HOME > 出版ノウハウ無料公開ブログ > あなたに隠された「著者の強み」に気づく

出版ノウハウ無料公開ブログ

あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2013/06/11理由はよく分からないが、心を動かされることの秘密

こんにちは、樺木宏です。


よく雑誌に人生相談コーナーってありますよね。

皆さんは読まれますでしょうか?

私はとても印象に残っているものがあります。


もう20年くらい前になりますが、ちょっと変わったその人生相談コーナーの名前は、

「マス大山の正拳一撃」。

マス大山とは、極真空手を創始し、全世界で2,000万人とも言われる組織を作り上げた凄い方。

どんな内容かと言うと、

[相談者]「いじめられています。悔しいのですが、どうしたらよいのでしょうか」

[マス大山の回答]「キミはまずそいつを殴らなければならない。そして相手が謝ってきたなら、許してやってもよい」


という感じでした(笑)

いじめっ子もびっくりのスゴい内容ですが、当時私はカラテをやっていた関係もあって、

とても大まじめに読んでいました。


さて、私がなぜこのコーナーを思い出したかというと、ふと、

「あれはものすごく理にかなっていたのでは?!」

と気づいたから。


例えば、どう行動すれば利益を最大化できるのか、という戦略を学ぶ時、

ビジネス書にもよく引用されるのが「ゲーム理論」と「囚人のジレンマ」。

お互いに協力し合った方が得なのに、自分の利益のみを追求している限りは互いに

裏切りあってしまい、全員が損をしてしまう、という話です。


このゲーム理論でもっとも自らの利益を最大化する戦略は、

「しっぺ返し戦略」と呼ばれるものです。

1)自分は相手に対し、友好的で協力的な対応をする。

2)でも相手が裏切ってきたら、即座に裏切り返す。

3)相手が心を入替えて友好的になったら、こちらも協力的に戻る


シンプルですが、自らも利益を最大化するだけでなく、相手もWin-Winになるすぐれた戦略で、

皆がこれを実践すれば、世界が平和になる可能性すら秘めた内容なのですが、

なんとこれが、マス大山の痛快なイジメ対処法と同じなのですね。

当時は一種の痛快さというか、カタルシスのようなものだけを求めて読んでいた気がしますが、

今改めて考えてみると、いじめの対処法を越えて、ビジネスパーソンの行動戦略にも

そのまま通用する内容で驚くばかりです。


このように、力強いメッセージには、意外な「理」があることが多いです。

「理由はよく分からないが、心を動かされること」。

それは一見、破天荒に見えても、実はとてもスゴいノウハウなのかも知れません。

別の視点から言えば、皆さんのビジネスノウハウも、「力強いメッセージ」の周囲に、

こうした「ダイヤの原石」が眠っている可能性が高いのですね。

 

誰かの記憶に20年以上記憶に残るような印象深い、情報発信を目指しましょう!

 

2013/06/10自分に気づくと企画力が跳ね上がる!?

こんにちは、樺木宏です。


出版企画を考えるとき、師匠筋にあたる人であったり、同業のライバルであったり、

を思い浮かべて出版テーマを考えてしまう人は多いのではないでしょうか。

実際多くの人が、読者ではなく、自分が良く思われたい人に向けて書いてしまう傾向があります。


これは、依存心です。


頭で分かっていても、感情がそう動いてしまうので、なかなか一筋縄ではいかないですね。

でも、企画が読者不在になってしまい、せっかく持っている力量を発揮できなのは、

大変もったいないことです。

今日は、そんな場合に最適な名著をご紹介。

「自分に気づく心理学」加藤諦三・著

心理学のノウハウとしてはやや古めに属するものですが、

昨今の過剰なポジティブシンキング系の方法論は、セルフイメージは高めるには良いものの、

なにかが欠けている、という気がしている人におすすめしたい1冊です。

 

2013/06/10「出版企画が通りやすい人」に共通することとは?

こんにちは、樺木宏です。


今日の記事タイトル、これから本を出したい人、出し続けたい人は、当然気になる所ですよね。

出版企画が通りやすい人、というのは確かにいます。


あなたは何が要因だと思いますか?

知名度があるから?

実績がすごいから?


私がこの2年強で60冊以上の通してきて確信するのは、そのどちらでも無い、と言う事です。

知名度がある有名著者でも、企画が通らない人は大勢います。

実績がすごくても、なかなか本を出せない人もいます。


それ以前に大切なのは「自己開示」なのです。

というのも、出版企画を考えるというのは、ある意味自分の半生をさらけ出す、という側面があるから。

そして重要なことは、「強みは弱みの中にあることが多い」という事実です。

つまり、ここで躊躇してしまうと、自分のせっかくの強みを企画に活かせないのですね。


例えば、かつてとても貧乏だったが、今は成功している人がいるとします。

その人が、過去を隠してしまうと、「ただの成功者」です。

そんな人は世の中に大勢いるので、他の著者と差別化されません。

ということは、企画もユニークなものになりずらいので、なかなか通りません。

しかし、「貧乏のどん底から這い上がった成功者」ならどうでしょうか?

