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出版社に採用される!出版企画力編

2021/07/01時にはあえて、流行を無視しよう

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版に限りませんが、

「すでに実績のあるテーマが通りやすい」

世の中ですね。


サービス業であれ、製造業であれ、どの業種の企画会議でも、

「で、それはどれくらいうれるの?」

「そのデータは?」

といったセリフが、日常茶飯事。


それは出版業界でも例外ではなく、

すでに売れているテーマや、

今勢いのあるテーマが、

出版企画として通りやすいのは事実です。

だから書店には、似たような本がたくさん並んでいるのですね。

が、しかし。

私としては、手放しでこうした方法にならうことはありません。

もちろん、時代のニーズやトレンドは抑えますが、

あくまでそれは検討の一要素に過ぎません。


なぜなら、

似たような本を出す人が大勢いるので、埋もれてしまうから。

ブームに乗って一時期はよくても、

ブームが去った後には、その他大勢と一緒に消えてしまいます。


むしろ、

「えっ、それ何?」

「聞いたことない切り口だけど」

というような、あなたならではの内容を引き出し、組み合わせて、

オリジナリティを出すことを最初に考えます。


もちろん、その分生みの苦しみは若干ありますが、

一過性のブームには左右されにくく、

なにより、

「自分ならではの本を出した。納得いく内容になった」

と、著者さん本人が思えることが大切だと考えています。


自然と、ユニークな切り口で差別化された内容にもなりますから、

当たった時は大きいもの。


そういう意味で、

時にはあえて、流行を無視することが、

あなたのブランディングには大切なのですね。


メディアに消費されずに、長く活躍し続けるためのご参考になれば幸いです。

 

2021/03/18あなたのプロフィールは"英雄の旅"です

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


あなたの著者プロフィールは、どんなものでしょうか?

最終学歴や社歴、業務の経験年数、成し遂げた実績...

そうしたものが並んでいる人も、多いと思います。


もちろん、そうしたものは社会的証明ですので、

出版するにふさわしい人として「信用」を得る上では効果的。


でも、そこから一歩進んで、

「共感」や「好意」を得ようと思ったら、

それだけでは不十分。


なぜなら、読者はあなたを「すごい人だな」とは思っても、

「でも自分には同じことをするのは無理だろう」とか、

「上から目線でお説教されたらイヤだな」など、

警戒してしまうものだからです。


では、どうすればいいのか?

そこで活かしたいのが、

「英雄の旅」という考え方です。


アメリカの神話学者ジョセフ・キャンベルによれば、あらゆる成功物語の原形は1つしかない、とされています。

それは、

「旅立ち」→「試練(そして成長)」→「帰還」

という一連の流れです。


ギリシャ神話からハリウッド映画まで、あらゆるビジネス書や成功の物語もすべて、

この「英雄の旅」にに当てはまるとされています。

つまり、人間の脳は、この流れに強く反応するようにできてる、ということなのです。


それを、あなたが活かさない手はありませんね。

プロフィールの中で、

「旅立ち」→「試練(そして成長)」→「帰還」

という一連の流れをつくっていきましょう。


特に気をつけたいのは、「試練」の部分。

ここはいわゆるネガティブエピソードになってきますから、

むしろ隠したい人が多くなってくるためです。

ましてはそれを本に書くとなれば、

さらけ出すことを「恥」と考え、感情的に反発する人もいるでしょう。


しかしここが、

単なるすごい人と思われるか、

「共感」や「好意」をともなって尊敬される人になるかの、大きな境目。

商業出版で本を出している著者、本を出したい著者候補ともなれば、

「英雄の旅」のノウハウをすでに活用しているライバルは多いからです。

逆に、むしろ使わないと不利、とすら言えるのですね。


ぜひ赤裸々に、あなたのポテンシャルを余すところ無く、伝えていきましょう。


商業出版であなたの価値を最大限に伝える著者プロフィールの、

ご参考になれば幸いです。

 

2021/02/04逆張りでいこう!

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


書店で棚を見ていると、いろいろな本がありますね。

いろいろありすぎて、よく言えば両極端、悪くいえば矛盾している内容の本も、

横に並べて置かれていたりします。

あたなも「どっちが本当なのか?」と迷ったこともあるのではないでしょうか。


じつはこれは、歓迎すべき、健全なことです。

その理由は2つあります。


1つは、「著者にとってチャンス」だから。

あなたが書きたいテーマで、すでにベストセラーが出ていたとしても、

むしろ、ベストセラーになっていればいるだけ、あとから出す余地が大きくなるからです。

「〜のような話があるが、それは間違い」

「むしろそれは逆で、本当は○○」

こんな主張の本を後からだせば、先行している本が話題になっていればいるほど、耳を傾ける人も多くなるでしょう。

売れている本をみて「納得できない」と思ったら、著者として企画を立てるチャンス。

正々堂々、主流な意見とはまったく違う内容を打ち出しましょう。

2つ目は、「読者にとってフェア」だから。

あなたが逆張りの主張の本を出すことは、読者に公平な選択肢を与えることでもあります。

さまざまなメディアに識者や専門家が出てきて情報発信していますが、

いかんせんポジショントークが多い。

しがらみの中、立場によって最初から結論が決まっていることがほとんどです。

たとえばテレビでは、スポンサーの意向や放送局の政治的な立ち位置が、考慮されない情報はありません。

マスメディアになればなるほど、その傾向は強まります。

そんな中、広告の無い書籍というメディアで、あなたが「逆張り」の極端な情報発信をすることは、

政治的にも利害関係的にもしばられず、両面から物事を見せてあげられる、ということに他なりません。

だからあなたが逆張りの主張の本を出すことは、読者に公平な選択肢を与えることでもあるのです。


いかがでしょうか?

