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出版ノウハウ無料公開ブログ

不安が消える、知識武装編

2013/11/26自分のことが分かっていない、という重要な知識

こんにちは、樺木宏です。


さて、よく「自分の事は自分が一番分かっている」と言いますね。

でも私、あれはウソだと確信しています。


もし自分のことが良く分かるなら、皆自分の強みを活かした企画を考えつくはずです。

しかし、現実は・・・・・

・プロで10年以上やってきた強みを、企画のテーマに取り入れていなかったり

・自分のクライアントの顕著な成功事例を、実績としてカウントしていなかったり

・多くの人が求めているノウハウをもっているのに、そっちでは無い方のノウハウにこだわったり

などなど。

そして私が「このテーマはどうでしょう?」とお勧めすると、

「考えてもみなかったが、言われてみれば確かに良いですね」

という方が実に多いのです。

これらの例は実際に私が経験したことであり、しかも相手は皆、その後出版に成功した人たち。

つまり、とても優秀なプロフェッショナル達なんです。

むしろ自分の事であればあるほど、逆に見えなくなる、というのが実情ですね。


実は、これは人間にとって普通のこと。

というのも、「脳は省エネをする器官」だからです。

脳はとても高性能な代わりに、とても多くのエネルギーを消費します。

その消費量たるや、「もし脳が全力を出したら一瞬で餓死する」と推定されるほど。

そうならないよう、脳は独自の機能で、大切なことでも深い場所に"一時退避"させ、

高いパフォーマンスを発揮できる事についてはいちいちエネルギーを使わないよう、

「あたりまえ」

にしてしまっているのですね。


これが、著者になる時にはハードルになります。

あなたの「あたりまえ」の中に、実はもっとも世の中に求められており、

ライバルと差別化できる強みが存在するからです。

でもそれに気づけない、これが優秀な人のハードルになります。

だから、「自分のことが分かっていないという知識」が大切なのですね。


ぜひこの「知らないという知識」をヒントに、あなたの強みを見いだして、

より強いコンテンツを量産してください。

 

2013/11/21自費出版をした方が良い場合がある!?

こんにちは、樺木宏です。

さて、今日お送りするのは「自費出版をした方が良い場合」についてです。

商業出版専門で、自費出版の支援はお受けしていない私が言うのもなんなのですが、

自費出版した方が儲かるケースは、実はあります。

この話をすると、出版業界をよく知っている著者さんでも驚くことが多いです。


それは結論からいえば、

"印刷した部数を売り切る販売力がある場合"です。

それなら自費出版の方が儲かります。

考えてみれば、商業出版の著者印税は多くても10%程度。

対して、自費出版なら、売上から経費を差し引いた残りが全て著者の利益となります。

だから、その部数を売り切れる販売力があるのなら、自費出版の方が儲かるのですね。


例えば、あなたがもし大企業の社長で、1万人以上いる社員全員に給料天引きで、

強制的に自分の本を買わせることができるなら、どうでしょうか?

商業出版の印税なら1万部売れても100万円程度ですが、

自費出版で売り切れば、50%が残るだけで約700万円の利益が残る計算です。


ただしここで断っておくと、自費出版と一口に言っても、自費出版専門の出版社などを

通してしまってはいけません。

中抜きされてしまうからです。

中には印税を支払わない契約のところもありますし、あっても少ない所も多いのです。

あくまで自分で印刷会社に発注して、利益を抜かれない形でなら、こうした利益を残す事が可能です。

いかがでしょうか?

もしあなたにこうした販売力があるのなら、自分で印刷して発刊すれば、最も利益を上げる

ことが出来ます。


ただし、あなたにそこまでの販売力がないのなら・・・

自費出版は止めておいた方がよいです。

そもそも本を1万部売る為に必要な流通・広告・営業の費用を考えると、

普通にやったら赤字だからです。

でも商業出版なら、その費用を全額出版社が負担してくれる上に、

編集者が執筆のサポートまでしてくれ、

なおかつ「有名出版社から本を出したプロフェッショナル」

というブランディグ効果まで得られます。

どちらがメリットが大きいかは、一目瞭然ですね。


商業出版のメリットについて客観的に見る為の、ご参考になれば幸いです。

 

