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出版ノウハウ無料公開ブログ

不安が消える、知識武装編

2021/07/15既存のテーマ・カテゴリーの枠を、ちょっと超えよう

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

最近の本をみていて思うのは、

「本のテーマやカテゴリーが、混ざっている本が増えてきている」

ということです。


たとえば、ビジネス書と健康本。

昔はそれぞれが別のもので、

置かれる書店の棚も明確に違いました。


でも最近は、

「ビジネスのパフォーマンスを上げるための食事の本」

などを目にすることも、

まったく珍しくなくなりました。


あるいは、心のケアとダイエット。

これも昔は完全に別のものでしたが、

最近だと、

「うつを消すための食事」

などもベストセラーとなり、

類書も多くでていますね。


このようなことから、

「本のテーマやカテゴリーが、混ざっている本が増えてきている」

ように思っています。

この背景にあるのは、

「原因をたどっていくと、結局カラダの問題だった」

ということが、増えてきているからでしょう。


健康やダイエットがカラダの問題なのは当然ですが、


脳のパフォーマンスもカラダの問題、だからビジネス書も食事や運動の話が入ってくる。


心のケアもカラダの問題。だからメンタル系の本にも栄養素やサプリメントの話が入ってくる。

ということなのですね。

いいかえれば、

ビジネスや心理学関係の専門家こそ、

最新の栄養学や人体生理学の知識を仕入れていくこと。

そうすることで、ライバル著者に一歩先んじることが出来る可能性も高まり、

またクライアントや読者に、より価値の高いサービスを提供できる可能性も高まる。

そう言えるのではないでしょうか。


次々と類書が現われ、淘汰される商業出版の市場こそ、

あなたのブランド力を磨くヒントに溢れています。

ご参考になれば幸いです。

 

2021/07/01あなたが書くべき本のテーマは、こうやって見つける

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。



さて、本を出すって、一般にはけっこう大変だと思われていますよね。

実際その通りでもあるのですが、

本を出した当人は、けっこう「当たり前」だと思っていることが多いです。


いいかえると、

「詳しいのが当然だ」と感じるくらい生活に溶け込んでいるからこそ、

本を出せるということでしょう。


自然と多くの時間とエネルギーを費やし、

そのことを苦とも思わない専門領域。

つまり、好きなこと。


それが、著者としてあなたが書くべき本のテーマ、ということです。



ただ、そうはいっても、そこは商業出版。

おなじように詳しい人は、世の中にけっこういます。


そこで大事になってくるのは、

「いつ出すか」

という時間の感覚です。


というのも、同じ内容の本を今出すのと、3年前に出すのと、3年後に出すのとでは、

結果が全く違ってくるからです。


早すぎても世の中がついてこれないし、

かといって遅くては、その他大勢の著者に埋もれてしまうもの。

でも、

「ちょうと、これから来る!」

というタイミングを見計らって、

先駆けて出すことができたなら、

「その道の第一人者」

というポジションを得ることだってできます。



つまりあなたは、

・自然と多くの時間とエネルギーを費やし、そのことを苦とも思わない専門領域。

と、

・「ちょうと、これから来る!」というタイミングを見計らって、先駆けて出すこと

の接点で、本を出すのがベストなのです。



これが、あなたが著者として出すべき本のテーマの見つけ方であり、

ブランディングとポジショニングの"コツ"。


ご参考になれば幸いです。

 

2021/06/10今、売れている本のワナとは?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版で著者になりたいときは、出版社に企画を通さなければいけません。

