あなたも出版できる!心構え編
2013/11/07売れない企画を、どんどん考えましょう
こんにちは、樺木宏です。
さて、私は「出版する為の最短距離は?」と聞かれたら、
「売れない企画をどんどん考えることです」
と答えています。
意外でしょうか?
多くの人、特に日本人男性は、完璧な企画をつくってから提案したい、
と考える人が、圧倒的に多いですから、
「いやいや、売れない企画なんて考えたくないよ!」
と思われたかも知れません。
でも、これは事実です。
私の支援では、重版がかかる新人著者はもちろん、
1年で同時に出版を4冊決める人、3冊決める人、という新人著者が珍しくありません。
それまで全く本など出した事もなく、メディアに露出してるワケでもないのに、
なぜそんな結果がでるのか?
それが、「売れない企画をどんどん考えること」なのですね。
もちろん、売れない企画を考えようとしているワケではありません。
一生懸命売れる企画を考えるのですが、「例えダメ出しされても、恐れず考案し続ける」
という姿勢が大切なのです。
なぜなら、数多く企画を考案し、ダメ出しされ続ければ、
・どうすれば売れるか、その課題が絞られてくる
・慣れることで、ストレスが次回から少なくなり、行動が加速する
・企画スキルが上がり、売れている本の見方が変わってくる
・おなじく、書店で目の付け所が変わってくる
・周りの人も、その熱意をみて応援する
という「あなたの成長」があるからなのです。
かのエジソンも、
「失敗というものは無く、成功しない方法が分かっただけ」
という言葉を残していますが、まさにその通りですね。
私も、その考えの元に、「売れない企画をいかに売れるものに引き上げるか」
というアドバイスは、どの編集者・出版プロデューサーよりも数多くこなしている自負があります。
新人著者に限って言えば、そのアドバイスの数は、おそらく日本一でしょう。
そうして通った出版企画は、この3年で約80冊以上もあります。
だから、途中でやめたり、斜に構えて逃げ腰になることが最大の敵、と断言できます。
淡々と、粛々と、企画を考え続けましょう。
そのことが、最短距離であなたを著者に押し上げます。
2013/11/01出版企画にセンスはいらない
こんにちは、樺木宏です。
さて、「自分には企画のセンスがないから・・・」
と考えている方はいませんか?
ものすごいアイデア脳があればそれに越した事はないのでしょうが、
私はあいにくそうしたものは持ち合わせていません。
それでもここ3年で80冊以上の商業出版の企画を作り、通し、あるいは仲介して来た私の経験から言えば、
「センスや感性はなくても大丈夫」
と言い切れます。
なぜなら、企画を思いつくのは右脳ですが、それをチェックするのは左脳だからです。
"右脳が特別に優れていなくても、左脳でチェックし、ダメだったらまた右脳で考える"
これを繰り返せば、トータルで良いものが出来るのです。
つまり、右脳を左脳でカバーすれば良いのですね。
特に左脳は、論理の脳といわれています。
商業出版も、論理で内容をブラッシュアップできます。
具体的には、
・カテゴリーは売れた実績があるか?
・読者のニーズは十分か?
・著者としてのエピソードに説得力はあるか?
・類書との差別化は出来ているか?
こうしたノウハウでチェックし、修正するという積み重ねで、確実に向上出来るのです。
そこに「感性・センス」=右脳は関係ありません。
あえて言えば、何か抽象的なもののせいにしてしまう人は、
どこかで「出版にエネルギーを割きたくない」と思っているのかもしれません。
だれかに何とかしてもらおう、という甘えの気持ちですね。
商業出版に必要なセンスとは、「こつこつ努力するセンス」なのかも知れませんね。
2013/10/28「もう知っている病」につけるクスリ
こんにちは、樺木宏です。
このサイトでは、大量の出版ノウハウを公開しています。
実際のところ、過去にさかのぼって読めば、売れる出版企画をつくるには十分な情報量です。
でも、ちょっと待って下さい。
「ああ、そのノウハウはもう知っている」
と思うと、危険なのです。
例えば、自転車。
いくら良い自転車の乗り方を知識で得ても、そのまま全くミス無しに乗れるようにはなりません。
そこは、曲がったり、転んだり、という実践と失敗の繰り返しが必要です。
つまり、行動が必要なのです。
いくら質の良い情報を得ても、多くの量をインプットしても、使わなければ意味がありません。
逆に、行動しさえすれば、それは知識から自分のスキルに変わります。
そしてそれは、一生モノになるのです。
知識なら、3日経ったら8割を忘れるのが人間ですが、
一度体得してスキルになってしまえば違います。
数年間自転車に乗っていなかったからといって、乗り方を忘れる人いないですね。
行動し、知識をスキルに変えましょう。
ここで知った出版企画の知識を使って、実際に企画を考えましょう。
私の情報発信する知識が、皆さんのスキルに変わり、人生のギアを一段上げる手助けになればと思います。
2013/10/23出版あっさりに成功する人の共通点とは?
