HOME > 出版ノウハウ無料公開ブログ > あなたに隠された「著者の強み」に気づく

出版ノウハウ無料公開ブログ

あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2014/06/06あなたの仕事も出版ネタになり得ます

こんにちは、樺木宏です。


"本を出そうと思うが、なかなかネタが見つからない"

とは、良く聞く話ですね。

実際、仕事の種類によっては、本になりやすいネタと、そうでないネタがあります。

日頃から知識でお客の問題解決をしている職種、例えば士業、コンサルタントなどは、

そのまま本になりやすいのは事実です。


一方、モノを販売している職種、例えば、製造業や小売業では、出版しずらいともいわれていま
す。

もしこういう事業を営んでいた場合は、出版は難しいのでしょうか?


これは「企画力次第でなんとかなる」のです。

というのは、確かにモノをつくること、売ることそのものは出版ネタにしずらいですが、

「世の中に提供する価値」には可能性があるからです。


例えば、タニタ。

ご存知のように、タニタと言えば、家庭用・業務用計量器を製造・販売するメーカー。

とても出版向きとは思えません。

しかし現実には、2012年上半期で1番売れた本と言えば、「体脂肪計タニタの社員食堂 」です。

続刊併せて500万部売れたともいわれています。


あるいは、株式会社良品計画。

もともと無印良品は、西友のプライベートブランドとして食料品の販売からスタートしています。

ですが最近出版した本、「無印良品で覚える収納のコツ」がたちまち3刷、売れています。


このように、一見出版向きではない業種、職種でも、企画次第で出版は十分可能ですし、

ベストセラーにもなるのです。


そこで大切なのは、

"サービスそのものではなく、提供している「価値」に焦点を当てる"

ということ。

読者が求めているのは自分の問題解決ですから、モノそのものではなく、

そのモノがどんな悩みを解決しているのか?

という視点が大切です。


もし自分のビジネスは出版向きではない、という人がいたら、参考にしてみて下さいね。

 

2014/05/27あなたの著者としての"勝負ポイント"を知る

こんにちは、樺木宏です。


さて、著者としてのあなたには、勝負するべきポイントがあります。

この事を知らないと、商業出版で本を出す実力がありながらいつまでも出せない、

あるいはせっかく本を出したのに、その後が続かない、

といった残念な事も起こり得ます。

そうならない為にも、ぜひここは知識武装しておきたい所ですね。


結論から言えば、勝負ポイントとは、知名度と実績の組み合わせです。

1)知名度も実績もある

2)知名度があるが、実績はない

3)知名度は無いが、実績はある

4)知名度も実績も無い

の4種類です。

あなたは、著者としてはどのカテゴリーに入るでしょうか?

まずはそれを明確にすることが第一歩です。

もしあなたが(1)の"知名度も実績もある"タイプなら、さほどの努力をせずとも出版が決まります。

出版社はあなたのような方を探していますので、急がないのなら、向こうから声がかかるのを待っても良いでしょう。


あなたが(2)の"知名度があるが実績はない"タイプなら、販売力で勝負しましょう。

ファンが多いあなたであれば、その販売力をアピールすることで出版社のリスクが減ります。

それはつまり企画採用のハードルを下がるという事ですから、どんどんハードルを下げて、出版を決めましょう。

出版点数が多い著者には、このタイプが多いです。


もしあなたが(3)の"知名度は無いが実績はある"のでしたら、内容で勝負です。

その確かな実績に裏付けられたノウハウを、分かりやすく、今の時代に沿った形に工夫しましょう。

そうすることで、読者の再現性がたかい、良い本になるでしょう。

さて、もしあなたが(4)の"知名度も実績も無い"タイプだったら、どうすべきでしょうか?

実は、諦めることはありません。

企画力で勝負すれば良いのです。

実績は自分ではなかなか気づかなくとも、埋もれていることが多いですし、

大きな実績でなくとも、小さな実績を組み合わせればよいからです。

そして自分の書きたいことだけでなく、今世の中が求めていることとの接点を探っていく。

そうすれば、自分ではたいした事がないと思っていても、一定数の読者から高く評価される

企画になります。

それを裏付けるかのように、最初自分には無理かもと思っても、思い切って行動してみたら

出版が決まった、という著者さんは、非常に多いものです。


ただ気をつけたいのは、ベストセラー志向の強い編集者や出版プロデューサーは、

まず間違いなく(4)のタイプは切り捨てて来ます。

そこで自信を失ってしまうのは勿体ない。

やはり最初の出版こそ、知名度や実績がそれほどなくとも、しっかり支援してくれる編集者、

出版プロデューサーを選びたいですね。


いかがでしょうか?

ぜひあなたの"勝負ポイント"を知り、さらなる飛躍に結びつけて下さい。

 

2014/05/13凡才でも勝つ、ノウハウ体系化のススメ

こんにちは、樺木宏です。


さて、あなたは、自分のノウハウを体系化しているでしょうか?

