あなたも出版できる!心構え編
2022/04/28"自分"を手放せれば、著者としてもうまくいく
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、商業出版で本を出すというと、
なにやらカッコいいイメージがありますね。
著者という肩書きがつきますし、
専門分野で一定のレベルにある人、という信用も得ることができます。
もちろんそれは良いことなのですが、
時として「結果を出す妨げ」になることがあります。
というのも、
「自分がどう見られるか」に意識が向いてしまい、
読者の存在をつい忘れてしまいがちだからです。
本を出すのは出版社ですが、それを買って読んでくれるのは読者です。
だから読者の満足感が高ければ高いほど、売れる本になります。
逆にいえば、読者を意識しない本が売れることは基本的に無く、
偶然レベルのまぐれ当たりを期待するしかありません。
こうした理由から、著者というカッコよさに惑わされて、
なかなか結果が出ない、ということもしばしばなのですね。
考えてみれば、世の中多くの人が専門分野を持っており、
プロとして報酬を得て生活しています。
それだけ人の役にたっているのですから、
著者ももっと多くいていいはずです。
しかしそうならないのは、
「自分がどう見られるか」にとらわれてしまって、
「読者のために書く」ことができないから。
「自分」を手放して、
「相手のために」書きましょう。
その利他的な心構えが、
あなたの著者としての最短距離につながりますよ。
ご参考になれば幸いです。
2022/03/31企画は自分の中から出てくるもの
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
商業出版のコンサルタトというと、どんな仕事をイメージするでしょうか?
「企画を考える?」
「出版社に企画をつなぐ?」
いずれも正解です。
ただ私は、特に前者が重要だと考えています。
というのも、人は自分の強みにはなかなか気づきにくいものだからです。
出版業界から見ればとても魅力的な実績や切り口があるのに、
それに気づかないことがとても多いのですね。
が、しかし。
似ているようでいて全く違うものもありますので、注意が必要です。
それは、
「今これが売れているので、自分でも書こう」
というものです。
こうした企画を考案し、それを出版社に提案することは、
確かに企画考案であり、出版社への提案なのですが、
決定的な部分が抜け落ちています。
それは、
「あなたならでは」
の本になるかどうか、ということです。
自分らしい企画というものは、
市場に売れている本を真似るところからは、あまり出てきません。
むしろそうした情報をシャットアウトして、
自分の内面と向き合って始めて出てくるもの。
仮にテーマが今の売れ筋だったとしても、
それぞれの人によって、誰に何を伝えるかは、
全く異なってくるはずなのです。
こうした要素を大事にしないと、
「どこかで見たような本」
を後から出してしまうことになり、
ブランディングとしても弱いですし、
その他大勢の人の中に埋もれてしまうでしょう。
そうならない為にも、私の支援では、
あなたの経験や考え、そして思考を大切にしています。
売れ筋を調べることも大切ですが、
あなたならではの本を出そうと思ったら、
企画は自分の中から出てくるもの。
ご参考になれば幸いです。
2022/03/10本を出す自信がなくなったときは?
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
はじめて本を出そうとするときは、自信など無い人が多いですよね。
でも実は、ベテラン著者も同様なのを、ご存知でしょうか?
新人著者さんが2冊、3冊目を出す時期はかなり自信(過信?)がついてくるのですが、
その後5冊、10冊となると、逆に自信が無くなっていく人が多いのです。
それもそのはずで、
出版についていろいろ見えてくる時期になるからです。
たとえば、
もっと売れる本があることが分かってきて、ライバルの本が気になったり。
逆に自分の本で、もっとよりよくする余地があることが見えてきたり。
そうした内容とは別に、タイミングや時代性などの「運」的な要素も感じられたり。
それまで見えなかったものが見えてくるようになると、
急に足下がおぼつかなく感じ、自信が無くなっていく。
こうした心境の変化があるのですね。
ではこうしたとき、どうするか?