こんにちは、樺木宏です。
さて今日は、出版あっさりに成功する人の共通点についてお話します。
80冊以上の出版企画を通していると、そのウラ側を見ていると、意外な共通点が見えてくるものです。
例えば、サラリーマンの副業としてやっていることについて、約3年で4冊も出版を決めてしまった人がいます。
経験年数もそれほど多くなく、実積も多いとはいえないのですが、
いまや出版社の方から執筆のオファーがくるくらい、短期間で著者としてのポジションを築いています。
かたや、独立起業して10年以上も頑張っているコンサルタントの方で、出版を諦めてしまう人もいます。
私からみれば、もう一息で企画が通りそうなのですが、もったいないことです。
こうした違いは、どこから生まれるのか?
これはもう純粋に、続けているかどうかです。
企画を考え続けて、出版社に提案し続けてさえいれば、
実力がつき、時代も変化し、かならずチャンスはめぐって来ます。
これはもう、過去の事例が証明しています。
実は、先にお話した3年で4冊の出版を決めたサラリーマンの人にしてみても、
約半分の1年半は、全く企画が通りませんでした。
でも、頑張って続けたところが唯一の違いなのですね。
でもその単純な事が出来ないのは、出版企画考案にはストレスがかかるから。
企画考案の途中では、さらなる工夫が必要だったり、自分のアイデアにダメ出しされたりと、
ストレスがかかる場面は多いもの。
ここで、「そこまでして考えたくない」「変更はプライドが許さない」と考え中断するか、
それとも「もう少しでいけそうだ」「柔軟に対応すれば実力がアップする」と考えて続けるかの
違いなのです。
ストレスがかかっても、"自分は必ず出版できる"という高いセルフイメージを持つことが、
実際に未来を引き寄せると私は思います。
あなたは、どう思いますか?
2013/09/17キラーパスに食いつくと、ゴールが決まります
こんにちは、樺木宏です。
私の最大関心事といいますか、仕事上で常にレベルアップしたいと思っている事があります。
それは、
「どういう伝えかたをしたら、アドバイスが相手の腑に落ちるのか」
という事です。
というのも、こちらだけが企画の改善方法が分かっていても、
著者に伝わらなければ、企画が全く良くならないから。
それでは企画が通らないのですね。
例えば、私の中では企画改善の方向性がハッキリと見えている場合。
「この○○という強みは、△△という読者にとってどういうメリットになりますか?」
などと、質問する事があります。
これは、その想定読者が出版市場の中でもっとも売れる可能性がある、と判断している場合に
聞いたりします。
ただ、それをそのまま伝えると、著者さんにはそこが見えていないので、
「自分の主張したいこととズレてしまう」とか
「そうしたターゲットを読者として考えた事はなかった」となってしまい、
深く掘り下げて貰えないときがありました。
だからこそ、伝える技術に磨きをかけていこうと考えています。
これを著者の側から見れば、サッカーで自分が追いつけると考えている以上の先に、パスを出されたようなものですね。
でも、主観ではちょっと無理かも、と思ったとしても、全体像から見ればとても効果的、
という事は往々にしてあるものです。
「自分はこのへんまで」という限界を決めずに、
キラーバスに食らいついていきましょう。「出版決定」という得点が近づくこと受け合いです。