実は、優秀なコンサルタントやコーチでも、意外と出来ていないのがこの体系化。


自分の頭の中から最適な回答を引き出し、瞬時に相手に返せる、という優秀な人でも、

ノウハウを秩序立てて、系統的にまとめている、という人は意外と少ないものです。

しかし、この体系化が出来ているかどうかは、商業出版にとって大事なポイント。

あなたの情報発信に、大きな質の違いを生んでしまいます。


例えば、優秀な人のコンテンツなのに、「意外と満足度が低い」と思ったことがあるでしょう。

特に顕著なのが、「対談」や「ポッドキャスト」です。

体系化についてラフに考えている人が多いようで、優秀な人のものでも、結構つまらなかったります。

本でも、多作になり、体系化が雑になってくると、いくらベストセラーを持つ著者でも、本は売れなくなります。

体系化していないと、

・順を追って理解しやすい順番になっていなかったり

・想定している読者が途中で変わってしまったり

・話のレベル感が高くなったり低くなったり一定しない

となってしまうのです。


逆に、新人著者でも、丁寧に体系化してつくった1冊目の本は、意外とベストセラーが多いものです。

つまり「体系化」という準備さえすれば、誰でも良い本は書ける、という事です。

しっかりと準備に時間をかけ、体系化していけばよいのです。

そうすれば、読者にとって分かりやすい、しっかりとしたコンテンツになります。

読者の再現性がアップし、有益で、感謝されるものになります。

昔話ではないですが、瞬時に対応できるウサギでなくとも、

しっかり「体系化しているカメ」の方が良い本が書けるのですね。


いかがでしょうか?

後発で勝負する新人著者、そして何冊も出しているベテラン著者でも、

このポイントは押さえておきたいですね。

 

2014/05/07著者ブランディグは2段ロケットで考える

こんにちは、樺木宏です。

ビジネスに好影響を与えるための出版であれば、

本を出し続けて、いつまでも覚えていてもらいたいものですね。

しかし残念ながら、勢い良く本を出していたのに、その後失速してしまう人は大勢います。

「昔読んだことがある人」

になってしまうのは寂しいものです。


なぜこうした"失速"が起こってしまうのかというと、

「著者のブランディングは2段ロケットである」

ということを、あまり考えないで出版しているからです。

2弾ロケットとは、

・第1段階では、まず勢い良く前に出る。
・第2段階では、狙ったところに行く

と言う事。


詳しくご説明しましょう。

第1段階では、推進力が大切です。

推進力とは部数であり、他メディアへの露出ですから、まずは"量"で勝負に行きます。

自分の書きたいテーマそのものではなくとも、

今多くの読者が求めているテーマを選ぶことも必要になってきます。

また、今のビジネスに必ずしも直結していなくとも、売れる本を書く、

という柔軟性も、時には大切です。

もしこれらの姿勢を持たず、自分の書きたい事にこだわり過ぎてしまうと、

いつまでも本が出せず、または出しても売れず、推進力が得られない、という落とし穴に落ちてしまいます。


第2段階では、方向性が大切です。

方向性すなわち、あなたの立ち位置からブレない事であり、ビジネスに直結する本、と言う事です。

ここでは質を大事にします。

というのも、もしずっと勢いだけで行こうとすると、かならずブレてくるからです。

売れていると出版社から執筆依頼がの声がかかるようになるのですが、

先方は「今売れるかどうか」が全て。

おのずと、出版するテーマが分散していくことになります。

そうすると、あなたが何の専門家だか分からなくなり、

「その道の第一人者」という認知が低下していきます。

他メディアからの取材などは中長期で減っていくでしょうし、

本来ビジネスで意図していたお客でない人も来続けてしまうでしょう。


いかがでしょうか?

このように、著者としてのステージの変化に応じて、待ち受ける落とし穴も変わります。

著者の戦略は2段ロケットで考えましょう。

 

2014/03/25ちょっと待った!そのテーマ、高尚過ぎます!

こんにちは、樺木宏です。


著者を目指す人は、とても優秀な人が多いです。

逆に、そこが落とし穴になることもしばしば。

「えっ?優秀であればあるほど良いのでは?」

と思ったあなたは、ちょっと穴に落ちかけています(笑)

なぜなら、読者は、そんなに高尚なものを求めていないから。

例えば不動産投資の本で言えば、

「年間1億稼ぐ不動産投資」

よりも、

「月100万稼ぐ不動産投資」

の方が売れます。

読者にとってみれば、凄ければ凄いほど欲しい、などということはないのです。

そこでポイントになるのは、

「自分にも再現できそうかな?」

という感情。

あまりに凄過ぎると逆に引いてしまうのですね。

上記の例は実際にあった話で、この本の著者さんは億単位で稼ぐクライアントも多く、

融資も年間数十億円引っ張る凄い人ですが、あえて抑え目にしているのです。


<a href="http://click.affiliate.ameba.jp/affiliate.do?affiliateId=22046982" alt0="BlogAffiliate" target="_blank" rel="nofollow">サラリーマンだからできる月100万稼ぐ不動産投資法/あさ出版
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FuVOwQRTL._SL160_.jpg" border="0" /></a>
¥1,470
Amazon.co.jp

そう考えると、

「他の著者の方が実績が凄いから・・・(自分には出版なんてムリかも)」

みたいな、弱気になることは全く必要ないと言い切れます。

逆に「単に凄い人」よりも、「自分の悩みを分かっている"そこそこ"凄い人」

の本が売れることも、よくある事なのですね。


いかがでしょうか?

高尚過ぎるテーマは、必要ないです。

だから、あなたも出版できる可能性があります!

ぜひ自信を持って下さいね。

 

PageTop