ということですが、
「焦って迎合しない」
ことが肝要です。
自信がなくなると人は、
つい今売れているテーマで書きたくなったり、
今流行っている表現手法を真似て、その波に乗っかろうとしがちです。
でもそれは、他の皆もやっていること。
むしろ後追いになりますから、
「その他大勢」として埋もれてしまうリスクが高まりますし、
「あなたならではの良さ」もスポイルされてしまいがちです。
そうしたときは、逆を行きましょう。
原点に戻るのです。
そのビジネスを始めたときの初心。
社会にどう役立つか、を志したときの気持ち。
こうした「志」は、
あなただけのオリジナリティであり、
商業出版で本を書く上でも、力強く後押ししてくれるパワーになります。
こんな良いものを持っているのですから、
迎合して薄めてしまうのはもったいないですね。
自信が無くなったときほど、原点にもどりましょう。
それが遠回りのようでいて、実は近道。
ご参考になれば幸いです。
2022/03/03はじめの一歩を踏み出せば、大丈夫
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
私が商業出版のプロデュースを始めて、約12年になります。
いろいろな職業、年齢の著者さんを支援してきましたので、
共通して一番ハードルになること、というのも分かりました。
それは、
「はじめの一歩」
です。
ここが、誰でも一番怖いのです。
たとえば、全く情報発信をしたことがなかった、専業主婦の著者さんの場合。
自分の意見をワードに打ち込むのが、「一番怖い」ことでした。
それまで自分の意見を、自分の名前でアウトプットしたことがないので、
「責任感」のようなものが押し寄せてきて、怖くなってしまったのですね。
その後「まずは1行」からワープロソフトに打ち込むところから始めました。
今ではベテラン著者としてご活躍している人でも、最初はこのようなことは珍しくないのです。
こうした感情は、成功したビジネスパーソンでもあまり変わりません。
たとえば、企業を何社も上場に導き、経営コンサルタントとしても成功している著者さんの場合。
すでに本も何冊も出されていましたが、
「商業出版はエベレストのように高い山だ」
と感じている、とお話されていました。
言い換えると、出版業界や読者を「自分を批判する側の人たち」と位置づけていたのですね。
そのため、企画はどうしてもハイレベルかつ専門性の高いものになりがちで、
売れる本をつくる上ではマイナス要素になりかねませんでした。
その後、もっとリラックスして読者層をカジュアルな方向にしたところ、
ベストセラーを含め何冊も商業出版に成功されています。
このように、
「はじめの一歩」
が、誰でも一番怖いのですね。
でも、大丈夫です。
この記事を読んで頂いているということは、
「すでに一歩を踏み出している」からです。
なぜなら、もうこの記事を読むという「商業出版のインプット」をしているからです。
呼吸で、息を吸って吐くのと同じ。
まずはインプットして、アウトプットする。
これは著者の基本動作ですから、すでにスタートを切っているのですね。
すでに吸っているのですから、あとは吐くだけ。
最初の1行をアウトプットできれば、大丈夫。
それを続けていけば、想像したよりも「ラクな景色」が見えてくることでしょう。
もし、この記事を読んでいる方の中に、
「商業出版なんて、ちょっと自分にはまだ無理」
と思っている人がいたら、ぜひ何度か読んで見てくださいね。
ご参考になれば幸いです。
2022/01/27出版を考えると、自分が見えてくる
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
今日の話題は、
「出版を考えると、自分が見えてくる」
です。
人は皆、自分のことはよく分かっているものと思いがちです。
でも、実はそうでもないことも、多いのですね。
私も仕事柄、多くの人の半生を伺って、
「だから、今これを書きたい」
というご相談に、いつも乗っています。
そこでいつも感じるのが、
「えっ、そこですか?」
ということ。
なぜなら、
その人にはもっとユニークな、
「特別な」独自の強みがあるのに、
それを「軽くスルー」してしまっている人が多いからです。
そして逆に、
どこかで聞いたような、他にも替えが効きそうなポジションをとって、
著者になろうとしている人が大半です。
これは大変もったいないことですね。
企画もなかなか通らないでしょうし、
仮に通っても「その他大勢」と似たような立ち位置ですから、
埋もれてしまうことが多くなってしまうでしょう。
これは本だけでなく、ビジネス全体のポジショニング、ブランディングについても言えることです。
でも、このようなもったいないことになる理由も、よく分かります。
人は誰でも、
自分でできることを、
「当たり前のこと」
「他の人でもできるだろう」
と考えがちですし、
逆に、
自分が出来ないことを気にし過ぎたり、
それが出来る人を高く評価しすぎたりします。
まさに、
「隣の芝生は青い」
と感じてしまうのですね。
そうならない為に、
著者としてのポジションを、第3者の意見も聞きながら、
別の角度から見てみること。
そうすることで、
当たり前だと思っていたことが、とても価値のあることだったり。
あなたの「特別」なユニークさであることに気づいたり。
商業出版では、そうしたことが日常茶飯事です。
今後のあなたの、
新たな自己発見の機会が増えますように。
ご参考になれば幸いです。