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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2018/09/06あなたには著者として素晴らしい価値があり、セールスポイントがある

こんにちは、保護ねこ7+3匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、いきなりですが質問です。

著者としてのあなたの、「強み」「セールスポイント」はなんでしょうか?


こう聞かれて、すぐスラスラと答えれる人もいるでしょうし、

そうでない人もいるでしょう。

どちらかというと、答えられない人のほうが多いと思います。

でも、全く答えられなくても大丈夫。


なぜなら、「著者としての強み」は、どうせゼロから考え直すことになるからです。

それまで「私はこれが強みだ」と思っていたものは、スキルであることがほとんど。

しかし商業出版の世界では、そうしたものをもっている人は大勢います。

そもそもスキルとは標準化されたものですから、誰でも同じようになってしまう性質のもの。

残念ながら、それまで強みだと考えてきたことは、実は「強みにならない」ことも多いのです。


「じゃあどうすれば!?」と混乱しそうになりますが、実はそれが大切。

「もっと差別化された強みを見つける必要がある」

というモチベーションが高まったからです。

その気持ちがあれば、今まで気づかなかった強みが、必ず見つかります。


たとえば以前、「私の強みは起業ノウハウです」という人がいました。

当然書こうとしていたのは起業の本。

しかしその気持ちをいったん保留にして、

強みを徹底的に探し直したところ、

「人を勇気づけ、ポジティブな気持ちにさせること」

が本当の強みだと気づきました。

そして本のテーマも「心に火をつける」本になり、ベストセラーに。

現在ではそのテーマの仕事でも大活躍されています。


いかがでしょうか?

あなたには、今は気づけていないだけで、もっと強みが眠っています。

商業出版の高いハードルが、それをひき出すモチベーションをくれるのですね。

この「気づき」があなたのポテンシャルをさらにひき出す、ご参考になればうれしいです。

 

2018/05/17ウサギ型の著者と、カメ型の著者

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

さて、著者には「ウサギ型」と「カメ型」の著者がいることをご存知でしょうか?

といっても、これは私が経験から勝手にそう名付けているだけですが(笑)


「ウサギ型」は、勢いがあります。

出版が決まるまでも早く、本が売れるのも早い。

その理由としては、ファンがもともと多いとか、流行のテーマに沿った実績があり、

上手く波に乗っている、などの場合が多いです。

華々しく登場して、一気に話題をさらっていく人はこうしたタイプでしょう。


しかし裏を返せば、「失速」しがちなのも、このタイプです。

流行とは去るもので、いつまでも「旬」は続きません。

また、同じような本ばかり何冊も出していては、ファンも飽きて離れてしまいがち。

かといって元々の強みとはかけ離れたテーマの本を出してしまっても、やはりファンは引いてしまいます。

出版社から見ても、「この人は何の専門家だったっけ?」となってしまい、

本以外のメディアからのオファーも、来にくくなってしまうのです。


一方、「カメ型」は、違います。

出版が決まるまでに、いろいろと苦労して企画を考えたり、

本が出てからも、コツコツと販促にいそしみます。

元々追い風が吹いているワケでもないので、そうせざるを得ないからですが、

それが後から効いてきます。


次の本を出すまでも、コツコツインプットしたり、リサーチしたりするクセがついています。

自然と、1冊本が出てからも、次のゴールを常に設定していたりします。

だから、時間が立てば立つほど力量が増していく。

移ろいがちな流行や、ファン心理にはさほどの影響を受けません。

言い換えれば、逆算でプロセスを決めているので、時間が味方になるのです。


こうしたウサギ型とカメ型の違いは、「点」と「線」の違いといってもいいでしょう。

本を出すことを「点」で考えてしまうと、知識の補充ができず、消費されていくだけ。

でも「線」で考えれば、次の出版までの時間が、全て準備期間に変わるのですね。


いかがでしょうか?

ウサギ型とカメ型の著者、ぜひいいとこ取りをして、

あなたの商業出版にも活かしてくださいね。

 