革新的なものは、必ず周辺の「異端」なところから生まれることは、歴史が教えてくれています。

主流派でなくとも、たとえ「異端」と呼ばれるような内容でも、自分の考えを堂々と主張しましょう。

商業出版では、むしろその方が社会に貢献でき、

企画も面白く売れやすくなり、

エッジが立ってあなたのブランディングにもなります。

まさに一石三鳥の、出版ノウハウですね。


ご参考になれば幸いです。

 

2020/12/24今、売れる本が競っている"あること"とは?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


書店で売れる本を手に取っていると、気づくことがあります。

それは、

「素人の読者でも、抵抗なくとれるようハードルが低い」

ということです。

どの業界であれ、プロが占める割合は1%しかなく、

「8割は素人」だと言われていますから、

そうした人に向けて書くことは、売れる本の必須条件なのですね。


たとえば、今年一番売れたビジネス書も、そうした工夫が目に付きます。

本の冒頭で、

「この本は、ビジネススキルを高めるのではなく、身近かな人間関係がうまくいくための本です」

と書いてあり、読者のハードルを下げているのですね。

こうした工夫があることで、

「ちょっと自分には難しそうだな、本を買ってもムダになるかも・・・」

と思っている人でも、

「これなら、自分にも役立ちそうだ!」

という印象に変わります。

立ち読み→レジに持っていってお買い上げ、という流れが、目に浮かぶようですね。


つまり、売れる本は、

読者へのサービス競争をしている、

ということです。


そしてそのサービスは、

決して高度なノウハウを「すごいでしょ」と見せるのではなく、むしろその逆。

プロからみたら当たり前のようなことを、

「どれだけ易しく、親しみやすく、再現させて挙げられるか」

というその1点。

いわば、「親切というサービス競争」なのですね。


ここを腹落ちしているかどうかで、あなたのアウトプットする出版企画は全く違ったものになり、

出版社に企画が通る確率も、桁違いに跳ね上がってくるでしょう。


競うのは、高度な内容ではなく、ハードルの低さ。

ご参考になれば幸いです。

 

2020/07/23アイデアは"出さない"ほうがうまくいく

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタントの樺木宏です。


さて、今日のタイトル。

アイデアを出さない、とはなにごとか?

と思われたかたもいるかもしれません。


もちろん、アイデア自体は大切なことです。

しかしアイデアを出そうとおもったら、意図的に出そうとしないほうがよい。

そのほうがうまくいくのです。


先日糸井重里さんのHPを拝見していたら、下記のように書かれていました。

>なんの緊張感もなく、なんの恐れもない。
> アイディアとは、こういうときに、
> 「おもらし」のように出てくるものなのだ。
> 行き詰まったり、真剣にひねり出そうとしているとき、
> アイディアは出てきてくれない。

アイデアという面で日本を代表するような方の言葉だけに、説得力がありますね。

また、日本では昔からアイデアは「三上」だと言います。

それは、

・厠の上(トイレ)
・馬の上(交通機関にゆられながら)
・床の上(ベッド)

の3つです。

いずれも、決して机に向かって、一生懸命考えるのではなく、

むしろその逆で、「力が抜けていること」が、よいアイデアの条件なのです。


このようなことから、私が出版コンサルティングの中でよく使うのが、

「無責任に(アイデアを)垂れ流しましょう」

という言葉です。


新人著者は、肩に力が入ります。

専門家としての責任もありますし、自分の名前で世に出る本となれば、なおさらです。

そういう状態で一緒にアイデアを出そうとすると、

眉にシワをよせて一生懸命考えがちなのは、想像に難くないでしょう。

それではよいアイデアは、出ません。

アイデアが出なければ、なんとなく市場にある本を調べて、

似たような後出しをすることになるのが、関の山。

それでは著者としてのブランディングとしても、なんだか残念ですね。


そうならないために、力を抜いて、よいアイデアが出せる状態にするために、

あえて「垂れ流しましょう」なのです。


私はこう思う、を垂れ流す。

根拠を気にせず、まず垂れ流す。

エビデンスを調べず、まず垂れ流す。


まずは垂れ流して「量」を出すことが先決です。

それをあとでチェックし、厳選すれば、自然とアイデアの「質」も伴ってくるのですね。


いかがでしょうか。

あなたに責任感があり、凄いプロであればあるほど、肩に力が入ってアイデアがでない。

そんな落とし穴に落ちない為にも、まずは「垂れ流す」。


自分史上、最も画期的な企画を生み出していきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

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