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あなたも出版できる!心構え編

2017/08/24商業出版は、"ちょっと暑苦しい"くらいがちょうどよい

こんにちは、樺木宏です。

さて、多くの著者さんの出版デビューをみていると、

その後長く活躍し続ける人には、「これはいいな!」と思う共通点があります。

それをぜひあなたにも取り入れてもらいたく、今回の記事を書いてみました。


それはなにかというと、

「"熱い想い入れ"をちゃんと見せている」

ということです。


だれしも専門分野やこだわりのあるテーマで書くのだから、当たり前のようですが、じつはさにあらず。

つい同業他社やライバルが気になってカッコよく書こうとか、すごい内容のように見せたいとか、

そうした雑念が入ってくるからです。


本は、カッコつけてもロクなことはありません。

当の本人は悦に入っていても、読者から見れば、

「自分のための本ではないな」とか、「温度が低いな」などと思われるのがせいぜい。


書籍の場合は著者と読者の距離感もありますし、その分量からメッセージも拡散しがち。

だからむしろ、

「温度高め」「ちょっと暑くるしい」

くらいで、ちょうどよいのです。


とはいえ、そうした「情緒的」な面を出すことは、ためらわれてしまうこともあるでしょう。

また、いざ本を世に出す段になると、反論や批判も気になってきますから、角を丸めて無難な表現にしがち。

でもそこをあえて一歩踏み込み、あなたの「感情」「主観」を、温度高めに見せられるかどうか。

そこが、読者の共感を呼び込み、その後の口コミや好レビューなどにも直結してくるのですね


迷ったら、ちょっと暑苦しいくらいで書く。

ぜひ、取り入れて見てください。

 

2017/07/27販促と中身、どっちが大切?

こんにちは、樺木宏です。

さて、商業出版は文字通り「ビジネスとしての出版」ですから、

売れることがとても大切です。

売れれば著者のブランド力も上がりますし、印税も入ってきます。

出版社も大喜びです。


いかにいいものをつくっても、その存在を知らなければ、誰も買えません。

だから広告などで知ってもらうことは、とても大切です。

そういう意味で、販促やマーケティングは欠かせないものです。


しかし、矛盾するようですが、「売れることを大切にしつつ、執着はしない」

ことは、もっと大切です。

というのも、売らんがために、宣伝や広告にばかり力を入れて、

肝心の中身がおろそかになってしまうことが、ままあるからです。


本をつくっている間は、

「この中身だけで、売れるように書く」

「読者が共感して、口コミが連鎖するように工夫する」


くらいで丁度良いでしょう。

実際問題として、こういうふうに考えないと、なかなか行動のバランスをとることは出来ないものです。

なお、そうした思いで中身を「練り込んだ」本は、中長期にわたって

売れ続けることが多いと感じています。

そしてなにより、こうした「中身が練り込まれた本」は、

広告を打ったときにその反応が良いのです。

あなたの本もぜひ「口コミだけで売れる」くらいに創意工夫をしていきたいですね。

きっと書き手も読み手も、今まで以上に満足できる本になることと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

2017/06/29新人著者の出版成功率は、○○で決まる!?

こんにちは、樺木宏です。


新人著者の商業出版支援をずっと続けてきて思うのは、

「新人著者の出版成功率は、"打たれ強さ"で決まる」

ということ。

これは、本当に実感しています。

私の支援実績や経験から言えば、いつのまにかベストセラー著者になったり、本を普通に出し続けている人。

こういう人は、ほぼ例外なく「打たれ強い」のです。


それはなぜか?

