あなたも出版できる!心構え編
2013/09/09ノウハウの『宝の持ち腐れ』になっていませんか?
こんにちは、樺木宏です。
さて、私はつい日々の目先の業務をこなす事に追われがちなので、
意識的に人脈を広げる為、交流会などに定期的に参加しています。
そうした会でお会いする方々は、休みの時間を自分への投資に向ける、
意識の高い方々ばかり。
良い刺激をいつも頂いています。
でも、お話をしていると、私が感じるほどには、ご自身を評価していない人も多いですね。
「いや、私なんてまだまだ」
というのは謙遜ではなく、本気でまだまだと思っているようなのです。
これは勿体ないですね。
しかし私から見れば、ちょっと企画を工夫すれば、本が出せるレベルの人というのは、結構多いです。
特に私は、出版エージェントとしては比較的珍しい「これからの人を支援する」という
スタンスなので、なおさらそれを感じます。
なぜこういう認識の違いが起きるかといえば、多くの人は、
「貢献する対象がが定まっていない」
からだと思います。
私などは、こういう実績と経験のある人ならば、
こういう悩みをもった人向けに、こうした強みで企画がつくれる、
という風に考えます。
しかしご本人は、自分ができる事を、「自分」という枠の中だけで考えがち。
過去の延長線上で得た成功体験の範囲内しか、視野に入らないのですね。
でも、世の中の同じようなノウハウをもった他の人は、本を出しているかもしれません。
自分では当たり前のノウハウでも、、読者からみたらそれはお金を払ってでも知りたいという事はよくあります。
そこに気づけるかどうかが、自分のステージを大きく上げる第一歩ですね。
今日のまとめです。
ノウハウの宝の持ち腐れは、勿体ないです。
それを求めている人がいないか?という視点で、
読者目線で考えて見ましょう。
それだけで、出版が出きる可能性も十分にありますよ。
2013/09/05「自分には出版は無理」と思った時に知っておきたいこと
こんにちは、樺木宏です。
出版を目指していると、
「やっぱり自分には無理なのでは・・・」
とか、
「今はちょっと難しい」
と思う事がよくあります。
実は、この時が大きく明暗を分ける瞬間です。
というのも、
・今はムリでも、近い将来最短距離を行って出版に成功する人
と
・あきらめてしまい、行動自体をしなくなってしまう人
がここで別れるからです。
当然、前者がよいですよね。
そういった道をたどる人は、
「では、どうすれば本がだせるか?」
と自分に問います。
今は出せないと分かっていても、そこでさらに考えるのです。
・では、どういう本を出したいのか?
・その時、自分がとりたいポジションはどこか。
・自分が近い将来書ける内容で、もっとも売れそうなテーマはなにか。
こうやって自分の書くべきテーマがみつかると、逆算で足りないものが見えてきます。
だから、最短距離で出版に近づく事ができるのですね。
もしあなたが「やっぱり自分にはムリなのでは・・・」と思った事があるとしたら、
ぜひ参考にしてみて下さい。
2013/08/29著者と読者のギブ&テイク
こんにちは、樺木宏です。
さて、「ギブ&テイク」という言葉。
もらおうとするばかりの人には入ってこない
与えるひとには返ってくる
という文脈で、自己啓発書などでもよく使われています。
でも「著者を目指す」となった途端に、頭からスコーンと抜けてしまいがち。
出版社や企画書が入ってくると見失いがちなのですが、著者も全く同じです。
企画を通したいあまりに、「自分」にこだわり過ぎると、企画が通らない事が多い。
逆に、自分よりも「読者の悩みを解消する」ことに焦点があたっていると、
企画も通り、売れる本になっています。
これは人間性の違いではなく、自信の違いだと思います。
「自分なんか著者になっていいのか」というネガティブな感情があると、
つい同業のライバルや上の人を気にしてしまい、「自分」の枠に閉じこもってしまう。
結果、「自分はこのテーマで書きたくない」「ここは変えたくない」という注文ばかりが多く、
チャンスが減ってしまいます。
逆に外部からの提案を面白がり、柔軟に考え、読者へのサービス精神が旺盛な人は、
企画がどんどん通ります。
新人著者に限って言えば、この考え方は「法則」といっても良いと思います。
ただ、知名度があがり、出版の実績も出来、逆にたのまれる立場になると、
このあたりを全く考えていなくても、企画が通ることはあります。
でもその場合は、売れない本になりがち。
3年から5年の中長期で見れば、フェードアウトして行ってしまう人が多いようです。
今日のまとめです。
「ギブ&テイク」は法則です。
新人著者の方は特に、まずは読者への「ギブ」から入りましょう。
そのことが、チャンスを引き寄せます。
2013/08/28企画書の最大のハードルは、自分の感情!?
