あなたに隠された「著者の強み」に気づく
2016/06/08"振りきった主張"が売れる本になる
こんにちは、樺木 宏です。
さて、企画を考えたり、本を書こうとすると、周りの目が気になるものです。
なかでも、「関係各位や業界に睨まれたらイヤだな・・・」という思いは、
誰しも胸に去来するのではないでしょうか?
こうしたとき、注意すべきことがあります。
それは、当たり障りのない、無難な内容になってしまわないか、ということです。
「こんな事を言ってしまったら、○○を敵にまわすのでは・・・」
と感じてしまうと、誰しも守りに入るもの。
しかしそれでは、読者の心を揺さぶらない本になってしまいます。
売れる企画にも、売れる本にもなりませんので、実に勿体ないことです。
逆に、自分の保身や関係各位に配慮するのではなく、徹底的に読者のために書とどうなるでしょうか?
その本は、間違いなく読者に刺さります。
例えば、この本です。
「成功する転職5%の法則」──プロが教える転職の「真実」http://goo.gl/9wIyjY
転職を考えている人向けに、業界のウラ側から正しいやり方を教える本です。
かなり業界の暗部を暴露してしまっていますので、同業者からは快く思われない可能性がたかいのですが、
逆に読者にしてみれば、これほど親身になって、本当の事を教えてくれる本はありません。
「自分の為の本だ!」と共感してもらえる本なのです。
だからこそ、企画も通りましたし、読者からも、そして心ある業界関係者からも、評価が高いのですね。
いかがでしょうか?
ぜひ無難な内容になることなく、読者のために「尖った」内容にしてください。
ご参考になれば幸いです。
2015/10/14著者プロフィールで"証明"すべきこととは?
こんにちは、商業出版コンサルタントの樺木宏です。
さて、出版社に企画を提案するときは、かならず「著者プロフィール」の欄があります。
ここを何となく書いてしまうと、通る企画も通らなくなりますので、注意が必要です。
というのも、著者プロフィールには大事な「証明すべきこと」があるからです。
「なぜすでに本を出してるベテラン著者ではなく、新人のこの人に執筆を依頼すべきなのか?」
という疑問をもっているのが、普通の出版社側の視点です。
経験豊富な著者に依頼した方が進行のリスクもなく、売れ行きも過去のデータが
あって安心なのに、なぜあえて新人に頼むのか?
ここをクリアーするために、「このテーマを語るに相応しい経験、実績、ノウハウを持つ人だ」
と証明する必要があるのですね。
ここ意識して書かないと、「これだったらベテランに頼んだ方がよい」となってしまい、
企画の評価が高くても執筆依頼が来ない、という残念なことになってしまいます。
ただ、安心して欲しいのは「全てにおいてライバルより優れている、と証明する必要はない」という点です。
あくまで「このテーマに限定して」でよいのですね。
例えば、ダイエット本であれば、特定の年齢層については強みがある、
女性向けのノウハウは平凡でも、「中高年男性」に限定したならば強みがある、
というような見せかたで十分です。
それだけで「中高年に向けた本の著者としては」十分な経験、実績、ノウハウを持つ人だ、
ということで、出版社側も安心してあなたに執筆を依頼してくれるでしょう。
いかがでしょうか?
著者プロフィールでは、"限定"して"証明"して、
あなたの企画の採用確度を高めて下さいね。
ご参考になれば幸いです。
2015/04/01必ず商業出版が決まる3つのコツ、その(3)ポジショニング
こんにちは、樺木宏です。
さて、前々回から、必ず商業出版が決まる3つのコツと題して、
基本的な、しかしとても重要な出版ノウハウをお伝えしていきます。
第3回目の今回は、「著者の強み」についての続きです。
前回例に挙げたのが、こちらの本です。
http://goo.gl/fAFo05
新人著者ながら2冊の出版を同時に決めた著者の毛利優子さんは
・どのように強みを活かしたのか?
・なぜ出版社から好評価されたのか?
