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あなたも出版できる!心構え編

2024/04/11自分を大きくみせようとしないほうがよい理由とは?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版というと、多かれ少なかれ、「権威」のようなものを感じますよね。


書店にいくと錚々たる著名な人の本が並んでいますし、

あなたの本は同じような場所に、同じような値段で置かれることになりますから、

なおさら肩に力が入ります。


でも、そこで背伸びして「大きく見せよう」とすることは、

新人著者が陥りがちな落とし穴です。


たとえば、

「自分には知識がたくさんあることを、アピールしたい」

という気持ちが強いと、

結論ばかりが続く本になってしまいます。


当然、読者の頭の中には「なぜ?」「たとえば?」といった疑問が湧くのですが、

その気持ちを汲んであげないので、読者にストレスを与えてしまいます。


また、ライバル著者を意識する気持ちが強くなり、

大多数の素人の読者はおいてけぼりで、

通が好むような最新の知識ばかりになりがち。

基本中の基本をわかりやすく教える、といった配慮は、どこかに行ってしまいます。


一方、すでに売れる本を出しているベテラン著者やベストセラー著者は、

変に気負いがないので、読者の気持ちを想像する余裕があります。


ですので結論を押し付けることなく、

「なぜ?」「たとえば?」を親切に書いてあげますし、

素人目線で、基本中の基本をわかりやすく教えることも厭いません。


あなたが1読者として本を読もうと思ったとき、

「どちらの人が書いた本を読みたいか?」

は、いうまでもありませんね。


著者としての力量の差は、知識や経験の差というよりも、

「自分を大きく見せようとしない、心の余裕の差」


あなたのポテンシャルをさらに引き出すための、

ご参考になれば幸いです。

 

2024/03/14ライバルの本を"褒める"ところからはじめよう

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


当たり前の話ですが、本屋に行くと、たくさん本が並んでいますね。

あなたが出したいと思っているテーマについても、それは同様です。


すでに似たような本が棚にぎっしり詰まっていますから、

あとから似たような本を出しても、なかなか企画が通りにくいもの。

そこで、あなたの本ならではの「独自」の工夫が必要になってきます。


ではどうするか?

ということですが、

まずは売れているライバルの本を、

「褒める」

ところからはじめましょう。


その本がなぜ売れているのかを考え、

その内容や表現の工夫を、まず認めるのです。


そうすれば、自然とあなたの本も、そうした長所をふまえた本になってきますし、

承認することで肩の力も抜けて、よいアイデアも湧きやすくなってきます。


これが逆になってしまうとどうでしょう。

ライバルの本の欠点を探して、仮に見つけたとしても、

それであなたの本が、よりよくなる訳でもなく、

肩に力が入るばかりで、読者への親切心はどこかへ行ってしまいがちです。


これでは、あなたのポテンシャルを活かした本にはなりにくいですね。


書店に置いてある本は、あなたにヒントをタダでくれる有り難い存在であり、

ライバル著者は、あなたのポテンシャルを引き出すきっかけとなる触媒。

そう考えると、あなたの著者としての可能性も、グッと広がっていきますよ。


ご参考になれば幸いです。

 