2013/09/02自費出版と商業出版の違いについて、再掲します

こんにちは、樺木宏です。

よく自費出版に関連したご相談を頂くことがあります。

過去記事には書いているのですが、今回、自費出版と商業出版の違いについて再掲したいと思います。


自費出版と商業出版、似て非なるものです。

実は、見分け方はカンタンです。

「お金をどちらが払うのか?」

この1点だけで、わかります。

商業出版であれば、出版社がお金を払います。

自費出版であれば、著者がお金を払います。


商業出版の場合は、出版社が本を出すと言う行為は投資です。

回収できなければ損をしますので、良いものをつくり、売る際も真剣です。

全国に約15,000店あるリアル書店に流通しますし、宣伝広告や営業活動も行われます。

結果、著者として得られるものは

・認知向上

・ブランディング

・集客

となります。

一方、自費出版では出版社は売れずともリスクはありません。

したがって販売はもっぱら著者が自分で行うことになります。

販売力がなければ、知人に配って終わりとなるケースが多いです。

書店にならぶこと自体も追加費用のかかるオプションの場合が多いですし、

仮に書店に置かれたとしても、通常の書籍とは違う形が多いです。

ですので、自分で仕掛けて売らないかぎり、

ビジネスへの好影響は基本的に無いものと考えて下さい。

もちろん、自費出版の意義を否定するものではありません。

自分の考えが本という形にまとまるのは、有意義なことですし、喜びだと思います。


ただ、私のスタンスは、

出版は自分の価値を広く伝えるマーケティング手段であり、

目的は、ビジネスの成功を飛躍させる事

です。

そう考えますと、商業出版しか選択肢は無いという事になります。


今後も商業出版の支援をつうじて、ビジネスパーソンの成功を支援していきます。

その結果、経済的自由・精神的自由の獲得にお役に立てれば、嬉しく思います。

 

2013/07/04ここは押さえたい、著者の情報収集法

こんにちは、樺木宏です。

出版業界では昔から、

「良い本を書くには、たくさん本を読め」

といいます。

効率の良いインプットは、著者の力を高めてくれるのですね。


情報収集を大きく2つに分けると、

「1次情報」と「2次情報」の2つに分けられます。


「1次情報」というのは「体験」です。

自分自身が直接経験したこと、発見したこと。そしてそれは現場にあります。

出向く、インタビューする、写真をとる、メモをとる・・・・

あなたの専門分野であれば、すでに相当量の情報を持っているでしょう。


「2次情報」は「伝聞」です。

必要な情報を集め、効率良く取り入れるスキルが求められます。

また現代は情報が溢れていますから、取捨選択し、不要なものを取り入れないのも技術です。

書籍、雑誌、新聞などの紙媒体。

そして検索エンジンやソーシャルメディアなどのWeb媒体。

量が多い反面、質に関しては玉石混交で、見分ける目が必要です。

ここでは、関心のアンテナを立てて、効率良く情報収集したいものです。

一度に体系立ててその分野をマスターしてしまいたいのであれば、もっとも効率が良いのは

「書籍」です。10冊も読めば、一通りの流れはつかめます。

この「1次情報」と「2次情報」をバランスよく取り入れて行くことが、

あなたの著者力アップに繋がります。

やや抽象的な話になりましたが、情報収集の全体像を、俯瞰で見れたと思います。

あなたの情報収集に、もれているところがなかったか、重複しているところがなかったか、

チェックしてみて下さいね。

 

2013/06/11日本だけが出版不況、の理由とは

こんにちは、樺木宏です。


日本で出版というと、「不況」という言葉がすぐに連想されるほど、元気がないイメージがありますね。

実際、日本では1996年の2兆6千億をピークに下がり続けています。

今年も下がっており、1兆8千億を割る見通しだそうです。


が、しかし。

業界紙によると、他の先進国をみていると、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどは、

軒並み前年よりも売上増であり、経済状況が芳しくない先進国でも、マイナスの国はないのだそうです。

これは意外ですね。


なぜ日本だけが元気が無いのか、との問いかけにその記事では、

「親に強要される勉強と読書が同格だから」

という意見が載っていました。

確かにその通りで、日本で"読書"というとなにか「勤勉で抑圧された」というニュアンスがありますね。

人は好き嫌いが絶対先立つように脳が出来ているので、抑圧で本を読ませようなどという教育方針が、

しっぺ返しを受けているのでしょう。


対して諸外国では、「読書は楽しみにのために読む娯楽」として確立しているのだとか。

私の周囲にも、本が好きで好きでしょうがない人がいます。

仮に、M川さんとしておきましょう。

彼は読書の話をするときは、実に嬉しそうです(笑)

喜びのために買っているのが、よく分かる。

そして、ビジネスに活かして儲かっている。

その結果、本も次々と出版し、ラジオやテレビにも出演が決まる。

ますます好きになる、の好循環ですね。

このM川さんにしても、最初から本好きだった訳では無く、必要に迫られて読んだ所、思いがけない成果が出た、

それで好きの好循環が生まれた、という事なのです。


このプラスのスパイラルがもっと広まれば、日本の出版業界ももっと元気になるのにな・・・

と思います。

読書は義務感では無く、先に「好き」という感情ありき。

その為にも、あなたと私がもっと「嬉しくなるほど結果が出る」本を、世に送り出さなければいけないですね。

 

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