不安が消える、知識武装編
2013/06/04あなたを批判するチームをつくった方が良い!?
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日シェアしたいノウハウは、「批判」について。
出来れば批判などされたくないですよね?
私はそうですし、それはあなたも同じかと思います。
でもこと「企画」に関しては、批判がとても有益なシーンが多いのです。
それを裏付けるかのように、ベストセラーを何冊も出しているような著者は、
自分の「ブレーン」ともいうべき、チームを持っています。
そこでは、忌憚の無い意見が交わされ、たとえ有名著者といえども容赦なくダメ出しされます。
なぜこんな事をしているかというと、その理由は3つあります。
1つは、やはり自分の事は、自分では見えにくいから。
傍から見れば明らかな強みでも、死角にはいって本人は自覚できない、なんてことはしょっちゅうです。
2つ目は、情報収集の「量」が単純に増えるから。
一人で本やWeb、新聞インプットにいそしむより、それらを持ち寄ってシェアしたほうが
圧倒的に効率がよいですね。
3つ目は、発想の角度が違うから。
同じような趣味志向の人ばかり集めてもあまり変わりませんが、
まったく違う考え方を持つ人があつまれば、多くの視点から見ることが出来、
立体的に深堀できますね。
ここで大切なことは、「忌憚の無い意見交換」ということ。
上下関係があったりしては、効果も半減。
自分自身のカベを破り、質の高いコンテンツをつくり続けたい方の、
ヒントになれば嬉しいです。
2013/05/30凄いアイデアが勝手にたまっていく習慣とは?
こんにちは、樺木宏です。
さて、日常の中で、
「いいアイデアを思いついた!」
「いい事を聞いた!」
「いい本を読んだ!」
と思う事、ありますよね。
いわゆる「気づき」です。
知的生産に関わるビジネスパーソンとしては、大事にしたい所ですが、
「後で思い出そうとしても忘れてしまった」
と言うことも、ありがちですよね。
記憶を過信すると、せっかくのアイデアを取りこぼしてしまいます。
というのも、自分が思っている以上に、人は忘れる生き物だからですね。
「忘却曲線」で有名な心理学者のヘルマン・エビングハウスによれば、
記憶は20分後には、42%を忘れ、1日後には、74%を忘れるそうです。
そうならない為に有効なのは、2点です。
・すぐメモを取ること
・後で読み返せるようにすること
ですね。
これらは当たり前のことではありますが、実行出来ている人が少ないのもこの分野。
ついつい面倒くさくなり、先送りにしがちだからです。
そこで有効なのは「習慣化」です。
例えば、メモ。
常日頃持ち歩くスマートフォンや携帯で、メモしたり、音声を吹き込むと有効です。
とくに画面に手書きで書ける「SpeedText」というアプリは、
2タッチくらいで自分のメールなどに転送できて便利です。
また、後で読み返す為には、「どこにあるかが分かる」事が大前提。
そこで、一括して情報を放り込んでおき、いつでも検索できて便利なのがEvernote。
どの端末からでもアクセスできるので、何度も読み、長期記憶に定着させるのに向いています。
いちどこのような「記憶に頼らないしくみ」を習慣化すると、
今まで取りこぼしてきたものの多さに驚くかもしれません。
知識とアイデアが生命線の我々としては、ここはぜひ押さえておきたい所ですね。
今日のまとめです。
人間、忘れるのが普通です。
取りこぼさない工夫と、繰り返し読むしくみ。
この2点で、知的生産にさらに磨きをかけて行きましょう。
2013/05/30ラクに書くためのたった1のヒント
こんにちは、樺木宏です。
「執筆」と聞いて、あなたはどんな言葉を思い浮かべますか?
きっと、「つらい」とか「大変」などのネガティブな言葉が、浮かぶ人が多いと思います。
小学校の読書感想文とか、結構大変でしたよね?
あんな感じをイメージする人が多いように思います。
実際、せっかく出版が決まっても、書くのが大変なばかりにずるずると伸びてしまい、
なかにはそのまま出版が中止に・・・という残念なこともあり得ます。
そうした事態は、ぜひ避けたいですね。
私は、書くのが大変なのは、机にしがみついているからだ、と思います。
机にしがみついても、書けない。
ならばいっそ、しがみつくのをやめてしまいましょう。
そういうと、書くには机で作業する必要があるじゃないか、と言われそうですが、実はそれだけではありません。
というのも、書くこと自体は確かに机や、それに近い場所で行う必要があると思いますが、
「何を書くか考える」ことは、いつでもどこでも出来るのですね。
さらに言えば、体が適度に動いているときの方が、より脳が活性化するのです。
このことを脳内物質で言えば、
「セロトニン」の分泌ということになります。
このセロトニンは脳のリラックスとコントロールを司るため、アイデアなどが出やすい。
逆に言えば、机にしがみついているから、脳が活性化しない、つまり書くのが辛いのですね。
もちろんベテラン著者でも、書くというのは大変なのですが、
やり方次第で、ずっとラクになるのも執筆というもの。
こうした情報を知っているだけで、気持ちがグッと楽になりますね。
あなたも、机にしがみつくのをやめ、ラクに本を書き上げて下さいね。
2013/05/29出版社からオファーが来たときに、気をつけたいこととは?