2024/03/07文章のテクニックがなくても、"思いやり"だけで十分

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版で本を出すというと、

「高い文章力が必要なのでは?」

「自分にはちょっと無理そう...」

と感じる人が多いようです。


確かに、小説のような文芸作品を書きたいのであればその通りなのですが、

ビジネスパーソンが出したいのはノウハウや考え方、心構えを教える本ですから、

話は全く変わってきます。


それらの内容は、ビジネス、健康、自己啓発といったジャンルになりますので、

表現よりも内容の方が大切。

もっと言えば、表現の面はライターに代筆してもらうことも一般的ですから、

極論すれば著者の文章力は、必要ないのです。


ですので、文章力を理由に出版を諦めることは、

まったくのナンセンスなのですね。


それよりも大切なのは、

読者が関心を持つメリットを、提示できるかどうか。

そしてその内容を、読者が再現できるかどうか、です。


その道のプロである著者と、素人である読者には、かなりの距離感があります。

著者が教えたいことは高度過ぎて、

素人にはまったく興味が無かったり、

やろうと思っても難しく、再現性が低いこともしばしば。


そこで必要になってくるのが「思いやり」です。

素人の気持ちを想像して、

レベル感が低いと思っても、著者の方から寄り添ってあげること。

高度な内容を平易な言葉で伝えたり、

モチベーションが高まるように、分かりやすくメリットを見せてあげること。


こうした作業は面倒くさいので、読者に思いやりを持っていないと、

まず出来ないことです。

逆にいえば、それがあるだけで、読者の関心を引き、喜ばれる価値を提供できる、

ということでもあります。


必要なのは文章力ではなく、まず思いやり。

ご参考になれば幸いです。

 

2024/02/29三方よし、の出版をしよう

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


たまに聞かれるのが、

「商業出版のコンサルタトって、何をする仕事ですか?」

という質問です。

これには私は、

「著者さんの書きたいことと、世の中が求めていることの、"接点"を探す仕事です」

と答えるようにしています。


著者さんが書きたいだけでは、ビジネスとして成り立たないこともありますし、

世の中に合わせるだけでは、執筆の背景にある思い入れや動機が、おろそかにされてしまうことも。

そうならないように、両者の接点を見出す、という主旨なのですが、

言って見れば当たり前のことですね。


でも残念ながら今の世の中、

その当たり前がなかなかスムーズにいかないこともしばしばです。


出版社からすれば、売れる本にするために日々研鑽を積んでいますから、自負もあります。

その点では著者は素人であることが多いので、

良かれと思って押し付けのようになってしまうこともあり得ます。


一方、著者さんが本を出すということは、

自分の半生や思い入れのある大事なノウハウを、広く世に問うということです。

流行だからといって安易な内容変更や表現のアレンジには抵抗があり、

大事なものをおろそかにされているように感じ、

感情的になっててしまうこともあります。


そうならない為にも、

両者の想いをそれぞれ汲みつつ、

企画のコンセプトや目次、文章の内容に至るまで、

全ての面で"ちょうどいい落とし所"を探すことが大切になってくるのですね。


著者さんが書きたいことと、出版社や世の中が求めていること。

この両者がうまくかみ合った時には、

出版社はビジネスとしてうまくいきますし、

著者さんは「出して良かった」という充実感があり、

読者も悩みが解消されてハッピーという、まさに三方よし。


ぜひあなたにも、そうした出版を実現し続けて欲しいと思います。

 

2024/02/08著者としての可能性を狭めない、たった1つの注意点とは?


こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


ご存知ように、商業出版は出版社が内容を厳しくチェックして、

GOサインが出ないと本が出せない出版です。

そのため、肩に力が入ってしまう人も多いようです。


たとえば、

「頑張って、高度な内容にしなければ」

といった、力の入り方ですね。

ただ残念なことに、これは逆効果になることが多いです。


というのも、

読者の大多数は素人だからです。


人は難しい内容を理解しようとするとき、ストレスを感じます。

わざわざお金を払ってストレスを感じようとする人はいませんから、

本も敬遠されてしまい、売れないことになります。

編集者も同様に考え、企画をスルーすることも増えてしまうのです。


ではどうするか?

ということですが、

「商業出版は大多数の素人に寄り添う"親切勝負"」

だと考えましょう。


イメージしやすいのは、テレビです。

特にゴールデンタイムに放送される内容で、

テーマが政治や経済の番組は、

小学5年生でも分かるよう、

さまざまに親切に伝える工夫がされているので、参考になります。


言い換えると、

プロが見たら、ばかばかしいくらい親切で分かりやすいくらいが、

素人にとってちょうどいいのですね。


著者はその道のプロですから、高度だけれども分かりにくい本を書きがち。

「親切」という考え方は理解できても、

実際に行なうとなると、なかなか難しいですが、

そこを超えることが、あなたの著者としての可能性を広げます。

ご参考になれば幸いです。

 

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