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あなたも出版できる!心構え編

2023/08/31ハートは熱く、でも頭は冷静に

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版で本を出したいと言うことは、

「これを書きたい!」

という熱い思いを持っている人が多いです。


それは執筆の原動力となりますし、

商業出版のハードルを乗り越える上で、素晴らしい力になってくれます。


私はこの「著者の思い入れ」は、本を出す上で1番大切なことだと思っています。

ただ、注意したい点もあります。

それは、

「思いが熱過ぎるあまり、企画としての採用確度が下がってしまうこともある」

ということです。


なぜなら「これを書きたい!」という思いが強ければ強いほど、

「その内容が正しいのは当然の前提」

「それをくどくど説明する必要はないのでは」

と感じる傾向が強くなるからです。


つまり、どうしても主観的になってしまいがち、ということなのですね。


そうなると、説明が不十分で、

「なぜこの考え方をすべきで、この手段をとるべきなのか」

という客観性がほどんどない本になってしまいがち。

それを読んだ編集者は「?」が頭の中に浮かんでしまい、

企画をスルーする可能性が増してしまうのです。


そうならない為には、

熱い思い入れと同時に、「クールな思考」も一緒に併せ持ちましょう。

同時に行なうのが難しければ、

日を空けて別の日に、改めて企画を見直すことです。


そうすれば、

「自分の意見ばかりが先行してしまったな・・・」

「ちょっと説明が足りないな・・・」

といった、客観的な視点で見ることが出きるようになります。


多面的な視点で見直せば、企画の採用確度は格段にアップします。

ハートは熱く、でも頭は冷静に。

あなたのポテンシャルをフルに発揮していきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2023/06/29知識が完璧でなくとも本を書こう

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出すというと、

「すごい知識がある人」

というイメージがありますね。

商業出版で著者デビューするとなれば、なおさらでしょう。


そのためか、

「知識が完璧でないと、本は出せないのでは」

と感じて、出版へのチャレンジに二の足を踏んでしまう人も多いようです。


でも結論からいえば、それはナンセンス。

なぜなら、

「本を書くということは、新しくインプットしながら行なうもの」

だからです。


考えてみれば、元々あった知識かどうかなんで、読者にはどうでもいいこと。

むしろ幅広く、新しく仕入れた知識もあったほうが、

読者の役にたつ、よりよい本になる可能性も高まります。


科学者や研究者の世界だって同じです。

すでによく知られた知識だけでなく、新しく仕入れた知識にこそ、

大きな価値があります。

逆にいえば、すでに知っていることだけで書くアウトプットは、

「どこかで見たような内容」ですから、人々の関心を引きにくく、

面白くない本、売れない本になりがちだと言えるでしょう。


いかがでしょうか。

既存の知識量を気にしすぎる必要はありません。

むしろ大切なのは、どんどんインプットするという姿勢や、

どんなインプットをするかという目の付け所。

そこが面白ければ、大きな価値を生む本を書くことができるでしょう。

出版へのチャレンジに二の足を踏んでしまわないための、

ご参考になれば幸いです。

 

2023/03/23著者という"キャラ"を演じよう

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版では、著者が教える立場で、読者が教わる立場。

そう考えると、

「頼もしく、結論から入って、断言する」

という文章の書き方が、著者には適してします。


しかしここで問題になるのが、

「私は本来、そういうキャラではない」

というケース。

著者として求められるものと、本来の自分にギャップがあるので、

「うまく書けない」

「偉そうに思われたらイヤだな」

といった風に、悩んでしまいがちです。


そんなときは、こう考えてみてください。

「自分がどう思われるかより、読者がどうなれるか」だと。


自信なさげに婉曲に語られるよりも、

力強く言いきってもらったほうが、読者は納得しやすいですし、行動しやすいに決まっています。

であれば、自分がどう思われるかはさておき、

読者のために、あえてキャラを演じましょう。


これは著者に限りません。

たとえば文化人や芸能人でも、楽屋とスタジオではキャラが違う人は多いもの。

それは、視聴者に伝える上で効果的だからであり、より喜んでもらえるからでしょう。


要は、自分のことよりも、相手のことを優先する、ということですね。


ぜひ堂々と、著者という"キャラ"を演じていきましょう。

 

