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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2014/05/07著者ブランディグは2段ロケットで考える

こんにちは、樺木宏です。

ビジネスに好影響を与えるための出版であれば、

本を出し続けて、いつまでも覚えていてもらいたいものですね。

しかし残念ながら、勢い良く本を出していたのに、その後失速してしまう人は大勢います。

「昔読んだことがある人」

になってしまうのは寂しいものです。


なぜこうした"失速"が起こってしまうのかというと、

「著者のブランディングは2段ロケットである」

ということを、あまり考えないで出版しているからです。

2弾ロケットとは、

・第1段階では、まず勢い良く前に出る。
・第2段階では、狙ったところに行く

と言う事。


詳しくご説明しましょう。

第1段階では、推進力が大切です。

推進力とは部数であり、他メディアへの露出ですから、まずは"量"で勝負に行きます。

自分の書きたいテーマそのものではなくとも、

今多くの読者が求めているテーマを選ぶことも必要になってきます。

また、今のビジネスに必ずしも直結していなくとも、売れる本を書く、

という柔軟性も、時には大切です。

もしこれらの姿勢を持たず、自分の書きたい事にこだわり過ぎてしまうと、

いつまでも本が出せず、または出しても売れず、推進力が得られない、という落とし穴に落ちてしまいます。


第2段階では、方向性が大切です。

方向性すなわち、あなたの立ち位置からブレない事であり、ビジネスに直結する本、と言う事です。

ここでは質を大事にします。

というのも、もしずっと勢いだけで行こうとすると、かならずブレてくるからです。

売れていると出版社から執筆依頼がの声がかかるようになるのですが、

先方は「今売れるかどうか」が全て。

おのずと、出版するテーマが分散していくことになります。

そうすると、あなたが何の専門家だか分からなくなり、

「その道の第一人者」という認知が低下していきます。

他メディアからの取材などは中長期で減っていくでしょうし、

本来ビジネスで意図していたお客でない人も来続けてしまうでしょう。


いかがでしょうか?

このように、著者としてのステージの変化に応じて、待ち受ける落とし穴も変わります。

著者の戦略は2段ロケットで考えましょう。

 

2014/03/25ちょっと待った!そのテーマ、高尚過ぎます!

こんにちは、樺木宏です。


著者を目指す人は、とても優秀な人が多いです。

逆に、そこが落とし穴になることもしばしば。

「えっ?優秀であればあるほど良いのでは?」

と思ったあなたは、ちょっと穴に落ちかけています(笑)

なぜなら、読者は、そんなに高尚なものを求めていないから。

例えば不動産投資の本で言えば、

「年間1億稼ぐ不動産投資」

よりも、

「月100万稼ぐ不動産投資」

の方が売れます。

読者にとってみれば、凄ければ凄いほど欲しい、などということはないのです。

そこでポイントになるのは、

「自分にも再現できそうかな?」

という感情。

あまりに凄過ぎると逆に引いてしまうのですね。

上記の例は実際にあった話で、この本の著者さんは億単位で稼ぐクライアントも多く、

融資も年間数十億円引っ張る凄い人ですが、あえて抑え目にしているのです。


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そう考えると、

「他の著者の方が実績が凄いから・・・(自分には出版なんてムリかも)」

みたいな、弱気になることは全く必要ないと言い切れます。

逆に「単に凄い人」よりも、「自分の悩みを分かっている"そこそこ"凄い人」

の本が売れることも、よくある事なのですね。


いかがでしょうか?

高尚過ぎるテーマは、必要ないです。

だから、あなたも出版できる可能性があります!

ぜひ自信を持って下さいね。

 