2017/12/21"本を書ける"だけではもったいない

こんにちは、樺木宏です。

世の中に、「プロ」は大勢いますね。

というか、仕事をして働いている人は、全員がなんらかのプロです。

でも、その人の個性や特色を打ち出して、仕事をしている人は意外と少ないもの。


それが分かりやすく見えてくるのが、商業出版という舞台でしょう。

「どこかで見たことがあるような本」の企画は、よほど運が良くないと通りません。

逆に、その人ならではの個性や特色を打ち出した本は、世に出る可能性が高まります。

出版社に企画を通す、つまり出資してもらうというハードルがあるので、

その差が明確に見えてくるのが、商業出版であり、出版企画書なのです。


もう少し具体的に言えば、

業界のノウハウを丸暗記し、それに比喩を少々加えて味付けした程度では、

似たような本がいっぱいあるので埋もれます。


だからその人ならではの切り口や言葉を使って、

個性や特色を打ち出していくことの必要性を、最も痛感するのが商業出版。


そして、一方的に伝えるだけでなく、聞き手の感情、そして疑問や反論もまで予想しながら書く。

そうすることで、商業出版の舞台でも、著者という「プロ」として活躍できるのですね。


こうしたノウハウは、もちろん本業でもそのまま使えます。


だから本をしっかり考えて出せば、単に知名度がアップするだけではない、

ブランディグ効果を得ることができるでしょう。


これから本を出す人も、すでに本を出している人も、ただ書くだけでは勿体ない。

ぜひこの「一石二鳥」の効果で、あなたのビジネスを飛躍させてください。

 

2017/11/23あなたは"どの人格"を著者のキャラにしていますか?

こんにちは、樺木宏です。


さて、今回の記事のタイトル。

あなたは、"どの人格"を著者のキャラクターにしていますか?


人にはさまざまな人格を、環境によって切り替えています。

ベストセラー著者でもある、多摩大学の田坂広志教授によれば、人は本来多重人格である、といいます。

仕事の時1つとっても、英語で仕事をしているときと、日本語で仕事をしているときは別の人格です。

もちろん家庭にもどれば、また別の人格になります。

こうしたさまざまな人格の中で「どの人格」を著者のキャラクターとして設定するかは、とても重要です。


ありがちなのは、なんとなく「仕事モード」の自分で、商業出版の本を書いてしまうこと。

出版というと自分のビジネスをテーマに書くことが多いでしょうから、ある意味無理もありません。

しかし、出版しようという人はそもそもが優秀な人が多いですから、

「上から目線になりがちなキャラ」であったり、「自分の基準に満たない読者を切り捨てるキャラ」

で書いてしまうこともしばしば。

そうなると、「ただ方法を書いただけの本」や「ただのお説教本」になってしまい、

共感されない本、売れない書籍になりがちです。


そうならない為には、「客観視」することが大切。

「本当にそのキャラでいいのか?」といったん立ち止まって考える。

あるいは、多面的に複数の人格を執筆に参加させて、商業出版する。

そのように考えていくことで、深みがあり、立体的な著者のキャラクターが生まれます。


仕事では厳しくとも、家庭では優しい面の方が優位なはず。

そうした面を参加させることで、ひと味もふた味も違った本ができるでしょう。

そして今の出版のトレンドは明らかに、「寄り添った著者の目線」の方ですから、

実に合理的なのです。


商業出版では、本は何を書くかの前に、どう書くか、が非常に大切。

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

2017/10/26"人と違うこと"を書くヒント

こんにちは、樺木宏です。


誰もが「個性」を発揮して働く時代ですね。

出版も例に漏れず、「その著者らしさ」が求められます。


とはいえ、なかなか「自分らしさ」を見いだすのも難しいもの。

本を出すというとつい肩に力が入り、カッコつけたくなってしまうのですが、

そういう「うわべ」は皆似たようなものですし、見る人が見れば、簡単に見透かされてしまいます。


すると、

「似たような本は過去たくさんでているので・・・」

とか、

「他の著者さんに書いてもらっても良いのでは」

など、なかなか企画が通りませんし、例え通ったとしても売れる本になりません。

そこで大事なのが「ホンネ」です。

カッコつけるのをやめて、肩ひじ張らずに「本当に思っていること」を打ち出せば、

その人ならではの個性がでてくる。

自然といい企画になるものです。


ただ、そこには障害が。

ビジネス上のしがらみから、どうしてもホンネを言えないことが多いのですね。


でもそうしたしがらみを打破して、ホンネで書いた本には「力」があります。

下記の本は、そうした「ホンネ」が持つ「力」を感じさせてくれる1冊。


「病気にならない家」6つのルール

https://goo.gl/RSZLw4

著者の上郡さんが、住宅業界で働きながらも、あえてタブーとも言えるホンネを出して書いた本です。

中学生のとき台風で家が倒壊し、その後プレハブ住宅で夏は暑く冬は寒い

暮らしをおくり、バリアフリーという言葉もない時代に、約18年も介護をした経験の持ち主。

そうした背景が生みだす、この本の「力」をぜひ感じてみてください。

 

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