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出版ノウハウ無料公開ブログ

不安が消える、知識武装編

2015/09/01本を出すのに"出版知識"はどれくらい必要か?

こんにちは、樺木宏です。


さて、このメルマガでは商業出版するための知識をお伝えしているわけですが、

そもそも「出版知識」は、なぜ必要か、ご存知でしょうか?

というのも、別に知識などなくとも、出版社のほうからオファーが来れば本は

出せるワケですし、知識の必要性について「?」という人もいると思います。


結論から言えば、出版知識がある事で、

「初めて本を出すまでの期間が短縮でき、その後も本を出し続けやすくなる」

という事になります。


なぜなら出版社に対して「働きかける」力が、格段にアップするからです。


例えば、確かに出版社からオファーが来る事もあるわけですが、

それは「圧倒的な実績」と「時代が求めているタイミング」が一致したときだけです。

もしあなたにそこまでの圧倒的な実績がなく、知名度も無く、かつ世の中が求めていないとすると、

いつまで待っても出版社からのオファーは来ません。

待っているだけでは、本を出す時期はどんどん遅くなってしまいます。

しかし、こちらから出版社に企画を提案することが出来れば、実績や知名度は、

企画の面白さでカバーできますので、出版するまでに期間はずっと短くなります。

そして考案すればするほど、企画力は増していきますので、成功率は徐々に高まって行くでしょう。

また、本を出した後でも、次の本を出せるとは限りません。

次のオファーがくるには「売れる著者」と出版社に思ってもらうことが不可欠なのですが、

実際は重版率も2割台と低く、一般的には大半の著者さんが初版で終わってしまいます。

たとえベストセラーが出たとしても「時代が求めているタイミング」が去ってしまえば、

もう声がかかる可能性も低くなってしまいますし、知り合いの編集者に声をかけても、

残念ながらスルーされてしまうでしょう。

しかしここでも、新しい切り口をこちらで考案して、出版社に企画提案できれば、

本を出し続ける可能性は飛躍的にアップします。

時代に即した今までにない切り口の企画や、自分の意外な強みを活かした新たな企画を、

どんどん提案し続けて行けば、本を出し続けることも容易になってくるのですね。


いかがでしょうか?

出版知識があることで、出版社に働きかける力が増し、

初めて本を出すまでの期間が短縮でき、その後も本を出し続けやすくなります。

ぜひあなたも、"出版知識"を通じて、そうしたメリットを享受して下さいね。

 

2015/08/19あなたのノウハウは"主"ではなく"従"と考えましょう

こんにちは、樺木宏です。


さて、本を初めて書こうとすると、多くの人は、身の回りにいる人を想定して書こうとします。

例えばあなたのサービスを求めてやってくる、クライアントさんなどですね。

でも実は、新人著者が商業出版しようとする場合、その考え方は、ちょっと危険です。


なぜなら、ほとんどの読者は"もう間に合っている"からです。

誤解を恐れずいえば、書店にくる読者が、あなたの知識そのものを目的としてやって来る

ことは、ほとんどありません。

目的は知識そのものではなく、「明るい自分の未来」であったり、「今のこの苦痛から逃れたい」ということなのです。

あなたの知識やノウハウは、その「手段」に過ぎません。

書店には類書が所狭しと並び、読者の目は肥えています。

そうした読者に対し、あなたの知識をそのまま出したのでは、魅力的には写りません。

だから商業出版で、身の回りのクライアントをイメージしつつ企画を立ててしまうと、

ほどんどの読者を取りこぼしてしまうことになってしまうのですね。

それでは読者のニーズが少ない企画と判断されてしまい、なかなか編集会議を通らないでしょう。


ではどうするか?

ということですが、答えはシンプルです。

あなたの知識やノウハウは「手段」と考え、

読者の「目的」の方を、前面に出せばOKです。

例えば、美容のノウハウを「手段」、目的を「出世」としたのがこの本です。
「男の年収は「見た目」で決まる
 ──なぜ、一流の人は「顔色」が良いのか?」
http://goo.gl/x1hVYh

下記は、審美歯科のノウハウを「手段」、ビジネスパーソンの向上心を「目的」とした本です。
「一流の人の歯は、なぜ白いのか?
 ──日本一歯が白い美人歯科医が教える、口元コンディショニングのススメ」
http://goo.gl/N231fd


いかがでしょうか?

このように、商業出版では逆に、もう間に合っている人に買ってもらう企画が売れる本になるのですね。

あなたのノウハウは「主」ではなく「従」。

このちょっとした視点の切り替えで、あなたの知識やノウハウが、何倍もの価値に跳ね上がるでしょう。

 

2015/08/12業界で有名でなくとも、すごい実績がなくとも、本が出せるという話

こんにちは、樺木宏です。


さて、あなたの業界にも、「すごい人」はいると思います。

「あんなに実績があったら、本も出せるだろうな」

と思ったことはないでしょうか?

