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あなたも出版できる!心構え編

2021/04/08商業出版とかけて、野球の素振りと説く。その心は...

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


今回の記事のタイトルを見て、

「出版と素振り?なにそれ...」

と思った方もいるのではないでしょうか。


実はこの2つ、切っても切れない深い関係があるのです。

その関係とは、

「量は質に転換する」

ということです。


野球では、ホームランバッターになろうと思えば、毎日何百、何千と素振りをします。

そして商業出版では、ベストセラーを出そうと思えば、プロの編集者でも本のタイトルは100個くらい考えます。

そうやって、量を質に転換するという点で、野球も出版も同じなのですね。


そう考えると、私たちが出版企画を考えるのであれば、アイデアを数多く出していくことは必須といえるでしょう。

地道な作業ではありますが、どんなに派手に活躍する人でも、裏では地道な努力をコツコツしている。

言われてみれば当たり前のことですが、商業出版となると肩に力が入ってしまい、こうした当然のことも見落としがち。
いきなり打席に入ってホームランを打とうとするようなことを、してしまいがちなのですね。


いかがでしょうか。

地道に「点」の「量」を出し続ける中で、「質」に転換してきましょう。

素振りのように、アイデアを出していきましょう。

それが遠回りのようでいて最短距離であり、あなたのポテンシャルをフルに活かした著者デビューに直結することでしょう。

ご参考になれば幸いです。

 

2021/04/01好きなことを書いて著者になる、は正しいか?

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


「好きなことをして生きて行く」、というフレーズを耳にしたことがあると思います。

たとえば、

好きなことを仕事にする。

好きな人と付き合う。

好きなものだけを残して後は捨てる。

などですね。

「個」を尊重する時代ですから、まっとうな考え方のように思えます。


では、「好きなことを書いて著者になる」は、どうでしょうか?


私は、ちょっと難しいのでは、と考えています。


というのも、商業出版の主役は読者だからです。

お金を払って買ってくれるのも読者ですし、

貴重な時間を割いて読んでくれるのも読者。


いいかえると、著者は読者を助けるためのサポート役なのです。

そのサポート役が、主役のことをあまり考えずに、

「好きなことを書く」と、どうなるでしょうか。

ともすれば、

読者のことをあまり配慮しない本、

読者がついてこれなくても気にしない本

を生んでしまいがちなのは、想像に難くありません。


そうした心構えでつくられた本は、行間からにじみ出るように、気持ちが伝わってしまうもの。

いかに内容がよいものであっても、なにか冷たいものを感じさせてしまいます。

そうした本は、口コミでも広がりにくいですし、売る側もあまり肩入れしにくいもの。

誰かがよほど広告費を投入して力技で売らない限りは、売れない本になりがちなのですね。


そうならない為には、「逆」で行きましょう。

自分が好きなことを書くのはそこそこに、

読者が好きなことを追求して掘り下げて、書いてみる。


どうせ自分の好みは反映されるのですから、そこはほどほどでよいのです。

それよりも、読者をありありと、1人の人物が思い浮かぶくらい、リアルにイメージしましょう。

その人の為に、全力でアウトプットしたなら、必ずや温かいものが伝わります。

それは先の「逆」の好影響となって、あなたに返ってくることでしょう。


抽象的ですが、とても本質的な著者の心構え。

ご参考になれば幸いです。

 

2021/02/25出版するためのベストコンディションのつくりかた

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


いわゆる「調子がいい」ときってありますよね。

ストレスなく、スムーズに物事がうまくいき、それが今後も続くような気がする。

実際、そういう時のアウトプットは、よいものが出来ることが多いです。


では、著者にとって、そういったベストコンディションにもっていくにはどうすればよいのか?


それは、

「心の安定」

だと思います。

心が安定していれば、俯瞰でものごとを見ることができます。


たとえば、読者。

自分の書きたいことだけでなく、読者が何をもとめているかが見えてきます。

あるいは、時代性。

過去にどんな本が売れたかだけでなく、これからどんな本が売れそうかも見えてきます。


今の自分の「確信」だけにたよることなく、

まだ知らない要素を柔軟にとり入れられますので、

出版企画がどんどんよくなり、ブラッシュアップされていくのですね。


一方、心が安定していないと、どうなるか。

自分の考えと合わないことは、否定しようとします。

だから、読者の求めていることも見えてきませんし、

過去売れた本ばかりみて、これから売れそうなことがらも見えてきません。

結果、書かれた企画も本も、自己満足度は高いものの、今一つ世の中に受け入れられないものになりがち。

これは自身の過去も鑑みつつ、自戒もこめて実感しているところです。


ではどうするか?ということですが、

「心を整える」

これに尽きますね。

脳科学的にいえば、「幸せホルモン」セロトニンを分泌させること。

特に、意識の高いビジネスパーソンは、

快楽ホルモンのドーパミンや、闘争のホルモンテストステロンなどを、

好んで追い求める人も多いはず。

特にテストステロンはセロトニンと相反することが多いため、

意識してバランスを取らないと、心が荒れてしまいがちです。


そうならないよう、過去に培ったよい習慣があると思いますので、それを利用すること。

他にも、瞑想する、食生活を正して腸内環境を整える、あるいはねこの動画を見る、

などもよいと思います。


今回は、なにやら抽象的な話になりましたが、

「心の安定」とアウトプットは比例するものですから、

遠回りのようでいて、実は最短距離。

あなたの著者ブランディングの、ご参考になれば幸いです。

 

