不安が消える、知識武装編
2013/07/04ここは押さえたい、著者の情報収集法
こんにちは、樺木宏です。
出版業界では昔から、
「良い本を書くには、たくさん本を読め」
といいます。
効率の良いインプットは、著者の力を高めてくれるのですね。
情報収集を大きく2つに分けると、
「1次情報」と「2次情報」の2つに分けられます。
「1次情報」というのは「体験」です。
自分自身が直接経験したこと、発見したこと。そしてそれは現場にあります。
出向く、インタビューする、写真をとる、メモをとる・・・・
あなたの専門分野であれば、すでに相当量の情報を持っているでしょう。
「2次情報」は「伝聞」です。
必要な情報を集め、効率良く取り入れるスキルが求められます。
また現代は情報が溢れていますから、取捨選択し、不要なものを取り入れないのも技術です。
書籍、雑誌、新聞などの紙媒体。
そして検索エンジンやソーシャルメディアなどのWeb媒体。
量が多い反面、質に関しては玉石混交で、見分ける目が必要です。
ここでは、関心のアンテナを立てて、効率良く情報収集したいものです。
一度に体系立ててその分野をマスターしてしまいたいのであれば、もっとも効率が良いのは
「書籍」です。10冊も読めば、一通りの流れはつかめます。
この「1次情報」と「2次情報」をバランスよく取り入れて行くことが、
あなたの著者力アップに繋がります。
やや抽象的な話になりましたが、情報収集の全体像を、俯瞰で見れたと思います。
あなたの情報収集に、もれているところがなかったか、重複しているところがなかったか、
チェックしてみて下さいね。
2013/06/11日本だけが出版不況、の理由とは
こんにちは、樺木宏です。
日本で出版というと、「不況」という言葉がすぐに連想されるほど、元気がないイメージがありますね。
実際、日本では1996年の2兆6千億をピークに下がり続けています。
今年も下がっており、1兆8千億を割る見通しだそうです。
が、しかし。
業界紙によると、他の先進国をみていると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどは、
軒並み前年よりも売上増であり、経済状況が芳しくない先進国でも、マイナスの国はないのだそうです。
これは意外ですね。
なぜ日本だけが元気が無いのか、との問いかけにその記事では、
「親に強要される勉強と読書が同格だから」
という意見が載っていました。
確かにその通りで、日本で"読書"というとなにか「勤勉で抑圧された」というニュアンスがありますね。
人は好き嫌いが絶対先立つように脳が出来ているので、抑圧で本を読ませようなどという教育方針が、
しっぺ返しを受けているのでしょう。
対して諸外国では、「読書は楽しみにのために読む娯楽」として確立しているのだとか。
私の周囲にも、本が好きで好きでしょうがない人がいます。
仮に、M川さんとしておきましょう。
彼は読書の話をするときは、実に嬉しそうです(笑)
喜びのために買っているのが、よく分かる。
そして、ビジネスに活かして儲かっている。
その結果、本も次々と出版し、ラジオやテレビにも出演が決まる。
ますます好きになる、の好循環ですね。
このM川さんにしても、最初から本好きだった訳では無く、必要に迫られて読んだ所、思いがけない成果が出た、
それで好きの好循環が生まれた、という事なのです。
このプラスのスパイラルがもっと広まれば、日本の出版業界ももっと元気になるのにな・・・
と思います。
読書は義務感では無く、先に「好き」という感情ありき。
その為にも、あなたと私がもっと「嬉しくなるほど結果が出る」本を、世に送り出さなければいけないですね。
2013/06/05やはり押さえたい、マインドマップ
こんにちは、樺木宏です。
私は字が下手だったので、文字を書くのが苦痛でした。
だからその昔、Windows95で初めてやったのは、ブラインドタッチを覚えること。
これを覚えたら、文字を書く機会が減って、苦痛から逃れられると思ったんですね。
そのおかげで、パソコンで仕事をすることが、どれだけラクに、かつ早くなったから分かりませんし、
つかえなかった時代にはもう決して戻れません(笑)
これはあなたにも、同意してもらえると思いますが、いかがでしょうか?
