あなたも出版できる!心構え編
2013/05/27手放す力
こんにちは、樺木宏です。
出版のプロデュースをしていると、多くの実力ある人と接します。
でも、かならずしもその人の実力と、出版成功率は比例しません。
それはなぜか?
それは、
「手放す力」
が足りないからです。
手放す事でより多くを得られます。
手放して空いたスペースに、新しい、有益なものが入る余地が生まれるからですね。
逆に手放さないことで、自らの成功にブレーキをかけてしまう人もいます。
例えば、もうほとんど出版が決まっているのに、最後のひと工夫を拒んでしまい、
最後の最後で企画が通らないケース。
なぜ拒んでしまうかと言えば、企画として見せ方を変えることで、
自分の主張がスポイルされるように感じてしまうのですね。
でもこれは勘違いです。
実際は読者にとって、
「より読者にメリットを感じてもらえる見せ方」
「読者に"自分でも出来そうだ"と感じてもらえる見せ方」
になっているだけの事が多いです。
いかがでしょうか?
せっかく実力があるのに、チャンスを逃すのは勿体ないですね。
そうならないよう,「自分の枠」を外して、柔軟にいきましょう!
2013/05/25一生懸命企画を考えてはいけない!?
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日お伝えしたいノウハウは、
こういうと怒られてしまいそうですが、
"一生懸命企画を考えない"
ということ。
なぜそんな事を言うかといえば、
"その方が良い企画が出来ることが多い"
からなのです。
これには少し説明が必要ですね。
例えば、あなたが企画を考えるとき、どのようにしているでしょうか?
机にノート、あるいはパソコンを用意し、もちろんTVなどはつけず、
一生懸命アイデアを出そうと集中していませんか?
実はこれが、あまり良くないのです。
なぜなら脳がアイデアを出すのは、リラックスしているとき。
脳内ホルモン的に言えば、セロトニンが分泌されているときだからです。
そしてセロトニンは適度な運動を行っているときに分泌されやすいですから、
逆にじっとしていては、良くないのですね。
かのアリストテレスも、考え事をするときは歩きながら、という習慣にしていたそうです。
ぜひあなたも、より良い企画を考案するために、
・通勤しながら
・電車にのりながら
・食事しながら
・寝る前後にうとうとしながら
など、「~しながら」企画を考えてみて下さい。
すこし肩の力を抜いてリラックスすることで、
きっと良いアイデアが浮かんでくることと思います。
2013/05/25チャンスをつかむ為に、ノウハウよりも大切なこととは?
こんにちは、樺木宏です。
仕事柄、多くの著者を見ていますが、必ずしも実力通りの結果にならない事があります。
例えば、著者としての力量はあり、チャンスも来ているのに、あと一歩でそれを逃がす人。
逆に、条件は十分とは言えないものの、一気にチャンスをモノに出来る人。
この違いは、何から生まれるのでしょうか?
私は、これは自己評価、つまりセルフイメージの高さだと考えています。
商業出版のスキルやノウハウも、この「自己評価」の大切さには及びません。
なぜならいざという時に、追い風にもなれば、逆風にもなるのが自己評価の力だからです。
例えば、この力がプラスに働く場合。
なぜか周りが皆応援モードに入ってしまう、という人がいます。
そういう人は、迷いがないのが共通点だと感じます。
自己評価が高いと、アドバイスを取り入れる事に迷いがありません。
だからみるみる企画や原稿が良くなって行きます。
目標に向かって一直線なので、出版企画に多少足りない所があっても、編集者や私を含め、
皆がチームのように一丸となってフォローし、意外にあっさりと結果が出てしまいます。
逆に、この力がマイナスに働く場合。
もう目の前に結果がぶら下がっているのに、本人が取るのを拒むかのような不利益な
言動をしてしまう人がいます。
なぜ、こうした事が起こるのかと言えば、その重要な要素の1つは、間違いなく「自己評価」なのです。
自分に対する信頼感の低さが、周囲に投射される結果、自分の考えに固執してしまったり、不利益な情報に惑わされてしまうのです。
その結果、企画が通らない、あるいは販促が十分に機能せず本が売れなかったり、という事が起こるのですね。
こうした力は目に見えないものですが、日常、非日常を問わず、その人の人生に大きく影響しています。
商業出版で著者デビューする、などという非日常の場面を仕事にしていると、そのあたりが
本当に良く見えて来ます。
「思いあたるふしがある」と思った方は、ぜひ自分の「自己評価」を、見直して見て下さいね。
出版に限らず、高いパフォーマンスを発揮したい方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
2013/05/25あなたも危ない、プロが陥りがちな落とし穴
こんにちには、樺木宏です。
さて、最近あらためて思うのは、
いい強みを「もっている」のに、
気づいていない人が本当に多い、という事です。
これは長年やっていても、その道で実積のある人でも、事情は同じ。
自分の強みとは、本当に気づきにくいものです。
そして多くの場合、気づきにくくさせている元凶は、
「感情」
です。
せっかくのノウハウや経験が、感情に邪魔されるばかりに出てこないのです。
これは勿体ないですね。
例えば、自分を、出身業界と比較する、というのは典型的です。
そうすると、もともと持っている専門知識は業界のプロ中では常識だったりするので、
「これを話し手も、業界の中では尊敬されないな」と感じ、軽視してしまいがちなのです。
この状態で「差別化」を考え、自分のオリジナリティ、ライバルとの違いを出していこうとすると、
勿体ないことになりがち。
強みを活かせないどころか、強いライバルがいる市場に参入しようとしてしまいます。
これは、弁護士、税理士、社労士、会計士、コンサル、コーチ、カウンセラー、
デザイナー、マーケッター、経営者、サラリーマン、等々、どの業界でも例外はありません。
本人にしても業界にしても、自分の専門知識は普通なので、
世の中の皆が分かっているだろう、と思って過小評価してしまうのですね。
いかがでしょうか?
あなたも、自分自身の専門知識を過小評価していないでしょうか。
見直してみると、思いもよらぬ強みが見つかり、そのまま出版に繋がるかもしれませんよ。
2013/05/24商業出版する心構えが1分で出来る話
こんにちは、樺木宏です。
商業出版するためには、何が必要でしょか?
結論から言えば
「企画書をつくって、出版社に提案する」
これだけです。
意外とシンプルですね。
ただ、当然のことながらそこには「ハードル」があります。
どのようなハードルかと言うと、
「その本への投資は回収できるのかどうか」
という、出版社の立場です。
出版社は全てのリスクを負うことになりますので、その点を最重要視します。
それに加えて、
「その出版社のカラーに合っているか」
という要素もあります。
これらの要素を満たせば、出版は決まるという事になります。
ここで大切になってくるのは、「出版企画書」の質の高さです。
・世の中に求められている事と、自分が書きたいことのバランスをとる事
・誰に何を伝えるのか、という本質をしっかり押さえること
・読者ニーズ、著者プロフィール、類書との差別化、という視点でチェックすること
を踏まえれば、質の高い出版企画書が作成できるでしょう。
よくある典型的なつまづきは、「自分の書きたいこと」だけに焦点が行ってしまい、
客観的なチェックがなされていないことです。
また、原稿が既に出来上がっている状態だと、目次構成やコンセプトを変えることを
嫌がる傾向があります。
これは、売れる本にするのを嫌がっているのと同じで、残念なことです。
今日のまとめです。
商業出版は、「売れる」企画書をつくり、適切な出版社に提案すれば決まります。
その為にも、企画書の質を高めましょう。
また、自分の書きたいことにこだわり過ぎると、デメリットが大きいので注意しましょう。