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不安が消える、知識武装編

2016/06/22自分ならではのやり方で、著者ブランドは高められる


「自分ならではのやり方で、著者ブランドは高められる」

こんにちは、樺木 宏です。

すっかり暑くなり、初夏の兆しがみえる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。


さて、著者と出版社の関係性には、とある「ライン」があります。

そのラインの手間では、こちらから企画を提案してもなかなか通らないのですが、

そのラインを超えた向こう側では、出版社から執筆依頼がきたり、逆にこちら側から断ったりする、

という逆の立ち位置になるのです。


なので私の支援では、このラインを一刻も早く超えてもらうことが、一つの目標になっています。

そのために大事なのは、「著者としてのブランド力」です。

例えば、ベストセラーが出ている、ファンが多く販売力がある、出している冊数が多い・・・

といった要素が、著者としてのブランド力を上げてくれます。


とはいえ、全てを満たさなければいけない、というものでもありません。

自分ならではの方法で、どれか1つを満たしていけばよいのです。

いろいろな要素が重なって運良くベストセラーを出せた人は、もちろん素晴らしいのですが、

そうでないからといって卑下する必要は全くありません。


人脈が広いひとなら、そのつながりをリアル・Web共に増やしていくことで、

「販売力が高い著者」というブランド力を高めて、「ライン」を超えることができます。


本を読んだり書いたりするのが好き、という人ならば、その豊富な知識に企画力を加えれば、

数多くの本を出す事で、「実績と安心感がある著者」という評価を得て「ライン」を超えられるでしょう。


これらは一例ですが、自分らしさを活かして著者ブランドを高められる、

ということを知って頂きたくてお伝えしました。


ご参考になれば幸いです。

 

2016/04/13いろいろある出版、どの形を選ぶか?

こんにちは、樺木宏です。


ひと昔前は、出版には「商業出版」と「自費出版」しかありませんでした。

商業出版とは、出版社がリスクを負って本を出す形です。

著者は印税をもらって本を書き、出版社は投資を回収するために頑張って本を売ってくれます。

自費出版は、著者がリスクを負う出版の形です。

出版社は多くの場合印刷を請け負うのみで、オプションとして一部を流通させることもありますが、

元は取ってしまっているので、あまり真剣には売ってくれません。

他にも、

自費出版が企業向けになった、「企業出版」。

自費出版の名前を変えただけの「協力出版」。

などもありましたが、比較的出版の種類はシンプルでした。


しかし、最近は事情が変わってきているようです。

上記に加えて、

データのみを販売する「電子出版」や、

注文を受けてから1冊単位で印刷する「オンデマンド出版」、

という形もよく見かけるようになりました。

制作から印刷、流通、販売などにかかるコストが極端に少ないので、

ハードルが低い点がメリットです。

紙の商業出版だとどうしても、「売れなければ出版社がOKしない」、

すなわち企画が通らないので、こうした選択肢が増えることは、

基本的に好ましいことだと思います。


ただ注意したいのは、その目的に応じて、媒体を選ぶこと。

たとえばビジネスパーソンがブランディングのために本をだすのであれば、

誰でも低額のお金を払えば出せてしまう電子出版やオンデマンド出版では、

「権威」が弱いため、ブランディング効果も弱くなってしまいます。


また、売る側がリスクを取らない形の出版では、それが紙であるか電子であるかを問わず、

結局は著者が売るしかありません。

ですので自分の知らない多くの人に届ける、ということは難しいと知っておくべきでしょう。


あるいは、確かなノウハウを持っていることを世の中に知らしめたいのであれば、

商業出版以外は、本気で品質を向上させるしくみになっていないので、

ポテンシャルを発揮した本にはしずらい、ということも考慮に入れたいところです。


いかがでしょうか?

出版に関してさまざまな選択肢が増えてきている今、

あなたの目的に応じて、手段を選びたいですね。


ご参考になれば幸いです。

 