2014/02/04自分の強みは本当に気づきにくい

こんにちは、樺木宏です。


さて、過去何度か記事に書いているのですが、自分の強みには、本当に気づきにくいものです。

先日も、ユニークなノウハウをお持ちの方とお会いしたのですが、

案の定、企画のテーマに迷われている様子。

実は、私が初めて本を出すという人にお会いすると、9割以上の方がみなそうです。

でも、これはある意味当たり前。

なぜかと言うと、持っている知識やノウハウは、何か問題があれば反射的に出てきますが、

体系化出来ているかどうかとは、また別の話だからです。

相談を受けて、それに対応した問題解決が出来る能力と、

全く白紙の状態で、ノウハウを書き出せる能力は別なのですね。


またそもそも、自分の専門分野ではいつも高いパフォーマンスを発揮できているので、

わざわざそんな事を書かなくても、常識なのでは?と思ってしまい、

それが凄いという事に気がついていない事もしばしば。

なので、自分の強みに気づかないというのは、当たり前なのです。


ではどうするか?、という事なのですが、

著者のプロフィールをたくさん見る、というのはお勧めの方法です。

自分と似たような経歴、自分と似たようなノウハウを持った人が、

どんなテーマの本を書いているか?という視点で、

著者のプロフィールを沢山見ていくのです。

そうすると、

「こんなあたり前の事でも本になるのか」とか、

「自分にもこの内容なら書ける」などの、印象を持つと思います。

それがヒントなのですね。


大切なのはそこで終わらせず、「では自分なら、どんな本が書けるか?」

という問いを自分に投げ掛ける事。

あたり前すぎて気づかなかった盲点に気づければ、

あなたの強みが見えてきます。

強みが見えてくれば、あなたの出版すべきテーマも決まります。

ぜひ、それを見つけて下さいね。

 

2014/01/30出版企画が通りやすい人に共通する「自己開示力」とは?

こんにちは、樺木宏です。


今日の記事タイトル、これから本を出したい人、出し続けたい人は、当然気になる所ですよね。

出版企画が通りやすい人、というのは確かにいます。


あなたは何が要因だと思いますか?

知名度があるから?

実績がすごいから?


私がこの3年で80冊以上の商業出版を支援して確信するのは、そのどちらでも無い、と言う事です。

知名度がある有名著者でも、企画が通らない人は大勢います。

実績がすごくても、なかなか本を出せない人もいます。


それ以前に大切なのは「自己開示」なのです。

というのも、出版企画を考えるというのは、ある意味自分の半生をさらけ出す、という側面があるから。

そして重要なことは、「強みは弱みの中にあることが多い」という事実です。

つまり、ここで躊躇してしまうと、自分のせっかくの強みを企画に活かせないのですね。


例えば、かつてとても貧乏だったが、今は成功している人がいるとします。

その人が、過去を隠してしまうと、「ただの成功者」です。

そんな人は世の中に大勢いるので、他の著者と差別化されません。

ということは、企画もユニークなものになりずらいので、なかなか通りません。

しかし、「貧乏のどん底から這い上がった成功者」ならどうでしょうか?

インパクトが格段に違いますね。

「そんなに低いところから這い上がった人の言うことなら、すごい内容なのでは」

という出版社の期待も高まりますし、

「そんな状態からでも成功できるのなら、自分にも出来そうだ」

という読者のメリットにも直結します。


このように、あえて弱みを自己開示することは、著者にとってとても大切なこと。

そして、本を出しやすい人に共通する特徴でもあるのですね。

あなたの自己開示力はどうでしょうか?

 

2014/01/28コンプレックスは著者としての"財産"に変わる

 

こんにちは、樺木宏です。

さて、私などは常識だと思っているのですが、お話すると驚かれることの1つに、

"弱みは強みに変わる"

というのがあります。


例えば、事業で成功している人がいるとします。

もしその人の経歴が、

a)裕福な家庭に生まれ育ち、東大を出て、順調に成功している

b)裕福とはいえない家庭で育ち、中卒で、苦労の末今の成功をつかんだ

のいづれかだったら、どちらの人から話を聞きたいでしょうか?


そう、答えは後者ですね。

今の成功と、過去の逆境の落差。

そこに、人は引きつけられます。

その落差が大きければ大きいほど、人は共感し、説得力も感じるものなのです。


ですが、著者の側に目を転じると、そのあたりを逆に考えている人が多い。

自分の弱いところには触れず、強みばかりを探してしまうのですね。

もちろん、突き抜けた成功をしているのであれば、それだけでもインパクトはあります。

ですが、ほとんどの人はそこまで強みを持っていないわけです。

なのに強みだけを見せようとしてしまうと、結果、今と過去に落差がなく、

編集者や読者にに平坦な印象を与えてしまいます。

これはとても残念なことです。


つい自分のコンプレックスなどは隠したくなるのが人情なのですが、

実際は、攻めの武器になる。

この事を知っているだけで、あなたの著者としての説得力が高まります。

商業出版の企画にそれを盛り込めば、一気に突き抜けたギャップを生む事も可能です。

ぜひ、コンプレックスとなるほどの弱みは、"著者としての財産"だと思って、

見直して見て下さいね。

 

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