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その他の出版ノウハウ

2014/04/15できる著者はなぜ"くだらないTV"を見ているのか?

こんにちは、樺木宏です。

さて、著者の中には、「TV番組なんてくだらないから見ない」という人は多いです。

確かに、為になる、とはとても言えない内容のものが多く、

そんな時間があったら、本を読むなど、有意義なインプットの方法はいくらでもあります。


ただ、少数ながら一部の著者さんは、「あえて」TV番組を見ている人もいます。

ただ何となく見るのでは無く、視聴率の高い番組、話題の番組、などをあえてチェックするのです。


そうする事で、今の時代、多くの人はどんな欲求や悩みを持っているのか、

という時代の感覚を、チューニングすることが出来ます。

つまり自分が好きか嫌いかではなく、読者目線を得る為に見る、

言い換えればインプットの為でなく、リサーチの為にTVを見ているのですね。


これは著者だけでなく編集者もそうですが、一時期ヒットがでても、後が続かない、

というのが普通です。

せいぜいピークは3年くらい。

それは、コンテンツが消費されてしまった、という事もありますが、

それ以外にも時代と自分の感性が、少しずつズレていくことも大きいです。

そうならない為に、長く活躍しつづけようと思う著者は、チューニングを欠かさないのですね。


また、自らの専門領域を体系化し、抽象化するレベルまでいっている人は、

アイデアの組みあわせも多彩ですから、TVを見ていても「気づき」が多いもの。


読者ニーズを捉えたい方の、ご参考になれば幸いです。

 

2014/04/08起業して良かったことしかない、私の話

こんにちは、樺木宏です。


さて、先日「働き方」というテーマで、トークライブがありました。

私はパネラーとして参加していたのですが、

進行役の方に、「起業してどうですか?」という質問をされたときに、

「起業して良かったことしかないです」

と答えたんですね。

ずいぶん楽天的だな、と思われる方もいるかも知れませんが、実際にそうなので。


するとその後の懇親会で、過去私が出版を支援し、起業を目前に控えた著者の女性から、

「勇気づけられました」と言われました。

そこで改めて、起業時の不安の大きさ、というものを思い返したのです。


確かに、当時は私もとても不安でした。

しかし幸いな事に「週末起業」というノウハウを学んでいましたので、

それまで貰っていた給料以上に稼ぐめどは、すでに立っていました。

幸いな事に、それからも右肩上がりで収入は増え続けています。

また、精神的な面でも、自分の気持ちをコントロールすべく、

本を読みあさり、実践していきましたので、なんとか不安を乗り越え、

事業を軌道に乗せる事ができました。


だから、不安はあったけど、しっかりと準備すれば乗り越えられる、

という話を、少しトークライブでさせてもらったのですね。

実際、私の支援では、著者となって提供できるコンテンツを磨き、ブランドを築き、

著者というステージで人脈を増やし・・・

という準備をした結果、起業し、成功する人が多いです。


大切なのは、適切な準備。

その事が、経済的、精神的な不安を軽減してくれます。

ご参考になれば幸いです。

 

2014/03/18本を出し続ける人に共通する"抽象化"というスキル


こんにちは、樺木宏です。


さて、ここ数年、数百人の著者と会い、企画の話をしてきましたが、

話をしていて"自分のノウハウが相手にどんどん吸収されている"

と感じる事があります。

当然、出版企画もどんどん良くなっていきますので、

企画が決まるまでのスピード感が早い。

そして、そうした人は例外なくすでに本を出し続けているか、これからそうなる人なのです。

一方、残念ながらノウハウをお伝えしても、そのスピード感が遅い人もいます。


こうした違いはどこから生まれるのか?