について、お伝えしたいと思います。
まず、どのように強みを活かしたのか?という事ですが、
ポイントは、
「強みを複数考え、最も有利な立ち位置を取れるものを選んだ」
と言うことに尽きます。
人の強みとは、1つではありません。
見方を変えると、いくつもの強みがあるものなのです。
しかし多くの人は、ひとつ思いついてしまうと、それに執着してしまいがち。
毛利さんの場合はそうではなく、そこからさらに複数考えて行き、ライバル著者の状況や、いまの売れ筋テーマ
などとも比較しながら、最も有利な位置をとれる立ち位置を選んだのですね。
先の例で言うと、仕事と家庭の両立をテーマにした本は多いです。
毛利さんもその強みを持っているのですが、強いライバルが先行しており、相対的に不利。
そこで他の強み、
>最初の就活から子供がおり、3人の子供を育てながら働いた経験に加えて、
>仕事では働くママ向けのWebサイトを企画立案・運営した実績
に注目しました。
それを一歩手前のテーマ、つまり仕事と家庭の両立以前に、そもそも良い仕事に復帰できない、
という不安に焦点を当てれないか?と調べてみると、そこにはライバル著者が少ない、
良いポジションが空いていました。
具体的には、女性の約6割が出産後に退職してしまう現在の日本。
25~54歳女性の平均就業率は69%と低く、OECD加盟国34ヵ国中24位です。
ですが皮肉な事に、実は約8割の母親が「何かしらの職に就いていたい」とも考えています
そこで必要とされるのは、育児と両立できる職に就くこと。
しかしそうした情報は少ないです。
"家庭と両立するための仕事術"の本は多いのですが、
そもそも「家庭と両立できる仕事」をどうやって見つければ良いのか、
そこに焦点を当てた本がなかったのですね。
こうして、自分の強みを複数把握しつつ、市場と比較して、有利なポジションを探していくことで、
ご自身の強みも活かされ、ライバルも少ない、
有利な立ち位置を取れたことが、成功した要因です。
結果、3社の出版社からオファーをもらい、2冊の出版を同時に決めることができたのですね。
読者の需要があるのに供給が少ないのですから、その好評価も当然、ということです。
いかがでしょうか?
あなたがご自身の本を出版されるとき、強みは1つではありません。
客観的に、複数の強みを把握すること。
それを市場の需給バランスに合わせて、柔軟に組み合わせていくこと。
そのことで、商業出版の成功だけでなく、その後のビジネスも大きく飛躍するのですね。
2015/03/25必ず商業出版が決まる3つのコツ、その(2)著者の強み
こんにちは、樺木宏です。
さて、前回から、必ず商業出版が決まる3つのコツと題して、
基本的な、しかしとても重要な出版ノウハウをお伝えしていきます。
第2回目の今回は、「著者の強み」についてです。
よく「今こういう本が売れているから、こういう企画はどうでしょう?」
という相談を受けるのですが、そのままでは難しい場合が多いです。
それというのも、「あなたならではの強み」がその企画に活かされていない場合が多いから。
出版社は、いわば誰に頼んで書いてもらってもよい立場ですし、売れ筋のテーマはよく研究しています。
だから"あなたに書いてもらうべき理由"がないと、よりベテランな著者を探してきて
先に頼んでしまう、ということになってしまうのですね。
例えば、「女性の働きかた」というテーマでは、すでに先行している著者さんが大勢います。
その中にはTV等のメディア露出も多く、知名度が高いベテラン著者も含まれます。
そうした中に、売れているからといって、強みを活かさずに飛び込んでしまっては、
まず企画は通りませんし、通っても売れない本になってしまうでしょう。
さらには、仮に買ってくれた人がいても、強みが活かされていない本では、
ビジネスに誘導した際、ライバルのサービスの方が良く見えてしまい、選んでもらえない、
という事が起こってしまいます。
ではどうするか?という事ですが、
その一例が、こちらの本です。
http://goo.gl/fAFo05
先の「女性の働きかた」というテーマで、新人著者さんながら、2冊の出版を同時に決めた方です。
・どのように強みを活かしたのか?
・なぜ出版社から好評価されたのか?
そのことについては、次回に詳しくお伝えしたいと思います。
2014/12/10なぜベストセラー著者は、あえて多少カッコ悪いところを見せるのか?
こんにちは、樺木宏です。
さて、本を出版したい、もしくは出版している方であれば、
「ベストセラー著者は、あえて多少カッコ悪いところを書いている」
ことに、気付いているのではないでしょうか?
例えばカリスマ的なマーケッターが、
"過去いかに失敗したか" について書いていたり、
起業・副業での第一人者と言われる人が、
"会社員時代どんな悲惨な目に遭ったか" について書いていたりします。
実はこれは、計算なのです。
自分の強みだけを見せてしまえば、著者の実績やノウハウはすごいですから、
普通の人なら「すごい人だからできるのでは?」とか、「自分には関係ない」などと、
思われてしまいがちです。
しかし、あえて弱みも見せることで、読者に「自分にも出来そうだ」とか、「自分の為にあるような本だ」
と思ってもらえるのです。
つまり、共感されてファンが増えると同時に、本も売れることになる、という訳です。
また、出版社の側から見ても、単に実績があるだけでは、他の著者と比べてインパクトが足りない事が多いです。
しかし"弱みと強み"が両方書いてある事で、ギャップが生まれます。
それが、「こんな逆境から、今のレベルにまで駆け上がった人なら、面白い内容を書いてくれそうだ」
という期待感にも繋がってくるのです。
つまり、著者へのリスペクトも増し、企画の採用確度も上がるという訳ですね。
いかがでしょうか?
カッコつけていいところだけ見せようとしても、著者にはメリットがありません。
弱みを隠すのは、勿体ない行為なのです。
ぜひあなたも、「あえて多少カッコ悪いところを書く」ことで、
著者としてさらに輝いて頂きたい、と思います。