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あなたも出版できる!心構え編

2016/05/183冊目から先、本を出し続けるために必要なこと

こんにちは、樺木 宏です。


さて、ご存知のように出版業界は、売上は減りながらも、出版点数は長いこと増加傾向でした。

つまり、1点あたりの「重み」は、軽くなってきているといえるでしょう。

以前とは違い、あなたの本が何年も書店にずっと置いておかれる、ということは少ないのです。

また、売れる本が出れば、似たような本が書店に並びます。

あなたの本が売れたとしても、いずれ「似たような著者の中の1人」になってしまうかも知れません。


そうなると、ブランディグや集客のために本をだしたいあなたとしては、

「本を出し続ける」

ことが大切になってきます。

冊数が増えてくれば、ベストセラーになる率も高まりますし、

その冊数自体が権威を高めてくれます。

そうなれば他メディアへの露出も増える、という好循環を起こせます。


ただし、出し続けるとなると、あなたに求められるものが変わってきます。

それまで培った経験やノウハウが枯渇してくるからです。

「言いたいことは言い終わった」

「もう書ける内容が見当たらない」

といった状態になりがちなのですね。


そうなったとき、あるいはそうなってしまう前に必要なのは、

「自分が書きたい事、書けることの殻をやぶる」ことです。


「書きたい事の殻を破る」とは、自分が書きたいかどうかだけでなく、

世の中の求めていること、多くの読者が悩んでいることを重視する、ということ。


そして「書けることの殻やぶる」とは、新しい知見をインプットして、

より広く、より深く、書けるように成長していくことです。


こういう姿勢をもっているか否かが、今後の活躍し続けられる期間を決める、

といってもよいのではないでしょうか?


これらは著者が本を出し続けるために必要なだけでなく、

ビジネスパーソン皆に、要求されていることだと思います。


あなたのブランド力を維持・向上し続けるための、ご参考になれば幸いです。

 

2016/04/27専門家としての権威は、本当に出版に役立つか?

こんにちは、樺木 宏です。


本を出したいと思っている人のなかには、

掘り下げた学問分野がない、

飛び抜けた専門領域をもっていない、

ということで「自分に出せるのかどうか?」と悩んでいる人もいるかと思います。


でも結論から言えば、そこまで突き抜けた専門性は、商業出版には必要ありません。

逆に、あまりに専門領域への思い入れや権威が強いと、マイナスにすらなるのです。


なぜなら、既存の学問分野のカテゴリー1つで、実社会の問題解決を出来ることは稀だからです。

商業出版は「読者の問題を解決するもの」ですから、

多くの場合、垣根を飛び越え、組み合わせなければいけません。

その組み合わせや創意工夫がないと、いかに学問分野の権威でも、

実際の問題解決ではあまり役に立ちません。

また、専門領域についても同様で、それをそのまま書くのでは、

「専門書か実用書」となってしまい、読者が狭くて売れにくい本になってしまいます。

似たような本も多くでてしまっているので、同じような本を後から書いても企画は通りにくいもの。

いかに別の視点を持ち込むか、組み合わせるかの工夫が、売れるかどうかには決定的に重要なのです。

分かりやすい例で言えば、TVの「放送大学」と「民放の勉強バラエティ」の違いです。

放送大学では名だたる有名大学の教授をはじめ、掘り下げた学問分野を持つ人や、権威のある専門家が話します。

対して民放の勉強バラエティでは、元予備校講師や新聞記者などが主役。

後者は学問の面でも専門性の面でも、前者には及びません。

でも関心を引く話術や身近かに感じるテーマ選び、巧みな構成や演出を組み合わせることで、

はるかに多くの人が楽しめて、為になる番組になっているのですね。

いかがでしょうか?