それは、

「傾聴と抽象化」

の2つが大きいです。

傾聴とは、文字通り話を聞く事。

これはいろいろな本にも書いてありますし、ベストセラーも出ていますので、

ご存知の方も多いと思います。


もう1つの「抽象化」ですが、こちらを意識している人は少ないようです。

これはいいかえれば、自分のノウハウが、いつでもどこからでも引き出し、加工できる状態に

なっている事。

何か聞かれて答えられるのは「知っている」と言う状態ですが、

別の分野の話を聞いて、自分のノウハウと「くっつける力」とても言うべきスキルです。


脳の状態で言えば、シナプスがありとあらゆる箇所に伸びて、いろいろな所とくっついている

状態なのだと思います。

だから、全く別の分野の話を聞いても、自分の既存のノウハウで新しい気づきが得られたり、

新しい組み合わせをどんどん創造していけるのでしょう。


こうした能力を得るのに有効だと言われているのは、「教えること」です。

頭の中からいったん書き出し、書き出されたものを目で見て再インプットする。

知らない人に教えるため、分かりやすいようにノウハウ全体を並べ替える。

こうした作業が、あなたの知識を「抽象化」し、より高い次元にもっていくのですね。

よく「教える事は、自分の方が3倍学べる」と言う言葉がありますが、

まさにこの事だと思います。


ぜひあなたも、既にお持ちの抽象化スキルを意識してみて下さい。

スキルの成長スピードが、さらにアップすることと思います。

 

2014/02/25読書の隠れた主役「本棚」の話


こんにちは、樺木宏です。


読書術についての本は多いですが、「本棚」については、ほとんどありませんね。


しかし「本棚」は、効率的に知識を獲得する上で、とても大事なところです。

なぜなら、本を読み返す際の質と量が変わってくるから。

机に積みっ放し、本棚に差しっ放し、ふと気になってもどこにいったか分からないのでは、

読み返す機会も減りますよね。

という事は、本棚次第で成長のスピードが早くもなれば、遅くもなる、という事です。


例えば「ザ・マインド・マップ」の著者トニー・ブザンも、

「大量の知識を獲得する技術」という章の中で、記憶が定着するための理想的な復習時間として、

「10分後、24時間後、1週間後、1ヶ月後、半年後、1年後」

と、実に6回も復習することを推奨しています。


つまり、いくら早く読んでも、

「読んだあとは本棚に入れっ放し、再読しない」

という事は、そこの抜けたバケツに水を入れ続けるようなもの。

入れた端から忘れていってしまうのでは、質の高いアウトプットなど望むべくもないですね。

だから、何度も読み返したくなるよう、本棚を工夫し、整理しておく事はとても大事なのです。

その並べ方も、本のサイズで並べたりするのでは無く、

「自分の頭に体系化されている順」

で並べておくと、本棚を眺めるだけで知識の構成を再確認できるので、お勧めです。


ちょっとニッチな、でも決してあなどれない「本棚」の話、ご参考になれば幸いです。

 

2014/02/1235歳からのストリートスマートのすすめ

こんにちは、樺木宏です。


さて、35歳というと、なにやら意気消沈というか、一種の諦めのようなイメージがないでしょうか。

かつて私がサラリーマンだった時代に、よく周囲に感じました。

曰く、

「もう転職も難しいし・・・」

「家のローンや、子どもの教育費も額が増えてきたし・・・」

「会社内での先も見えたし・・・」

的な空気です。


今の立場からこうした過去を振り返ると、非常にナンセンスかつ、勿体ないと思います。

なぜなら、35歳からが、ビジネスパーソンとして最も旬な時期に入っていく入り口だからです。

信用上欠かせない実績や、積み上げたノウハウ。

そして幅広い人脈や、豊富な人生経験。

これらは累積するものなので、時間を書けて積み上げるほど、

より価値が高い人材になっていくのですね。

だから、35歳未満でビジネス書を出している著者はほとんどいません。

本を書いたり、起業したり、会社枠を超えたところで活躍する人にとっては、

まさにこれから、という充実した時期なのです。


にもかかわらず、今の日本では終身雇用の採用基準が中途半端に残っているせいか、

先述したような、残念な勘違いが多い。

例えば著者などは、35歳ではまだ非常に若い方の部類ですし、

低年齢化したとはいえ、起業家にしてもそうです。

だからもう遅いどころか、本当にこれからスタート、なのですね。


そして大事な事は、これは社内の評価による役職や、世間体には何の関係もない、と言う事です。

学歴や役職といった肩書き等、社会的にカッコいい"ラベル"に関係なく、

"社会に貢献し対価として現金をつかむチカラ"はあなたの中に眠っています。

だから意気消沈などせず、世間体も常識も関係なく、

35歳から新鮮な気持ちで大活躍して欲しい。


これが私の考える、35歳からのストリートスマートのすすめ、です。

本当に大事なのは、出版そのものではなく、みずからの実績・経験・ノウハウを棚卸しして、

これから社会にどう貢献すれば、もっともリターンが得られるかを見つけ出す事。

それを考え、形にしていきたいですね。

 

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