実は、企画をダメ出しされるということは、

「上手くいかない方法を避けて通れるようになる」

ことに他なりません。

だから例えば、何度も企画をダメ出しされても、

そのダメな理由をしっかりと正面から受け止め、ブラッシュアップに活かせば、

その企画は元の企画よりも確実に採用確度が上がります。


その企画が良くなるだけでなく、本人の企画力自体もレベルアップしますから、

次の本に取りかかるときは、最初から高いレベルでスタートできます。

こういうことを繰り返していけば、いつのまにか、

「良い企画が普通の状態」になるでしょう。


そうなればしめたもので、編集者も「この人は分かっている」ということで、ご縁が続きやすくなります。

そうなると次のオファーが来やすくなり、場数を踏んでさらに企画力があがり・・・といった好循環なのです。

逆に、打たれ弱いとどうなるか。

企画がそれ以上良くなることはありませんし、企画力がアップするチャンスも逃します。

そうなると負の循環が生まれてしまい、「商業出版ってむずかしいな・・・」

と感じ、足が遠のいてしまうのですね。


だからあなたの著者としての成否を分けるのは、「ダメ出しされたときの感情操作」です。

なにも、ナチュラルに打たれ強い必要はありません。

決して自分を否定せず、「あ、これはダメなのか。よし、これでノウハウを1つ覚えた」

という風に、無理にでもポジティブに解釈して欲しいのです。

そうすれば、少しずつでも、確実に著者としてのレベルアップが続きます。

そして必ず、「出版決定」「重版」「ベストセラー」という風に、結果もついてくるのですね。


あなたのポテンシャルを引き出すための、ご参考になれば幸いです。

 

2017/06/22その本を書く"動機"をチェックしませんか?

こんにちは、樺木宏です。


数多くの本をつくってきて、プロデュースした部数も累計100万部を超えました。

だからこそ最近感じるのは、

「出版はテクニックよりも"動機"のほうがずっと大切」

ということです。


というのも、出版のテクニックがあれば、説得力や実績は、つくってしまえるものなのですね。

本をある程度読んでいれば、ぴったりの説得力はどこからがひっぱってこれるものだし、

実績も見る確度を変えたり、表現を工夫すれば、それらしく見せることができます。

でもそうやって作った本は、どこか「匂い」ます。

テクニックの匂いというか、作為を感じます。

そしてそういう本には、あまり心を打たれません。

だから、よほど販売促進にお金をかけたり、膨大な数の見込み客リストを持っている人でもないかぎり、

それほど世の中に響かない、あまり売れないように思います。


一方、「動機」のほうは、なかなかテクニックでは作れません。

その著者さんの持っている、心の深いところの欲求が反映されてくるからです。

無理やり作ろうとしても、筆が止まってしまうので無理です。


そして、その動機が共感できる、尊敬できる素晴らしいものだったとき、

その本も人の心を打ちます。

それは文章が上手いとか下手だとかあまり関係ありませし、

販促費用がなくとも、じわじわ口コミで広まり、ロングセラーで売れる本になりやすいように思います。


だから最近私が思うのは、本を出す時に大事なのはテクニックでも販促費用でもなくて、

「動機」なのです。

ちょっと違う動機で書くだけで、全く違う本が出来上がるのは、とても面白いです。


もし、自分の執筆動機がよく分からないという方がいたら、

私が客観的に見て差し上げますので、ご相談くださいね。


あなたの本がより人の心を打つための、ヒントになれば幸いです。

 

2017/06/08シンプルに書くと得られる、大きなメリット

こんにちは、樺木宏です。

さて、商業出版というと、なにやら身構えてしまう気持ちになりませんか?

私の見る限り、普段はフランクな人でも、肩に力が入ってしまうことが多いようです。


よくあるのは、分かりやすい日本語訳があっても、あえて英語風にカタカナを使ってみたり。

必要以上に長い言い回しをしてみたり。

専門用語を多く使って、プロっぽく見せようとしたり。


つい自分を「盛って」大きく見せようとしがちなのですね。

でもそこには、「正反対の印象」を与えてしまうという落とし穴があることは、

ぜひ知っておいて欲しいと思います。

というのも、

読み手は「文章の意味を理解しずらい」と感じると、

「その文章は、説得力が弱い」

と感じる上に、

「書いた人はあまり知的ではない」

と考えることが、証明されているからです。

私はこの話を、アメリカの社会心理学者、ロバート・チャルディーニの著書で知りました。


著者の文章読み手といえば、まずは編集者、そして読者ですね。

編集者が「説得力が弱い」と感じてしまえば企画は通りませんし、

読者が「書いた人はあまり知的ではない」と感じてしまえば、その本はあまり売れないでしょう。


このように、思いきり背伸びしよう、権威を強く印象づけよう、とするのは逆効果。

意図したのとはむしろ逆の結果になりがちなのです。


だから、商業出版でまず大切なのは、実はリラックス。

自分をどうやったら盛れるか?大きく見せられるか?ではなく、

どうやったら「より親しみやすく、分かりやすく伝えられるか?」

と自分に問うて見て下さい。

そのためにも、著者としての環境は、「あなたの劣等感を刺激しない環境」にしたいですね。


あなたの力を十分発揮するための、ご参考になれば幸いです。

 

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