見違えるように向上したり
・同じ内容のことを短時間にこなせるので、企画の数が増えたり
します。
逆に行動していない人の知識は、どんどん薄れていきます。
人間は復習しないと3日で8割忘れる、という説もあるくらいです。
これらが、圧倒的な差が生まれる理由です。
ではどうするか?という事ですが、これはもう行動を習慣化してしまうのが一番ですね。
やる気になったらやる、ではつぎのやる気の波が10年後になってしまうかもしれないからです。
・歯を磨くように、企画を考える。
・短くても良いので、毎日やる。
その内に、ストレスが無くなり、特にやる気をださなくても自然に行動出来るようになります。
そして気がつけば、"出版に成功したほうの側"にいることでしょう。
明暗の"明"の方に行くための、ヒントにしてみて下さい。
2014/04/01知識を現金化する技術
こんにちは、樺木宏です。
さて、著者の持っているスキルは、
いいかえれば"知識を現金化する技術"そのものです。
頭の中にある知識・経験・ノウハウを、悩んでいる人の問題解決に変換する。
そうすることで本を買って頂き、対価としてお金を得る。
これが著者という仕事です。
ですので、本を書くという事以外にも、"知識を売るビジネス"全般に、著者のノウハウは使えます。
例えば、セミナーや、PDFによる情報商材。あるいはコンサルティングやコーチング。
それらをDVDや音声によるポッドキャストで販売するのにも、相性が良いです。
ただ、こうした事は頭で分かっていつつも、行動に移している著者さんは以外と少ないもの。
やっている人はとことんやっているが、やっていない人はほとんどやっていない、
という印象です。
これは、2つの意味で勿体ない。
1つは、キャッシュポイントをみすみす逃しているという事。
もう1つは、成長の機会を失っている、と言う事です。
前者は、販売機会を逃していると言う意味で、分かりやすいです。
セミナーにせよ、DVDにせよ、なにやらいろいろと大変なのでは?
と思っている方が多いのですが、以外とそうでもありません。
その道のプロというものはいますので、DVDでも、セミナーでも、
一緒に仕事をすれば、あっさりとスムーズに実現します。
後者の成長の機会、に関して言えば、アウトプットする事自体が、
著者としての成長に直結している、と言う事です。
ノウハウの受信感度が高まるのでインプットの効率が良くなりますし、
頭の中のノウハウを体系化して書き出すことで、脳内のシナプス同士の結合がより密になり、
組み合わせの発想がどんどん出てくるようになります。
これらが、さらに質の高いアウトプットを生み、著者としての成長に直結するのですね。
いかがでしょうか?
著者は本を書く人ではなく、知識を現金化できる人。
このようにセルフイメージを少し変えるだけで、活躍の機会がさらに広がっていきます。
さらなる飛躍の、ご参考になれば幸いです。
2014/02/14企画を弱める"依存心"のワナ
こんにちは、樺木宏です。
出版企画を考えるとき、あなたは誰を思い浮かべているでしょうか?
読者を思い浮かべるべき、とは頭で分かっていても、
つい、師匠筋にあたる人であったり、同業のライバルであったり、
"自分が"良く思われたい人"
を思い浮かべてしまう人が多いのではないでしょうか。
これは、依存心です。
誰かに頼る気持ち=依存心、これは出版企画を考える上でかなりのマイナス。
例えば、想定読者がズレて読者不在の本になります。
読者からみたら、内容が高度かつ難解なので「自分には関係ない」となってしまいます。
これでは企画は通りませんね。
とはいえ、頭で分かっていても、感情がそう動いてしまうので、なかなか一筋縄ではいかないのです。
そこで、そんな場合に最適な名著をご紹介。
<a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=22443787" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">自分に気づく心理学/PHP研究所
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¥500
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心理学のトレンドから言えばやや古めに属するものですが、
昨今の過剰なポジティブシンキング系の方法論は、その場の気分を高めるには良いものの、
中長期的な何かに欠けている、という気がしている人には役立つ1冊です。
企画を通じて自分の殻を破りたい人の、ご参考になれば幸いです。
2014/01/14出版できるかどうかを、自分で決めてはいけない理由
こんにちは、樺木宏です。
さて、名刺交換で私の肩書き(商業出版コンサルタント)をみると、
「いや〜本は出したいけど、自分はまだ無理です」
という方がいます。
これは、とても残念な考え方だと思います。
なぜなら、
「そんなの、自分で分かるはずが無い」
からです。
例えば、自分が商業出版できるかどうかを判断するためには、
下記のようなプロセスが必要です。
1)自分の持っているノウハウと事例を俯瞰で把握すること
2)それを体系化できるか検討すること
3)現在の出版市場のトレンドを調べ、今後の傾向を予測すること
4)上記を総合的に踏まえ、いつ頃自分が出版できるか判断する
これらのプロセスを、どの程度時間をかけて検討したか?という話なのです。
しかし実際は、
「全く考えたこともないが、何となく無理だと思う」
という人が99%。
つまり自分自身で、自分の可能性を狭めてしまっていることになります。
これは残念以外の何者でもありません。
これはまだ本を出した事が無い人だけでなく、既に出版した人にも当てはまります。
「毎年出版し続ける」「10万部越えのベストセラーを出す」
といったことも、基本的に同じことです。
年末年始は、1年の中でも過去を振り返り、これからの自分に思いを馳せる時期。
このタイミングで、「自分の可能性を狭めてしまっていないか?」
と自問することは、その後の人生を変えるくらい有効だと思います。
ぜひ、そうした時間を少しとってみて下さいね。