こんにちは、樺木宏です。
出版社に「売れる」と思われれば、その企画は通ります。
その時に最大のハードルとなるのは、何でしょうか?
自分のノウハウや経験?
市場のリサーチ?
それとも、編集者の厳しいチェック?
私は、いずれでも無いと思っています。
最大のハードルは、「自分自身の感情」だと思うのです。
例えば、最初はかなり残念な感じの漂う企画が、数回のブラッシュアップで劇的に良くなる
ことは良くあります。
こういう場合は例外なく、著者が素直な人か、出版の実現に本気な人です。
自分に足りないことがあっても受け入れ、改善していく姿勢があるのですね。
でも逆に、著者としての実績も企画もいい線行っているのに、そこから先に全く改善しないケースもあります。
原因は、意に沿わない情報を「感情的に」拒んでしまっていること。
その為、せっかく高い能力を持っている人でも、力を発揮しきれないことになるのです。
これらの違いの原因は、頭ではなく「感情」です。
なぜかと言うと、ここを変えれば良い企画に変わる、と分かっていても、
変えられないケースが多いからです。
そして、その原因は自分の「イヤだ、直したくない」という感情なのですね。
とくに私などは「1冊目の商業出版をしたい人」に特化する形で支援していますので、
こうしたハードルを超えられるよう、アドバイスも工夫を凝らすようにしています。
今日のまとめです。
良い企画への最大のハードルは「自分の感情」です。
ここを自覚できれば、可能性はぐっと高まります。
2013/08/13量をこなすだけで、結果はついてくる
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日の記事は「量」がテーマ。
なぜかと言うと、量の大切さを再確認させてくれた方がいるからです。
「なぜ、キミは上司に好かれないのか」須田稔著・自由国民社
http://goo.gl/kiemV
著者の須田さんは、約1年前に出版企画講座に参加された、プロのライターにしてコーチの方。
昨日は朝日新聞の朝刊に取り上げられていましたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて須田さんですが、最初にチャレンジした出版企画コンテストでは、残念ながら採用はされませんでした。
著者デビューはしたいものの、目の前に忙しい仕事がある日々の中、目標を維持し続けるのは大変なこと。
その後出版に対するテンションも徐々に下がっていき、このメルマガを読むのも止めていたそうです。
転機になったのは、私からのご提案でした。
私の方では、過去に企画を出してくれた方全員のプロフィールと企画を覚えているので、
勝手に企画をリライトして出版社に提案していたりします(笑)
そんな中、1つの出版社から「一度会ってみたい」という声がかかったのですね。
そこで、お引き合わせの提案をした事が、転機になりました。
とはいえ、すぐに出版が決まった訳ではありません。
実はその時の話は、編集会議で採用ならず、ストップしてしまいました。
でも、そこから行動の「量」が変わりました。
企画を次々に考案しては、どんどん私に送ってくれるようになったのです。
もちろん私の方でも、アドバイスというなの変更要請はどんどん送り返しました。
出版という結果を確信できない中、こうしたダメ出しをもらうのはつらいもの。
皆さんもそこは良くご存じですね。
しかしその結果・・・数ヶ月後には、見事商業出版が決定。
その本が、上でご紹介した本なのです。
さらにそのペースは止まらず、次の企画を既に完成させ、今回のの出版企画コンテストにも参加。
この行動の「量」が続く限り、著者としても活躍し続けるのは間違いないでしょう。
今日のまとめです。
行動の「量」をこなしましょう。
具体的には、出版企画を考え、ブラッシュアップをし続けましょう。
その事が、「結果」をもたらします。
それを言い切れるだけの「質」は、すでにお伝えしていると自負しています。
ぜひ、須田さんに続いて下さいね。