こんにちは、樺木宏です。
さて、今日あなたにお伝えしたいのは、出版社からオファーが来たときに気をつけたいこと、です。
こういうと、
「出版社からオファーがくるんだから、良いことづくめなのでは?」
と思われるかも知れません。
でも実は、結構落とし穴があるんですね。
結論からいいますと、それは下記の3つです。
1)企画が通りそうで通らない
2)ビジネスにメリットがない
3)出し続けられない
それぞれご説明しましょう。
まず1)の「企画が通りそうで通らない」です。
これはなぜかというと、編集会議で通るかどうか、出版社からオファーが来た時点では、
まだ決まっていないことが多いから。
編集者がいくら気に入っている企画でも、編集会議で不採用になるのはよくあることです。
また、出版社で企画が通ることと、書店で売れることはまた別の問題です。
あなたの持っているコンテンツは、もっと売れる切り口が隠されているかも知れないのです。
であるならば、編集者からオファーがあっても、その企画をさらにブラッシュアップすべく、
著者側からもアイデアを出したり、工夫し続けなければいけないですね。
次に2)のビジネスにメリットがない、について。
これは、あなたのビジネスと、書籍のテーマが、1つの延長線上にありますか?、という事です。
もし無いのであれば、少なくとも今のビジネスには、好影響は少ないでしょう。
なぜなら本を読んだ読者が、悩みをさらに解消すべくあなたのHPを訪れても、
その商品やサービスが用意されていないからですね。
こうなると出版したメリットも半減です。
出版社からオファーが来ると嬉しいものですから、ついこのあたりのチェックが
おろそかになりがち。
嬉しさをぐっとこらえて、自分とビジネスを客観視することが大切ですね。
最後に、3)の出し続けられない、についてです。
出版社からのオファーは、その時々の「売れるテーマ」です。
それは良いのですが、あなたの「著書のラインナップ」から見たらどうでしょうか?
この視点はとても大切です。
というのも、出すテーマが拡散してしまうと、ファンや読者が離れてしまうから。
過去にベストセラーを出しながら、だんだん売れなくなってしまう人は、
そのあたりがおろそかになっていたケースが多いです。
例えば、お金や仕事の本を出したと思ったら、美容やダイエットの本も出し、
テーマがよく分からない自己啓発本も出す・・・
というようなことです。
このあたりは、どうしても自分では分かりずらいことですから、周囲のアドバイスに耳を傾ける
努力が必要ですね。
いかがでしょうか?
本を出すのも大切ですが、それ以上に大事なのが「出し続けること」。
出版社からオファーが来たときには、こうした点に気をつけ、
素晴らしい機会としてくださいね。
2013/05/27書くネタが無い!と思っている人の勘違いを解除される話
こんにちは、樺木宏です。
さて、「本を書きたいけど、200ページにするほどのネタはないんですが・・・」という人に良く会います。
また、「何冊か出してネタが尽きてきた・・・」と感じている人も、多いようです。
皆さんはいかがでしょうか?
結論から言いますと、こうしたケースのほとんどが、杞憂です。
というのも、良く話を聞いてみると、執筆のネタを沢山持っている人が多いからです。
気づいていないか、忘れているだけなんですね。
なぜ有るのに「無い」と思ってしまうかといえば、
今の記憶だけで判断してしまっているからです。
例えば、私が出版支援をする場合、その人のセミナーや講演を連続して聞きに行く、
ということをします。
そして、ただ聞くだけではなくて、マインドマップに全部残しておきます。
企画を考える段になって、過去のそうした情報の蓄積をつかいます。
具体的には、
・分類し、
・階層を並び替えて、
・方向性を考え、
・不足部分を追加する、
こうしたことを別々にやるのですが、
そうして加工した情報を企画書や目次構成にして本人に見せると、
「これを自分が話したの!?」
というリアクションであることが、本当に多いのです。忘れてしまっているんですね。
「すごいですね」
と言われたりしますが、すごいのは話した当人のあなたです(笑)
本人は自分を過小評価しているのですが、それに気づかない。
気づいてさえいれば書店に本が並ぶかも知れないのに、気づかないからそれが起きない。
これは実に勿体ないです。
だから、自分自身の知識を今の記憶だけで判断するのはやめましょう。
過去の蓄積を利用するだけで、可能性が大きく広がってきます。
ノートにペンでも良いですし、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどがあれば、それに記録しておきましょう。
その形式も、あとで自分が見やすければ、何でもよいでしょう。
そうすれば、忘れてしまってもOK。
あなたのノウハウは、本になる日をまって待機していてくれるのですね。