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出版ノウハウ無料公開ブログ

あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2019/03/14"あなたならではの本"を出すたった1つコツとは?

こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。

さて、世の中には本が多く出回っていて、

書店では似たような本がひしめいていますね。

こんな中、埋もれてしまわずに、

「あなたらではの存在感を放つ本」

を出すには、どうしたらいいのでしょうか?


こう聞くと、

「とても難しそう」

という印象を持つ人も、多いかもしれません。


でも実は、それほどでもないんです。

結論から言えば、

「事実ではなく、意見を主張する」

だけでいいんです。


多くの人は、「本を出す」ということについて、

必要以上に「堅いイメージ」をもっています。


また、自分の名前で世の中に出す、となると、

周りの目や、批判が怖くなる、という面もあります。

これは、本を出そうとした人にしか、なかなか分からない怖さです。


こうしたこともあってか、

多くの人が、安心するために、

「誰もが正しいと思う事実」

を、本の主張にしてしまいがちなのですね。


さらには、自分の意見を控えてしまい、

「自分の中の熱い面」「ユニークな面」

を、必要以上に押し殺してしまう、ということも。

しかしこれは、ちょっと考えれば誰にでもわかりますが、

「その他大勢と同意見」

と言っているのと同じこと。

そつない本にはなるでしょうが、

読者の心に刺さるということも、なくなってしまうでしょう。

もちろん、あなたならではの個性を活かすということも、

できなくなってしまいます。


だから、企画も通りにくくなるし、

仮に通ってもあまり売れない。

だからますます怖くなり、無難な正しいことを探し・・・

こんな負のループに陥ってしまっている人は、大勢います。

逆に、「あなたの意見」を書けば、話は変わってきます。


「実は、○○はとてもすごい!」

「世の中では少数派だけど、こちらが正しい」

「否定する人も多いかもしれないが、私はこう思う」


こういう主張の本であれば、

「えっ、なにそれ!?」

と気になる読者も増えますし、

「なるほど!」

と共感する読者も増えます。

自然とあなたの存在感もアップし、独自性のある本となるでしょう。


もちろん、

「何をいっているんだ」

という声も増えるはずですが、それはむしろ望むべきこと。

心に刺さるからこそ、アンチも生まれるわけですからね。

いかがでしょうか?

「事実ではなく、意見を主張する」ことで、

「あなたらではの存在感を放つ本」をつくっていきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2019/03/07プロこそ、"たいしたことが書いてない本"を読もう


こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。


さて、あなたは日ごろ、どんな本を読んでいるでしょうか?

こと仕事に関してであれば、きっと「レベルの高い」本を、

好まれるのではないかと思います。



逆に、「すでに知っている」ようなことや、

「たいしたことがない」内容を、

わざわざお金を払って読む必要はない、という方も多いでしょう。


しかし面白いことに、こと商業出版の著者として

「売れる本」

を出そうとするなら、じつはその「たいしたことがない本」こそが、

お手本になることが多いのです。

それはなぜか?