そして、通りやすい企画といえば、

「今、売れているテーマ」

を書くことは、王道といえるでしょう。


とはいえ、安易に売れ筋の本をマネしても、そこには落とし穴もあります。

たとえば、

中身が一致しない場合。

タイトルや企画の説明は、売れ筋の本を意識しているのですが、

企画の中身=目次のほうは、

「自分が書きたいことそのまま」というケースです。

これは、意外とよくあります。


見る人が見れば、これはすぐに分かってしまいますので、

こうした出版企画は、出版社にはなかなか通りません。


あるいは、

見た目も中身も、売れ筋の本とほとんど同じになってしまう場合。

売れているということは、それを読んでいる読者も大勢いるということです。

当然、あとから同じような本を出しても売れませんから、

こうした企画も、なかなか通りません。


こうしたワナは、客観的に企画を見れないことから起こります。

本を出すということは、どうしても思い入れが強くなり、

主観的になってしまいがち。


だからここで、

「世の中が求めていること」と「自分が書きたいこと」を、客観的に見れれば、

商業出版で本を出版できる可能性は、飛躍的に高まるのですね。

あなたの著者デビューが少しでも早まるよう、

ご参考になれば幸いです。

 

2021/05/27自分の企画に"納得いかない" ときは?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


自分ならではの本。

出したいですよね。

とはいうものの、言うは易く行なうは難しで、

なかなか自分ならではの企画というものは、考案するのが難しいものです。


というのも、

自分自身のことは、盲点になるように脳が出来ているからなんですね。


たとえば、

誰かから、「すごい!」といわれても、自分では「当たり前」のようにしか感じられなかったこと。

「えっ、そうなの?」とか、「こんなこと、できる人は大勢いるんじゃないの?」

と思ったこと。

そんなことはなかったでしょうか?


それは、自分自身のことは、当たり前に感じられてしまうからなのですね。


商業出版で、自分ならではの本を出版しようと思った時も、同じ事が起きます。

あなたならではの、優れた強み。

他の人が読みたくなるような、あなたならではのユニークな意見。

こうしたものも自分では、

「当たり前」

だと感じてしまい、スルーしてしまう可能性が高いのですね。

これは、とてももったいないことです。


あげくに、隣の花が赤く見えて、ありふれた本のコピーのような企画になってしまっては、

残念さもひとしおです。


そうならない為には、

誰か信頼の置ける人に、自分の話をすること。

そこで「すごいね」「面白いね」といわれたら、素直にそれを受け止めることです。

そのときは納得いかなくても、そこを掘り下げたなら、

やがてあなたならではの、納得いく出版企画につながっていくことでしょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2021/03/04流行にあえて乗らない、のススメ

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


流行という言葉には、強い力がありますね。

それに乗っかればうまく行きそうだし、

逆に乗らないと、取り残されそうな気もしてきませんか?


だから、著者として流行をとり入れようとする気持ちは、とてもよく分かります。

ビジネスでも「タイムマシン経営(海外の流行をいち早くパクる)」

といった権威ある理論になっていたりしますし、

商業出版の著者でも、それを実践している人もいます。


でも、しかし。

私は安易に流行に乗るのは、実はあまりお勧めしていません。


というのも、活躍できる期間が短いからなのです。

流行というのは、サッと来てサッと去るもの。

たとえ波にうまく乗れたとしても、それは長く続かないのです。

しかも近年、そうした波のサイクルはどんどん短くなっています。


だから一時期ブランディングができたように思っても、

気がついたときには波が引いてしまい、そのうち干上がってしまうのです。

そうなったとき、安易に流行に乗って、取り急ぎ、インスタントな中身の書籍を出していた著者がどうなるか。

それは言うまでもないですね。


ウォーレン・バフェット氏も

「潮が引いたあとで、誰が裸で泳いでいたか分かる」

といっていますが、一時的な熱狂が去ったあとは、

隠されていたものも全て赤裸々に見えてしまうもの。


そう考えると、やはり地に足のついた内容をしっかり考えて、骨太に打ち出すことが大切。

言葉にすれば当たり前のことですが、

商業出版の著者となると、感情にあおられてこのあたりが見えなくなりがちなので、

気をつけていきましょう。


あなたの中長期のブランディングの、ご参考になれば幸いです。

 

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