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出版ノウハウ無料公開ブログ

不安が消える、知識武装編

2021/03/04流行にあえて乗らない、のススメ

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


流行という言葉には、強い力がありますね。

それに乗っかればうまく行きそうだし、

逆に乗らないと、取り残されそうな気もしてきませんか?


だから、著者として流行をとり入れようとする気持ちは、とてもよく分かります。

ビジネスでも「タイムマシン経営(海外の流行をいち早くパクる)」

といった権威ある理論になっていたりしますし、

商業出版の著者でも、それを実践している人もいます。


でも、しかし。

私は安易に流行に乗るのは、実はあまりお勧めしていません。


というのも、活躍できる期間が短いからなのです。

流行というのは、サッと来てサッと去るもの。

たとえ波にうまく乗れたとしても、それは長く続かないのです。

しかも近年、そうした波のサイクルはどんどん短くなっています。


だから一時期ブランディングができたように思っても、

気がついたときには波が引いてしまい、そのうち干上がってしまうのです。

そうなったとき、安易に流行に乗って、取り急ぎ、インスタントな中身の書籍を出していた著者がどうなるか。

それは言うまでもないですね。


ウォーレン・バフェット氏も

「潮が引いたあとで、誰が裸で泳いでいたか分かる」

といっていますが、一時的な熱狂が去ったあとは、

隠されていたものも全て赤裸々に見えてしまうもの。


そう考えると、やはり地に足のついた内容をしっかり考えて、骨太に打ち出すことが大切。

言葉にすれば当たり前のことですが、

商業出版の著者となると、感情にあおられてこのあたりが見えなくなりがちなので、

気をつけていきましょう。


あなたの中長期のブランディングの、ご参考になれば幸いです。

 

2021/01/212021年、"本を書く"ということ

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、この記事を書いている現在、東京では新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言のまっただ中。

外出が減ると、書店に行く人も減りますから、本の売れ行きにも悪影響がある今日このごろ。

しかも当面の間は「withコロナ」でしょうから、先行きもあまり明るくないのが実情です。


では、本を書くこと、著者になることも、今後あまり価値がなくなるのか?

というと、むしろその逆。

これから先、著者であることは、ますます大きな付加価値を生む時代になってくるでしょう。


なぜなら、「書く」ことは、もはや特殊なスキルではなく、

社会人として活動し、ビジネスパーソンとして稼いでいく上で、

すでに「必須のスキル」になっているからです。


たとえば私たちは、

人とコミュニケーションをとろうと思ったら、メールやSNSを「書き」ます。

多くの人に情報発信をしようと思ったら、ブログを「書き」ます。

お金を稼ごと思ったら、集客のためにセールレターやコピーを「書き」ます。

このように、書くことの重要性は今後ますます高まることこそあれ、下がることなどあり得ません。


言い換えれば「書けない人」は、

コミュニケーションでもお金でも、

ポテンシャルを活かすことができなくなってくる。

活躍が大きく制限されてしまう。

そんな時代に、すでになってしまっているのですね。


そうした中、商業出版で、本を出すことは、

書くというスキルに磨きをかけるだけでなく、

価値あるテーマを書いているプロ、という信頼まで得られます。


出版企画を考えていく中で、

「自分の中で、もっとも世の中に付加価値を与えられるテーマは何か?」

を徹底的に掘り下げないと、出版社に企画を通すことはおぼつかないからです。

あなたの中でもっとも価値があるテーマを見つけることができるのですね。


「書くこと」があたり前なった時代の中、

抜きんでる人と、そうでない人の差がさらに開いてしまう時代、

2021年は、本を書くことを通じて、あなたの付加価値をさらに高めていきましょう!

 

2020/11/05自信がある人ほど著者として成功しにくい、"ある理由"とは!?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


自信。

いい言葉ですよね。

自己啓発の本や心理学の本でも、ポジティブ思考一色の感がありますから、

自信があることは無条件にいいことだ、と思っている方も多いことと思います。


ただ、こと商業出版で本を出そうとする場合は、注意も必要です。

なぜなら、

「自信がある人だけが落ちる落とし穴」

というものがあるからです。


それは何か?

「知の呪縛」です。

これはチップ・ハース、ダン・ハース著の「アイデアの力」という本に書かれている言葉なので、

下記引用しましょう。

--(以下引用)--

いったん何かを知ってしまったら、それを知らない状態がどんなものか、
うまく想像できなくなる。

(中略)

そうなると、自分の知識を他人と共有するのは難しい。
聴き手の気持ちがわからないからだ。

専門家というのは、ニュアンスや複雑さに魅力を感じるものだ。
そこに「知の呪縛」が生じる。

(中略)

そうなると単純明快なメッセージを書くことがただの「白痴化」に思えてしまう。

--(引用ここまで)--


つまり、こういうことです。

「ビジネスパーソンとして自信がある人ほど、自分の知識に自信がある。

 しかしその分、その知識が相手の役に立たないのではないか、という懸念も少ない。

 だから自信満々に、自分にとって好ましい表現で、知識を複雑なまま、伝えてしまうことが多い。

 そうなると、知識の無い読者から見れば、複雑で理解しにくい本になってしまう」

ということなのですね。


仮に、「素人にも分かりやすく」というアドバイスがあったとしても、

それはただの「白痴化」に感じられてしまうので、

アドバイスはスルーされてしまうことが多いのです。


なお、有名経営者や著名人の本は、ライターが代筆することも多いのですが、

そこには上記のような背景があります。

つまり、著者が知の呪縛に陥っていることが多いので、

分かりにくく複雑な本にならないよう、あらかじめライターに代筆を依頼し、

リスクを回避しようとしているのですね。


逆にいえば、

「専門家は知の呪縛に陥りやすい。自分もそうかもしれない」

と知っておくだけで、商業出版では、格段に有利になります。


確かな知識であるだけでなく、分かりやすい表現を工夫すること。

どんなに自信があっても、伝わりにくいかもしれないと、アドバイスに謙虚になること。


こうした得難い付加価値が、得られるからです。

それがあなたのノウハウに加われば、「鬼に金棒」。

自信がある人が謙虚になれれば、著者になることは難しくありません。


ご参考になれば幸いです。

 