インパクトが格段に違いますね。

「そんなに低いところから這い上がった人の言うことなら、すごい内容なのでは」

という出版社の期待も高まりますし、

「そんな状態からでも成功できるのなら、自分にも出来そうだ」

という読者のメリットにも直結します。


このように、あえて弱みを自己開示することは、著者にとってとても大切なこと。

そして、本を出しやすい人に共通する特徴でもあるのですね。

あなたの自己開示はどうでしょうか?

 

2013/06/04自分を俯瞰で見れば、企画は必ずある


こんにちは、樺木宏です。


さて、この仕事を初めてから、約80冊の出版企画を通してきました。

その中でも売れている本に共通するのは、

「自分の強みを活かし、読者のニーズがあり、かつ類書と差別化されていること」

です。


この3ポイントは、何度かお伝えしていますので、以前から私の記事を読んで頂いているあなたは、

すでにご存知のことと思います。

とはいえ、私の見る限り、依然として9割以上の人は「自分の書きたい事」ばかりに焦点があたっています。

「自分の強みにはなかなか気づかないし、類書との比較もなかなか難しい」

こういう人がほとんど。

つまり、知識として分かっているだけでは、不十分なのですね。


では何がプラスアルファで必要かと言えば、

「自分を俯瞰で見ること」

です。

もっと具体的ないい方をすれば、人称を上げる、という事。

多くの人は、最初は「自分の書きたい事を書く!」という、「私」の段階。

これは1人称ですね。


そこに「読者」という相手を想定できる人は、2人称の段階。

誰の問題を解決しようか?と考えはじめればしめたものです。


そして最後に、「他の著者の本と比較してどうか?」とか、「今の時代このテーマはどうか?」

という比較、つまり3人称の段階になってきます。

ここまで自分を客観視できて初めて、

「自分の強みを活かし、読者のニーズがあり、かつ類書と差別化されていること」

を見つける事ができるのですね。

こうなれば、その企画は通る直前まで来ているといって良いでしょう。


あなたの人称は、何人称でしょうか?

もし、自分の人称が低い、と思っても、焦る必要はありません。

客観視できれば企画は通る、と分かった訳ですから、

そのスキルを伸ばすなり、第3者の客観的なアドバイスに耳を傾ければよいのですね。

人称を上げて、企画をグレードアップさせて行きましょう。

 

2013/06/04自分では気づかない才能に目覚める方法とは?

こんにちは、樺木宏です。


「強みを発揮すれば成功する」とは、本やセミナーで多く語られていることですね。

出版でも「どう書くか」よりも、「何を書くか」の方が圧倒的に大切です。

というのも、企画の内容がその人の人柄や強みと結びついていなければ、

強い企画になり得ないからですね。

自分自身に眠っている面白い企画のネタで、ベストなものは何か?

言い換えれば「自分の才能は何か?」を探すことは、成功する為の最初にして最大の、

重要事項と言っても良いかもしれません。

私の仕事も、ある意味その人の「才能探し」という側面が強いです。

なお、ここで言う才能とは「常に完璧に近い成果を生み出す能力」であり、

学習と経験によって得た知識・技術ではありません。

さて、かくも重要な「才能」ですが、具体的にはどのように探したらいいのでしょうか?

結論から言えば、才能を研究し、体系化している人や本に学ぶことが最短距離でしょう。

自分だけで考えていては、気付いた時には人生の残り時間わずか、と言う事にもなりかねません。

なぜかと言うと、もともと才能とは自分では気づきにくく出来ているからです。

「ポジティブ心理学の祖父」といわれるドナルド・O・クリフトンによれば、

「無意識に繰り返される思考・感情・行動のパターン」とのこと。

(参考:「さあ、才能に目覚めよう」日本経済新聞出版社刊)

自分では当たり前と思ってしまい、それが自分に特有のこととはイメージしずらいのですね。

実際、私も企画書にぜんぜん強みが書いておらず、会っていろいろ質問すると、

すごいものを持っていた、というケースが良くあります。

そうした時に皆さんが言うのは「他の人はそれやってないんですか?」です。

このように、自分では無意識にやっているので、当たり前すぎて強みに気づかないのですね。


上の参考文献などの書籍で「才能」について学ぶことは、人生にとって大変有意義な気付きを

あなたに与えることと思います。


ここで、才能についてもう少し詳しくお伝えします。

才能とは、繰り返される思考・感情・行動のパターンであることはすでにお伝えしました。

では、なぜこのパターンが生まれるか?と言う事ですが、その理由は脳細胞にあります。

脳細胞同志の結びつきは「シナプス」といわれる接合によるものですが、

その伝達の流れやすい経路が、一人一人異なるのです。

これが、いわゆる「才能」の正体です。

そして興味深いことに、そのシナプスは3歳までに回路が全て出来上がり、

16歳ごろまでに大半が壊れてしまうのです。

なぜかと言うと、回路を絞り込むことで、より高速で優れたものになるから。

もし絞り込まれず全ての回路が残っていたら、外界からの刺激が多過ぎて知覚機能が

マヒし、「概念」を持てなくなり、何かを感じたり、人間関係を築くことも出来なくなる

と言われています。

このように、才能とは大変重要なのですが、自分では気付きにくいものなのですね。


自分の才能に気付く事が、あなたの成功を加速します。

すでに深い見識のある、良書やセミナーで学びましょう。

 

PageTop