私も良く、「やっぱり実績が無いと、本はだせないですよね?」

と聞かれるのですが、でもここに勘違いがあります。


確かに実績はあるに越した事はありあませんが、思っているほどではないのです。


なぜなら、実績というのは、売れる本の要素とは直結している要素ではないからです。

実績が著者にとって有利なのは、

・実績の数字で説得力を高めることができること

・実績の中から、執筆のネタを引き出せるであろう期待値

があるからです。

これらはいずれも、読者が「お金を払ってでも読みたい」と思う要素そのものではありません。

せいぜい、「考えた企画を強める」あるいは「企画考案のネタに困らない」程度のものです。

つまり「あった方がよいが、それほど無くても何とかなる」

という種類のものなのですね。


だから「実績が無いと、本はだせない」と思っている人が多いのは、勿体ないことです。

例え実績が少なくとも、そこに注意を向けて行動を止めてしまうのではなく、

深く読者の悩みについて共感したり、

新しい時代のトレンドを先取りしたり、ということで、十分カバーできるのですね。

このことを知っているだけでも、自然とアンテナが立ち、出版のチャンスが近づいてくるものです。


ご参考になれば幸いです。

 

2015/07/28出版するのに特別な強みは必要はない、ということが納得できる話

こんにちは、樺木宏です。


さて、商業出版というのはハードルが高いようでいて、

実は行動に移してしまえば、意外と結果は出るものです。

決して特別な選ばれた人だけで出来る、というものではありません。


「でも、自分には特別な強みもないから、やっぱり出版は無理なのでは?」

と考えてしまうのが人情というもの。

しかしそれは、大きな勘違いなのです。


なぜなら、企画の強さは著者側だけなく、"読者"との「組み合わせ」で決まるからです。

つまり、著者側の提供するノウハウがさほど強くなくとも、

「読む読者の方をユニークに」してしまえば、強い出版企画に必ずなります。


過去の事例から、例を挙げましょう。

ダイエットに関心が高いのは普通は女性です。

だから女性に向けたダイエット本は数多く出ていますし、

過去多くの有名人や、権威ある医師が、女性に向けた数々のダイエット本を出版しており、

書店にも山積みとなっています。

ですので、もしあなたが女性に向けたダイエットの本を出そうと思ったら、

確かにハードルが高いです。それこそ、特別な強みが必要かも知れません。


しかし、「読む読者の方をユニークに」してしまえば、全く話は変わってきます。

昔ダイエットの企画を考案していたときに、読者をあえて女性ではなく、

「中高年男性」

にしたことがありました。

なぜなら中高年男性も、自分の腹が出ていることは気になってしますし、

書店に行っても、女性向けの本ばかりで、今一つピンときておらず、

悩みを長年解消出来ていない人が多いからです。

すると、「オヤジ著者が世の中高年男性にエールを送る、オヤジ専門のダイエット本」

という「組み合わせ」になり、、強い出版企画になったのです。

この出版企画が通って出版されたのはもちろんですが、

この著者さんは「中高年男性ダイエットの専門家」というユニークなポジションを取れたことを

きっかけに、その後メディア側からオファーが殺到するようになりました。


これは過去に実際にあった例ですが、いかがでしょうか?

特別な強みがなくても出版はできます。

読者の方をユニークにすれば、企画を飛躍的に強めることが出来るのですね。


ぜひ、あなたの専門分野でもこの考え方を活かし、

ブランド力を飛躍的に高めて下さいね。

ご参考になれば幸いです。

 

2015/04/22読者が目にしたときが"新刊"です

こんにちは、樺木宏です。


さて、今日お伝えしたいのは「読者が目にしたときが新刊」ということ。

これは先日懇意にしている某出版社の編集長が言っていた言葉なのですが、

「なるほど!」と深く腑に落ちたので、紹介しようと思います。

なお出版社は一応伏せましたが、例に出す書名は本物ですので、

感心のある方は調べれば分かります(笑)


さて、その編集長曰く、ミリオンセラーになった「長生きしたけりゃ ふくらはぎをもみなさい」が

ブレイクしたのは昨年ですが、実は発売は4年前の本。

20万部売れた「のび太という生き方」に至っては、発売からブレイクするまでに

なんと7年間もブランクがあったのです。


書籍というと、良く言われるのが新刊が年間8万点近くも発売されている、と言うこと。

そして書店は売れない本は一定期間はリスク無しで返本可能ですから、

どんどん新しい本を出して行かないと行けない、時代の変化を追いかけ続けないと陳腐化してしまう、

というイメージを持っていませんか?


でも読者の目線になってみれば、そもそも本がでたこと自体を知らないわけですから、

まさに"目にしたときが新刊"なのですね。


その話を聞いて思い出したのが、音楽業界の変化です。

以前は、80年代、90年代、という具合に時代別にカテゴリー分けされていたのですが、

今の若い人は、その曲がいつ発売されたかなどはあまり気にせず、

曲を聞く順番は「好きな順」など、自分の基準で分けるようになっているのです。


今はまだ「新刊」だから売れる、初速が大事、という意識が強い出版業界ですが、

読者の方はそうではなく、今後は「自分の好きな本を、好きな順番で読む。発売年は気にしない」

という方向にいくと思います。


そうなった時、私やあなたのように本を売って行きたい側としては、やるべき事は2つでしょう。

1つは、本をもっと露出させること。

埋もれてしまえば、読者の目に触れないわけですから、発売されていないのと同じ。

PRやマーケディングが重要になってきます。

本がでたら出版社まかせ、ということではなく、著者側も本を売る努力が必要です。


2つ目は、時代が経っても古くならない、法則レベルの本を出して行く事です。

時代の流行を追いかけるのも確かに必要ですが、

それとは逆に、「いくら時間が過ぎても古びない価値」を本にすることが大切。

その為には単にノウハウを並べるだけでなく、考え抜いて抽象化し、法則レベルにまで

持っていきましょう。


あなたの著者ブランドが、時代の変化を超えてますます輝くための、

ご参考になれば幸いです。

 

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