2023/03/09本を出すことは、短距離走ではなくマラソンです

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、商業出版で本を出すメリットは大きいです。

その分野の専門家、という認知が高まり、取材やメディア出演のオファーが来やすくなります。

読者がファンになることで集客力もアップし、SNSやメルマガなどの反応も増えます。

そして本が売れれば次のオファーが来て、これらの好影響が持続・拡大していきます。


でも、ここでこんな風に思うかもしれません。

「でも企画を考えるのは苦手だし、突出した強みもないし...」


安心して欲しいと思います。

自分を追い込んで企画を考える必要などないし、やってはいけないからです。


仕事にプライベートに多忙な上に、そうした重荷を背負い込んでしまっては疲れてしまいます。

なにより、読者の心情まで考えたよい企画が浮かびません。


多くの人は商業出版で企画を考案した経験があまりないので、必要以上に身構えているのかもしれません。


実は本を出すということは、マラソンのようなものです。

無理なく続けられるペースで、

「そういえば、こうした相談を受けることが多いな」とか、

「こういうことに深く悩んでいるんんだな」といった、

日々の気づきが企画のヒントになります。


こうした小さな気づきを集めていくことは、それほど大変ではないですよね。

そこに伴走者がいれば、より長く、より遠くに行くことができるのですが、それはおいておきましょう。


逆に、机にかじり付いて「今からの1時間で企画を出す!」などとやってしまうと、

キツい上になかなか結果がでません。やがて意欲も減ってしまうでしょう。


こうしたやり方はすでにある程度トレーニングが出来ている人のもので、

初めて本を出そうとする人には短距離走のようなもの。

ペースが速過ぎて続かないですし、いいタイムも出ないのです。


商業出版で本を出す、企画を考えるということは、マラソンのようなもの。

まずは肩の力を抜いて、リラックスするところから始めてみませんか?

 

2023/01/26な〜んにもやりたくない時期はどうする?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


モチベーションって、波がありますよね。

やる気が湧いてくる時期もあれば、そうでないときもあります。


そんなときノウハウ本を読んだり

自分を叱咤激励したりすることもあると思いますが、

私はあまりおすすめしません。


その理由は2つあります。

1つ目は、背後にある動機が強化されてしまうからです。


たとえばやる気が出ないときに、

ネガティブな動機で行動してしまったらどうでしょうか。

「これをやらなければ、自分はダメになる」

というような内面の声にしたがって行動すれば、

それが強化されてしまいます。


そうなると、いくら良い結果が出ても、周りの人から評価されても、

前よりも自分自身が頼りなく感じるようになってしまうでしょう。


もう1つの理由は、肉体的なことです。

やる気がないときに無理に出そうとするとき、

体内ではホルモンが働いています。

とくに副腎から分泌されるコルチゾールというホルモンは大切で、

血糖値や血圧を上げたり、坑ストレスのために分泌されます。

いわば、やる気を無理やり絞り出しているような状況です。


こうした状態は臓器に負担になりますので、

いつもやる気を出すのに無理していると、

肉体的にホルモンが分泌できなくなってきます。


たとえば上記のコルチゾールが出せなくなってくると、

低血糖に陥りやすくなったり、ストレスに弱くなったり、

炎症を抑えられない体質になってしまいます。


いかがでしょうか。

ちょっと無理すれば出せるのがやる気ですが、

それをあなたの「いつものスタイル」にするのは、ちょっと考えもの。


長く活躍し続ける著者、ビジネスパーソンになってもらうためにも、

ときには「やる気がでるのを待つ」ほうが、よいときもありますよ。


ご参考になれば幸いです。

 

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