2016/02/24本を出した「後」を先に考えよう

こんにちは、樺木宏です。


さて、本を出したあと、著者は2通りに別れます。

ブランド力が高まりビジネスへの好影響がある人と、そうでない人です。

ファンが増え、ビジネスの集客も上手く行き、だから次の本もますます売れ・・・という好循環になるか、

本を出して身近かな人に「すごいですね」とは言われたものの、他には何も起こらないか。

この違いは大きいですよね。

なぜこうした違いが生まれてしまうかと言うと、

「本を出した後について、どれだけ先回りして考えたか」に尽きます。

本を出す前は、なんとなく本を出せばいろいろといいことがあるのでは・・・

と漠然と思いがちですが、それだと効果は神頼みと同じ。

残念ながら、本が売れた後のことまでは、出版社は考えてくれないのです。

結果がついてくる人は、先まで考えています。

例えば、自分のビジネスに、読者がどう流れてくるか、その設計です。


読者は著者名や書名で、Google検索をします。

もしあなたの名前が検索結果で1ページ目に出てこなかったり、

同姓同名の人が先に上に表示さてしまうなら、そこで縁が切れてしまう可能性が高いです。


あるいは、本のテーマと、あなたの最も高額なサービスが、「読者の悩み」で繋がっているか。

もしそれが違うのであれば、読者があなたのサービスに申し込んでくることはありません。

そう考えると、いろいろなテーマで本を出すことは一見良いようで、実はデメリットも大きいことが分かります。

売れそうだと思っても、ビジネスの事を考えると、出してはいけないテーマの本、というのもあるのですね。


さらに言えば、あなたの本の主張が、本心からのものであるかどうかも、大切なポイントです。

人はあなたと本を関連付けますから、不本意な主張の本など出してしまえば、

本気になれない依頼が増えるなど、ビジネスへの悪影響も出てきてしまうでしょう。


なお、本が売れるかどうかももちろん大切ですが、必ずしも絶対必要なことではありません。

なぜなら、さほど売れなくても、テレビ出演が10本くらい決まったり、出版依頼が殺到したり、

ビジネスへの集客が上手くいったり、という事はよくあるからなのです。


いかがでしょうか?

ぜひ本を出す前に、先のことまで考え、行動に移したいですね。

あなたが出版の効果を余すことなく享受するための、ご参考になればと思います。

 

2016/02/17自分の企画が面白いかどうか、最短で気づけるやりかたとは?

こんにちは、樺木宏です。


私は仕事柄、多くの出版企画を見ますが、

ご相談を受けた時に不思議がられることがあります。

それは、企画が通るかどうか、パッと見で分かってしまう、という事です。

でもこれは私だけでなく、経験を積んだ人ならだれでもわかるものなのです。

なぜ、最初の印象で分かってしまうのか?

それは、企画のコンセプトだけを意識して見ているからです。

つまり「誰に」「何を」書くのか?という1点だけを見るのです。


そして、企画のコンセプトはまずタイトルに表れますから、

まずそこを見ます。

そこで分からなければ、サブタイトルも見ます。

もしここまでで、「誰に」「何を」書く本かが分からなければ、

その企画は「誰に」という読者が明確にさだまっていないか、

「何を」書くかと言う軸がぶれてしまっている企画、ということになります。


コンセプトが明確に分かったら、それを3つの視点でチェックしていきます。

過去の記事でも繰り返しお伝えしている、読者ニーズや類書との差別化、そして著者としての強み、

といった視点ですね。

・読者はどらくらいいるのか?

・似ている本と比べ、この本はどう優れているのか?

・自分のプロフィールとの関連は強いか?

という視点でチェックすれば、売れる本かどうかは大体判断できます。

この部分は多少の慣れが必要ですが、誰でも短時間で見分けることが出きるようになるものです。

もちろん、多くの本がしのぎを削る商業出版の市場では、そこから先の創意工夫やアイデアも大切。

ただ、少なくとも企画のチェックが自分で出きるようになれば、一定のレベルまでの企画は、自分で量産できる状態になれます。

そうなればしめたもので、多忙な中でも本を出し続けることが出来ますし、

編集者からも、「企画が分かっている著者」という評価になるので、接点やチャンスが増えるでしょう。


もちろんこれは商業出版に限りません。

ブログ記事やメルマガ、そしてセミナーやプレゼンなどにも、そのまま使えるノウハウです。

ぜひ、試してみて下さい。

 

2016/02/03出版企画は2W1Hで考えよう

こんにちは、樺木宏です。


さて、出版企画というと、「凄いことを書かなければ」という気持ちになりますね。

確かに企画を通すためには、出版社での編集会議や役員決裁を通らなければいけないので、

その気持ちはよく分かります。

ただ、複雑や難解であることは逆効果。

実は企画は出きるだけシンプルに考えた方が、企画の良さがストレートに伝わります。


そこでお勧めしたいのが、「企画は2W1Hで考える」という方法。

具体的には、

・誰に Whom
・何を What
・どのように How

です。

「たったこれだけ?」と思われるかも知れませんが、これで必要十分。

この形に集約できないとすれば、その企画は余計なものを盛り込みすぎで、

せっかくの良さが埋もれてしまって伝わらない可能性が高いです。

そしてシンプルなだけに、素早いチェックや、柔軟な修正も可能ですから、

企画を練り、高めていくことが容易なのも大きなメリットでしょう。

それぞれの項目について触れると、

「誰に Whom」では、読者の悩みに踏み込んで洞察したり、その総数が十分多いことを確認しましょう。

「何を What」では、あなたが持っている強みを活かしつつ、独自の切り口で問題解決を提示しましょう。

「どのように How」では、既存の似たような本よりもメリットがある、新しい方法を提案しましょう。


最初から全ての項目がOK、という事はなかなかありませんが、

これらのたった3項目を考え、練っていけばよいのでブラッシュアップもラクですし、

本当にエッセンスのみを抽出しているので、確実に企画を良くしていくことが可能です。

いかがでしょうか?

よいより良い企画をつくるための、ご参考になれば幸いです。

 

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