2021/02/18ラクして企画を考えたい、と思ったら読む話

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さてあなたは、出版企画を考えることが好きでしょうか?

おそらく、そういう人はあまり多くないのではないでしょうか。


というのも、出版企画を考えること、

特に商業出版の書籍の企画となれば、

ストレスが大きいからです。


読者が読みたいと思うテーマには、すでに多くの本が出版されています。

そこで本を書いているライバル著者達は、いずれも優秀で実績もある人が多いもの。

そうした中であなたの本を差別化していくのは、なかなかハードルが高い作業です。

だから企画考案では試行錯誤がつきもので、ストレスもかかってくるのですね。


しかし、著者を目指す上では、ここがある意味もっとも肝心なところでしょう。

自分の書きたいことや、誇らしい実績やノウハウ、それをストレートに前面に出せば、

企画考案のストレスからは逃れることができます。

自分自身が満足している内容を書くのですから、安心感もあるでしょう。


でもそこが、落とし穴。

スティーブ・ジョブスも、

「安全にやろうと思うのは、一番危険な落とし穴なんだ」
(It is the most dangerous pitfall to think safely.)

との言葉を遺しているように、

ラクに、安全に商業出版の企画を考えようとすることは、

近道のようでいて、遠回りになってしまうのです。


結局はあなたの強みを活かしきれず、

ライバルとも差別化できない、

そんな出版企画になってしまうのですね。

そうした企画はまず出版社に通りませんし、

仮に通っても売れない本になってしまいます。


あえてラクでは無いほうの道を行きましょう。

てっとりばやいアイデアに飛びつかない。

ストレスを感じつつも、モヤモヤ企画を考える。

このマインドセットがあるだけで、

あなたの今後の著者人生を、何年も前倒しでスタートすることができますよ。

 

2021/02/11あなたの本が80倍売れる、たった1つのコツ

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


著者。

情報発信する人があふれる今の時代でも、いい響きの言葉ですよね。

信頼のおける専門知識をもったプロ、という印象を相手にあたえ、

数多いライバルの中から、あなたが選ばれる理由を与えてくれます。

あなたのビジネスを加速し、人生のギアを一段引き上げてくれる肩書きといえるでしょう。


ただし、何かを得れば何かを失うもの。

すべての物事と同じように、著者という言葉にも、トレードオフの関係が存在します。


それは、「プライド」です。

プロであればあるほど、自分の専門知識や能力に誇りをもつもの。

それは悪いことばかりではないのですが、

こと商業出版で本を書く場合には、マイナスの作用があるのです。

何冊か本を書いて著者として軌道に乗ってきた人が、陥りがちなワナでもあります。


たとえば、

玄人好みの高度な内容を書こうとすること。

でも読者は素人なので、難解で再現性も低くなってしまいます。

一部の人は喜ぶものの、多くの人にとって価値が低い本になってしまうのです。

そういう出版企画はなかなか出版社のOKが出ませんし、

たとえ出ても売れる本にはなりにくいでしょう。


あるいは、

人は知識を得れば得るほど、自分がそれを知らなかった状態をうまく想像できなくなります。

自分の知識を人と共有するのが難しくなってしまうのです。

つまりあなたがプロであればあるほど、読者の気持ちがの気持ちがわからなくなってしまう。

自身の知識や能力に誇りをもっていればいるほど、売れる本が書きにくいのですね。

ではどうするか?

ということですが、

「自分の動機をみつめる」ことです。


抑圧する必要はありません。

仮に、「専門知識をひけらかして、皆にすごいと思ってもらいたい」

という動機に気づいたなら、それはそのままでよいのです。

ただし、それだけでは自己満足で終わってしまいますから、

「読んだ人の人生が、もっと良くなりますように」

といった、外向きの、社会的な、自分の殻をやぶった動機を加えましょう。


1つの業界があれば、プロは約1%程度で、80%以上は素人だと言われていますから、

単純に80倍以上の読者に満足してもらえる、より売れるコンテンツが生まれることでしょう。


自分も満足、読者も満足、そして出版社も満足。

三方良しの著者になるための、ご参考になれば幸いです。

 

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