そして私が今、ブラインドタッチと同じくらい、必須の技術だなぁと思うのが、マインドマップです。
マインドマップとは、トニー・ブザンという人が開発した、脳の機能を模したノート術にして、思考技術。
というと、なにやらものものしいのですが、要は中心に1つ何か書いて、回りに広げていく書き方です。
これの何が良いかというと、思考の下手な自分を、サポートしてくれるのです。
その結果として、出版企画やセミナーやブログやメルマガや・・・・・要するに情報発信の全てが、
ラクに、かつ早くなりました。
もともと知的エリートでもなんでもない凡人の私ですが、まがりなりにも知的生産の職業で生活しているのも、
こうした便利なツールのサボートがあってこそです。
例えば、普通にメモっているつもりでも、マインドマップでやっておけば、後で加工や再構成、編集が格段にラク。
今まで通りの労力でも、「いつのまに企画が出来たの!?」「自分が話したとは思えない出来だ」といわれる事もしばしば。
でも考えてみれば、ブラインドタッチだって、出来ない頃は何かすごいことをやっているように見えました。
マインドマップも同じで、これが普通になれば、誰だって質の高いコンテンツが作れるのですね。
最近では多くの人がつかっているマインドマップ。
もともと思考力のすごい人がつかったら、もっとすごいことになります。
これは、試して見ない手はありませんね。
2013/06/05編集者との出会い、よりも大切な事
こんにちは、樺木宏です。
さて、あなたは、本を出す為には、
「編集者との出会い」と思っていませんか?
おそらく、多くの人が頷かれるのではないでしょうか。
私の回りでも本を出したい、という方は結構いますが、皆さん同じようなイメージを持っているようです。
でも実は、もっと大切だが、出版業界関係者者があまり語らないことが1つあります。
それは、「今までの環境」です。
もう少し具体的に言えば、
「今は本を出せる力量が無くても、成長して出せるようになってしまえる環境」
が大切なのです。
というのも、出版社がやることは「最後の一押し」だからです。
出版業界は「今、売れなければいけない」業界ですから、中長期の著者育成が苦手。
というか、編集者は売れっ子ほど忙しく、その時間もありません。
出版プロデューサー側も、多くの人が編集者出身ですから「じっくり成長につきあう」
という人は非常にすくないですね。
悪いいい方をすると、「すぐに本を出せそうな人を、刈り取る」という空気が主流なのがこの業界です。
私はこうした風潮はあまり好きではありません。
しかし、「これから成長できる場」にいれば、今は出せない人でも、続々著者が生まれます。
実際私が支援している例でいえば、
サラリーマンばかりで、起業していない人がほとんどの会員組織でも、毎年20冊以上
出版が決まっていたり、
最初は、「本を出すなんて考えててもみなかった」という人ばかりの10人くらい
も勉強会でも、数ヶ月で4冊決まったり、ということが起きています。
これらの共通点は、「代表の権威で派手に集めて刈り取る」のではなく、
「地味だが確実な成長」がある場所ということです。
そうした場に身を置かないと、たとえ1冊、2冊本が出せても、ネタが尽きて限界がきます。
5冊以上書いている人は、こうした「成長」ということの大切さが分かっているので、
そういうコミュニティに属しているものです。
だから、本を出そうと思ったら、編集者と知り合いになろうとか、
出版プロデューサーを選ぼうとか思う前に、まずは「成長できる場」を、
探すことが大切なのですね。
この業界もいろいろな人がいるので、こうした中長期での目の付け所が重要です。
2013/06/04あなたを批判するチームをつくった方が良い!?
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日シェアしたいノウハウは、「批判」について。
出来れば批判などされたくないですよね?
私はそうですし、それはあなたも同じかと思います。
でもこと「企画」に関しては、批判がとても有益なシーンが多いのです。
それを裏付けるかのように、ベストセラーを何冊も出しているような著者は、
自分の「ブレーン」ともいうべき、チームを持っています。
そこでは、忌憚の無い意見が交わされ、たとえ有名著者といえども容赦なくダメ出しされます。
なぜこんな事をしているかというと、その理由は3つあります。
1つは、やはり自分の事は、自分では見えにくいから。
傍から見れば明らかな強みでも、死角にはいって本人は自覚できない、なんてことはしょっちゅうです。
2つ目は、情報収集の「量」が単純に増えるから。
一人で本やWeb、新聞インプットにいそしむより、それらを持ち寄ってシェアしたほうが
圧倒的に効率がよいですね。
3つ目は、発想の角度が違うから。
同じような趣味志向の人ばかり集めてもあまり変わりませんが、
まったく違う考え方を持つ人があつまれば、多くの視点から見ることが出来、
立体的に深堀できますね。
ここで大切なことは、「忌憚の無い意見交換」ということ。
上下関係があったりしては、効果も半減。
自分自身のカベを破り、質の高いコンテンツをつくり続けたい方の、
ヒントになれば嬉しいです。