なぜなら想定読者のレベルが低い分、

「表現・コミュニケーションの工夫」

がされているからなんですね。


こうした本は、読者にとっての

「臨場感」「具体性」

に焦点を当てています。

つまり読者の、

「これなら自分の悩みが軽くなりそうだ」

という気持ちを引き出すよう、意図してつくられているのです。



だから一般書は、リテラシーの低い人も読者対象になり、想定読者が増えます。

低めの欲求レベルの人たちも、読者対象になってきます。

こうした人にも売れるので、一般書は実用書に比べ、ベストセラーが圧倒的に多いです。


対して、実用書の読者は、「それについて学びたい」とか、「知識量を増やしたい」など、

高い欲求レベルの人たちです。

ですので、原理原則や抽象的なノウハウが中心になり、臨場感は低めで、身近かな具体例なども少なくなります。

その分、業界関係者の評価は高いものの、ベストセラーはでにくいのが、実用書と言えます。


こうしたことは、プロとして専門知識が増せば増すほど、

「盲点」

になってしまうという、面白い性質をもっています。

だからその道の権威といわれる人が書いた本は、

基本的にあまり一般受けはしないのですね。


だからもし、あなたが権威といわれるような人で、

売れる本を書きたいなら、今までの考え方を手放してしまったほうがよい、

ということになります。

「たいしたことがない本」を手に取り、

読者の気持ちに寄りそう表現を学べば、「鬼に金棒」なのですね。


逆に言えば、新人著者が売れる本を出すチャンスは、十分にあるし、

むしろ新人著者の方が有利、とさえ言えるでしょう。

ベテラン著者よりも遥かに売れる本を出すことも、

「出版企画」の練り方次第では、十分可能なのです。


いかがでしょうか?

「この勘所」を知り、

たとえその道の権威ではなくとも、ライバルが多くとも、著者として売れる本を出し、

ブランド力を高めていってくださいね。


ご参考になれば幸いです。

 

2018/11/15意外と知らない、新人著者が "著者として有利" なポイントとは?

こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。

さて、私はホームページでも、「新人著者の支援を中心に行う」ことを、

明記しています。


すると編集者からは、「新人に特化するというのは、結構大変ですね」

といわれることもしばしば。


というのも、出版社はお金を出す側ですから、いわば誰にでも頼める状態。

そうなると、実績がある著者や、ファンが多い人に書いてもらったほうが、

売上を確実に見込める、ということでもあります。

つまり、わざわざ新人に特化するなどと意思表明するのは、

「非合理的」ということなのでしょう。


でも実は、そうでもないんですね。

というかむしろ、逆ではないかと思っています。

「新人著者のほうが、可能性がある」

と、私は合理的に考えているのです。


なぜなら、人は成功すると必ず一時期、

「プライドが内向き」になってしまうからです。


そうなると商業出版では、

企画の試行錯誤でモヤモヤしたり、

出版社から断られ続けながらもチャレンジを続けたり、

その都度ブラッシュアップを繰り返したり、

という、「地味で泥臭いこと」を、無意識に避けてしまいます。


そうした地味なチャレンジを繰り返すことの先にしか、

ベストセラーなどは本来生まれないので、

「もうちょっとで」というところで諦めてしまうことも増えるのですね。


しかし逆に「これから」の人は、

自分よりも「社会やクライアントに貢献すること」に意識が向いているし、

またそうなりやすい傾向があります。


だから読者のために粘り強く工夫をしたり、

同業者に向けてカッコつけることなく、

読者目線の本も作りやすいのですね。

これが、商業出版において、新人著者の方が成功する、と私が考えている理由です。


もちろん、成功したひとも一定期間を過ぎるか、

あるいは突き抜けた成功をした人は、

「自分が、自分が」という状態を脱して、社会貢献の視点に戻ってくることも多いです。


アメリカなどでも、大富豪ともなれば、必ずといっていいほど巨額の寄付をしたり、

財団を立ち上げるなどして社会貢献をしていますね。


ということで、もしあなたが新人著者なら、

自信をもってチャレンジして欲しいですし、

もしあなたが既に成功した人なら、

初心を忘れずに、ベストセラーを狙い続けて欲しいと思います。


ご参考になれば幸いです。

 

2018/10/04ちょっと苦労してでも、"自分だけのノウハウ"を生み出すべき理由とは?

こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

さて、今回お伝えしたい出版ノウハウは、

「あなたならではのノウハウ」をつくることのススメ、です。


これは出版を目指す人や、すでに著者の人だけでなく、

趣味でブログや情報発信をしている人でも、ぜひ取り入れてもらいたいこと。

私はすべての情報発信者は、「オンリーワン」を探すべきだと思っています。


なぜなら、単純に情報の量が多いから、埋もれてしまうためです。


今の時代、想像以上に多くの人が、同じようなノウハウを学び、発信しています

だからあなたが自信満々でも、読み手の方は、

「あ、これどこかで聞いたことあるな」

と感じてしまう率も、年々上がっているのですね。


自信のあるノウハウといえど、既存の「正解」であり、それだけでは同じ事を言う人が大勢いる、

ということは、今の時代、いくら強調してもしすぎる、ということはないでしょう。

皆と同じことを言っていては、ブログでも継続して読み続けてもらうのは難しいし、

ましてや商業出版ともなれば、編集者は「耳タコ」状態ですから、本もなかなか出せない、

となってしまいます。


そうならないために、

「あなたならではのひと工夫」

がどうしても欲しいのですね


でも、

「そうは言っても、まずは本を出すことだけでも大変だから、そこまで気が回らない」

という人も多いでしょう。

その気持ちは、よくわかります。


しかし、こと商業出版で著者になることに関していえば、

本を出すことで、箔がついてビジネスに好影響があることは事実ですが、

オリジナリティがない本は、むしろ弊害になることすらあります。

「後追いで似たような本を書いているな」と見られているうちはまだ良いほうで、

そうしたスタイルを続けてしまうと、

「売れそうなテーマなら、ポリシーがなく何でも書いてしまう人だな」

と、見る人がみれば、見えてしまうのです。


ではどうするか?

ということですが、それを考えることが、

「出版企画を考える」こと、そのものです。


出版社の門戸は開かれていますので、企画を考え、送付するのもよいでしょう。

ただ、出版社に提案していちいち断られていたのではへこんでしまう、

どうにも企画が通らない、という人は、お気軽にご相談ください。


あなたがアウトプットで、「その他大勢から抜きんでる」ための、

ご参考になれば幸いです。

 

2018/09/13ちょっと待った! "今売れているテーマ" に飛びついてはいけません

こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出したい、でもなかなか企画が通らない・・・

そんなとき、

「今、こんな本が売れている」

といわれると、グラッと気持ちがうごきますよね。

「私もこんなテーマで書けば、本が売れるのでは」

と思うのも、無理はありません。


ただ、そこで安易に飛びつくのは、ちょっと待ってほしいのです。

なぜなら、

流行の移り変わりはとても速いから。


もし仮にそれでうまく出版できたとしても、

速ければ半年程度で、「昔はやったことがあるテーマ」になってしまいます。


たとえば、昔SNSがはやったときに、そのテーマで本を出したい人は大勢いました。

実際、数多くの本が世に出ましたが、そのテーマで出し続けている人など、

一人もいないと言っても過言ではありません。


また、その昔、勉強本がはやった時期もありました。

やはり多くの著者さんが本を書きましたが、

継続して出し続けているのは、本当に一握りの人だけ。

こうなってくると、次に本を出そうと思ったときには、

不本意ながらも、またその時の流行を追いかけざるをえないでしょう。

つまり、「次々に書くテーマが変わる人」となってしまいます。

世の中から見れば、

「何のプロなのかがよく分からない」

ということですし、

あまりに節操なく売れ筋ばかり追いかけると、

「一貫性がない」

という印象すら、与えてしまいかねません。

それを避けようとすると、

「すでに枯れたテーマで、昔本を出したことがある人」

にならざるを得ないでしょう。

これらは「ブランディング」という視点からは、やってはいけないことなのです。

とはいえ、中長期の視点がないと、容易に陥ってしまいがちな落とし穴でもありますので、

気をつけたいですね。


売れ筋から読み取るのは、テーマそのものではなく、その背景にある

読者の悩みや、それを生み出す構造。

そして時代に流されない、自分の軸足を「片方だけ」しっかりと築き上げること。

それができれば、うまくデメリットを避けつつ、時代の流れを利用できるでしょう。


その方法については、また別の機会にお伝えしますね。


ご参考になれば幸いです。

 

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