あなたも出版できる!心構え編
2022/12/29先行きが見えないときこそ、著者のチャンス
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
いよいよ、2022年も今週いっぱいで終わりですね。
近年はパンデミックや経済の不安定さなど、
将来不安につながる出来事が日常茶飯事になってきました。
そんなときは、多くの人が情報をとって備えようとしますので、
著者をはじめ情報発信者にとっては、
じつは活躍の場は多かったのではないでしょうか。
特に、本のように信頼性が高い情報は、
他のメディアに流用される機会も増えています。
また、本は目的に沿って体系化されている情報ですので、
バラバラに検索するよりも時短・再現性の面でもメリットがあります。
こうした特性を活かしつつ、あなたの強みをぜひ世の中に発信していきましょう。
それは多くの悩める人を助けるということでもあり、
あなたのビジネスにとって集客やブランディングになるということでもあり、
また出版社も本が売れて喜ぶということで、
「三方よし」
の行為になることでしょう。
時代の変化の渦中にあって、なかなか先行きは見通せませんが、
よい情報が世の中に増えれば、よりよい世の中に一歩近づくのもまた事実。
そんな社会貢献を、来年も皆さんとご一緒できれば幸いです。
2022/11/24休むことも、著者の仕事のうち
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、世の中には、
「こうすればうまくいく」
という情報が多いですね。
かく言う商業出版の本も例外ではなく、
基本的に「うまくいく」方法が中心です。
しかし著者として成果を出し続ける上では、
「休むスキル」
が大切になってきます。
いいかえると、
「やる気を一定以上に下げないスキル」
「燃え尽きない技術」
といってもいいかもしれません。
なぜなら、本を書くのも企画を考えるのも、マラソンだからです
短距離でいくら速くても、走りきれないのでは意味がありません。
例えば執筆であれば、
約8万字から10万字を書くことになります。
期間にして、普通の人で数ヶ月はかかる長さです。
それも1つのテーマについて書き続けるのですから、
だんだん疲れてきますし、正直飽きもくるでしょう。
そんなとき、「休む」スキルがないと、
執筆が辛くなって、質が下がったり、精神状態が悪くなったり。
あるいは他の仕事が手に付かなくなったり、
人間関係に影響してしまう人だっています。
人生のステージを上げるために商業出版で本を出すのですから、
本末転倒にはしたくないものです。
でもそこで「休む」スキルがあれば、大丈夫。
多少疲れても、また気力を充電してから再開すればよいのです。
締め切りが気になるなら、相談すればいいだけの話です。
一番大切なのは、あなたのパフォーマンスなのですから、
そのために必要なコンディション調整もまた、最優先なのですね。
いかがでしょうか。
積極的に休むことも著者の大切なスキルであり、仕事の一部。
ご参考になれば幸いです。
2022/11/17最高のアウトプットはリラックスから生まれる
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版に限りませんが、なにかをアウトプットすることは、
けっこうストレスがかかりますね。
イライラしていたり、心に余裕がないときは、なかなかうまくいきません。
ましてや商業出版では、
自分のためではなく「読者のために」アウトプットしますから、
なおさら余裕が求められます。
また、アイデアを出すときも同様です。
リラックスしているときはよいアイデアが降りてきますが、
机の上で唸っていても、まずうまくいかないものです。
よいアウトプットができるのも、
よいアイデアが生まれてくるのも、
メンタルのコンディション次第ということですね。
そこでおすすめなのは、
著者の仕事は、一番リラックスできる状態でやることです。
方法は人それぞれですが、
「自分がもっとも落ち着く」
場所や方法を選びましょう。
たとえば私は、ねこがいるとリラックスするので、
本棚には段差をつけてねこが喜んで上り下りするようにしています。
他にも、デスクの周りにはねこベットを多数配置して、
ちょっと目線を外せばねこの寝顔、という環境で仕事をしています。
どうも日本では仕事というと、
肩に力が入って、なにやら自分を抑圧していないと仕事じゃない、
という雰囲気が昔からあるのですが、
まったくナンセンスなことです。
あなたのポテンシャルを活かした最高のアウトプットをするためにも、
仕事はリラックスできる環境がベスト。
ご参考になれば幸いです。
2022/11/10ライバル著者との競争に必要な、たった1つの考え方
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版で本を出そうとすると、
必ず意識せざるを得ないのが「ライバル著者」の存在ですね。
書店には似たような本がたくさん先に出ているので、
後から出すには工夫が必要だということです。
では具体的にどうすれば、ライバル著者と張り合って、
著者として活躍することができるのでしょうか?
結論から言えば、
「読者への親切勝負」に勝つことです。
なぜなら、
お金を払って本を買い、
時間を投資して読んでくれるのは読者だからです。
読者が「読んで良かった」「払ったお金に十分見合う価値を得られた」
と思える内容であれば、その本は売れます。
すでに出ている本では問題が解消できない人、満足できていない人、
そうした読者への親切勝負に勝てば、あとから出した本でも十分勝算はあります。
しかし逆に、
読者ではなく、ライバル著者のほうに意識が向いてしまうと、
残念な結果になります。
というのも、
より高度な内容を書こうとか、知識が多いことを見せつけよう、
といった方向に向かいがちからです。
それは読者への親切とは真逆の方向なので、うまくいかないのですね。
商業出版の最重要キーパーソンは読者です。
ライバル著者との競争では、
読者の体験を高めることに集中すること。
それが、ライバル著者との競争に必要なたった1つの考え方です。
2022/08/25"意識が高い人"が本を書くときの落とし穴
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本を書こうという人は、意識が高いプロの人が多いです。
それはよい事なのですが、こと著者という立場について言えば、デメリットもあります。
それは、
「素人の気持ちが分かりにくい」
ということです。
人は専門知識が増えれば増えるほど、それを知らなかった時の事が思いだせなくなります。
しかし、多くの読者は素人です。
つまり「素人の気持ちが分からない」ということは、
売れる本が書けない、あるいは書きにくいということなのです。
ここの勘違いに気づかないと、
ビジネスでの実績は素晴らしいのに、
著者としては今一つ、ということになってしまいます。
特に、自分の回りのスタッフをプロで固めていて、
クライアントも向上心の強い人たちばかり、
というケースは要注意。
集客力や見込み客リストがあるのでたまに出版社からオファーは来ますが、
素人に伝わらない内容になっているため、肝心の企画が今一つになりがちです。
あまり本が売れなければ、出版社からのオファーもやがてフェードアウトしてしまうでしょう。
「こんなにいい内容なのに、なぜ売れないのか」
といった不満を持っている人には、
こうした背景があるのです。
著者としてのポテンシャルをほとんど活かせないで終わってしまうのは、
とてももったいないですね。
ではどうするか?ということですが、
「自分の専門分野のプロとしての力量と、
著者としての伝える力は別。
むしろ反比例しがちなので要注意」
と知っておくだけで十分です。
そうすれば、素人からのフィードバックに敏感になれますし、
出版のプロのアドバイスにも耳を傾けることが出来るようになってきます。
そうなれば、元々持っている専門知識に「伝える力」が加わり、鬼に金棒ですね。
意識が高い人の落とし穴。
あなたがそこに落ちないための、ご参考になれば幸いです。