2020/09/03著者とラーメン屋の、意外な共通点とは?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタントの樺木宏です。


さて、今回の記事のタイトル。

著者とラーメン屋の共通点とは、何でしょうか?


それは、

「実際に、現場を肌で知ることが大切」

ということです。


もしラーメン店を開こうと思ったら、

今人気のラーメン店を食べ歩いてみることが必要ですよね。

もし、

「自分は腕がいい料理人で、実績もすごいから、そんなの知る必要はない」

という人がいたなら、残念ながらその人の店は、閑古鳥が鳴いてしまう可能性が高いでしょう。


著者も同じです。

どれだけ頭がよくて、ノウハウも確かで、実績が素晴らしいとしても、

「今、自分が書こうとしているテーマは、どんな本が人気なのか?」

ここを肌感覚で知ることが、とても大切なのです。


ただ、ラーメン店と違って、著者の場合は「問題」があります。

書店で類書を読んでも、

「素人向けで、たいしたことない」

「知っている内容ばかりでつまらない」

「自分はもっと高度なことを書きたいんだ」

などと、思いがちなのです。


これは「知の呪縛」と呼ばれています。

高度な知識や経験を積むほど、自分がそうでなかった時代のことが、想像できなくなるのです。

しかし、商業出版での読者とは、悩みを解決したい、知識が乏しい普通の人。

このギャップが生まれてしまうと、

読者が求めているものを書かずに、通好みの自己満足に浸ってしまい、

売れない本になってしまうのです。


そうならない為にも、

高度な知識があればあるほど、

「現場」に足を運ばなくてはいけません。


ラーメン屋なら、ラーメンを食べに行きますが、著者なら、本屋です。

自分が本を出したとき、置かれるであろう棚を、見に行きましょう。

「実際にどんな本の隣に置かれるのか?」

「自分が書こうと思っている本は、どう見えるのか?」

このように、実際に、現場を肌で知ることが大切です。


きっと、

「思っていたよりも、ずっと分かりやすく書かなきゃいけないな」

とか、

「自分が書きたいことは、プロ向けの内容であって、素人向けではなかった」

などといった、気づきがあるはずです。


それを出版企画書に活かせば、

「鬼に金棒」

ですね。


実際に現場を肌で知り、

あなたのポテンシャルを活かし切った、素晴らしい本を世に送り出していきましょう!


ご参考になれば幸いです。

 

2020/08/20知らないうちにとらわれてしまう、著者ならではの"呪縛"とは?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタントの樺木宏です。


あなたは、どんなセルフイメージを持っているでしょうか?

高い人、低い人、どちらともいえない人、さまざまだと思います。


ただ、私が10年ほどこの仕事をやってきて思うのは、

「著者と一般読者のレベル差は、相当大きい」

ということです。

その道で何年、何十年とやってきたプロであるあなたの専門知識は、

セルフイメージがどうであろうと、

知識の無い一般読者からみれば、そうとう高いところにあるのです。


しかし、ここが問題なのですが、

人間というものは、

「自分がすごいということ」に、

なかなか気づけないように出来ています。

かなり高度な専門知識でも、

「これくらい誰でも分かるだろう」

と感じてしまいがちなのです。


だから、自分のレベルで、書きたいことをそのまま書いてしまうと、

読み手はあなたと同じくらい高度な知識が無い限り、

「難しすぎてよく分からない」

ということに、なってしまうのです。


このことは、「知の呪縛」という呼び名で、

チップ・ハース氏の「アイデアのちから」という本にも書かれています。

ちょっとご紹介しましょう。

>いったん何かを知ってしまったら、それを知らない状態がどんなものか、うまく想像できなくなる。

>そうなると、自分の知識を他人と共有するのは難しい。聴き手の気持ちがわからないからだ。

>専門家というのは、ニュアンスや複雑さに魅力を感じるものだ。そこに「知の呪縛」が生じる。

>そうなると単純明快なメッセージを書くことがただの「白痴化」に思えてしまう。


いかがでしょうか?

あなた優れたプロであればあるほど、売れる本を書くのは、逆に難しくなっていくのですね。


ではどうするか?

答えはカンタンです。

「自分が気持ちよく書いたことは、読者が求めていることと違う」

と、気づいていればよいのです。


この気づきがあれば、

自分がいくら納得していても、それが売れる本になるとは限らない、と理解できます。

感情では理解しくくとも、頭でわかっているので、

知の呪縛にまともにとらわれることは減ってくるでしょう。


そして試行錯誤しながら、

「素人である読者が読みたいことを、分かりやすく書く」

ことが、できるようになっていくのですね。


優れた著者とは、

高度な知識をストレートにぶつける人ではなく、

高度な知識を、それとは気づかないほど、分かりやすく伝えることができる人。


ご参考になれば幸いです。

 

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