堀り下げた学問分野がなくても、

飛び抜けた専門領域をもっていなくても、大丈夫。

「読者の問題解決になる本」で「売れる本」を企画し、

出版していきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2016/03/30迷わず良い本を書くのため"道しるべ"

こんにちは、樺木宏です。


地図を見ているときは方向がよく分かるのだが、

そのあと景色を見ていて歩いていると、どっちを向いているか分からなくなってしまう。

こうしたことって、よくありますよね。


じつは、出版企画の考案や、執筆でも同じ事が起こります。


企画の考え始めや書きはじめでは、

「こういう人に向けて、こういうことを書こう」というのがよく分かっていても、

それを構成に落とし込んで、各項目に何を書こうか、と考えているうちに、

だんだんあいまいになり、内容と一致しなくなってくる。

気がついたら、方向性と合わない項目や、文章を書いてしまっていた、

ということが良く起こってしまうのです。


その都度気づいたら直していけばよいのですが、時間もかかりますし、

労力が無駄になるのは精神衛生上も良くないですよね。


そうならない為には「道しるべ」が必要です。

具体的には、"読者の心情"を意識し続けること。

それが、あなたの本の方向を指し示す道しるべになります。


なぜなら、ほとんどの場合、方向性を見失うのは読者を見失っているからなのです。

読者は素人や入門者なので、プロである著者とはレベルが異なります。

だからよほど注意していないと、分かりずらくなったり、読者が関心の無いことを書いてしまったり、

読者の再現性が無くなったり、ということになりがち。


これはどんなに優秀な人でも陥ります。

能力というよりも、感情の問題なのですね。


だから、だから読者の心情を明確にイメージし「その人の為に書く」という感情を強く持てれば、

方向性を見失うことは無くなります。

いかがでしょうか?

企画が迷走することなく、ラクに良い本を書くための、ご参考になれば幸いです。

 

2016/03/16"権威のある人"が気をつけたい落とし穴とは?

こんにちは、樺木宏です。


本を書こうという人は、プロであり専門家です。

だから気づかないうちに「自分レベル」で思考してしまいます。

これが、初めて本を出そうとする人の落とし穴になりがち。


よくあるのは、

・用語が難解

・想定する読者のレベル感が高すぎる

・抽象的で分かりにくい内容

といったことですね。


気をつけたいのは、その分野で優秀であればあるほど、この落とし穴にハマりがち、ということ。

難しいことを難しいまま伝えてしまっても、それに気づけない、ということが起こりやすいのです。

特に権威ある立場にいる人は、人一倍気をつけないといけません。

ビジネス本や健康本など、ノンフィクション系の本は、読者の問題を解決し、その対価をもらう存在です。


だから著者の価値は、どれだけ読者の問題解決をできるかで決まります。


いわば、小乗仏教と大乗仏教の違い、ともいえるでしょうか。


自らの優秀さに目がくらみ、自己満足の落とし穴に陥ってしまうのは、避けたいですね。


あなたの能力を、世の中の「価値」に変えるための、ご参考になれば幸いです。

 

2016/01/06出版は"大きく考える"と上手くいく

こんにちは、樺木宏です。


さて、あなたは今年はどのような目標を立てているでしょうか?

「初めての本を絶対出す!」

という方もいれば、

「ベストセラーを出したい」

という方もいると思います。


いずれも素晴らしい目標だと思いますが、あえて1つ注文を付けさせていただくなら、

「大きく考えましょう!」

ということになります。

どういうことかと言うと、

・初めての本を出そうと言う人であれば、1冊ではなく「3冊出版する」と考える

・ベストセラーも漠然と数万部ではなく「20万部越え」など具体的にする

といった事です。


なぜそうすると良いのか?と言えば、

明らかに情報へのアンテナの感度が上がり、ノウハウを受容できる受け皿が広がるからです。

自分の強みに気づきやすくもなりますし、世の中のトレンドにもより敏感にもなれるのです。

1冊でいいや、と思っていると、せっかく得たノウハウを中長期に渡って体得しようとせず、

すぐに忘れてしまうかも知れません。

ここを変えれば企画が通る、というとき、目標が大きければより柔軟になれる、ということも大きいです。


実際、私の知る著者さんで本を数年で10冊近く出している人は、例外なく最初から、

「本を出し続けることをビジネススタイルにする」

と決めている人が多いです。

そうした人はみるみるノウハウを体得し、人脈も広がり、自然と本を出し続ける環境が出来てきます。

逆に「1冊出せれば十分」という人で、出し続けている人も、ベストセラーになった人を私は知りません。

なので、「大きく考える」ことをお勧めしているのですね。


いかがでしょうか?

大きく考えて、あなたのブランド力をさらに高めて行きましょう。

ご参考になれば幸いです。

 

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